本当に便利?設置する前に知るべき自動ドアのメリット・デメリット

2021.4.30

本当に便利?設置する前に知るべき自動ドアのメリット・デメリット

商業施設、公共施設、デパートなどさまざまなところで使われている自動ドアは私たちの生活を快適にする便利なアイテムです。便利なだけでなく、自動ドアの消費電力は意外に少なく節電効果が高いということも自動ドアの導入が進められている一因になっているのかもしれません。

自動ドアの導入をご検討中の方はこのコラムを参考にしてみてください。

自動ドアを導入する4つのメリット

自動ドアを導入するメリットは大きく4つあります。

利便性

自動ドアと普通のドアの大きな違いはドアを開閉する手間がかかるかどうかです。

普段生活する中では、ドアの開閉にそれほど手間を感じることはないかもしれません。しかし、両手に荷物を抱えている場合やカートを引いている場合、人の通行が多い場合などはドアの開閉が負担に感じることがあります。

自動ドアならばそれらの手間がかからないので、商業施設や宿泊施設、公共施設などでは自動ドアを積極的に取り入れることによって、利便性を向上させています。

バリアフリー

ドアの開閉は設置する場所だけでなく使う人によっても大きな手間をかけます。とくに、高齢者や障がい者にとってはドアを開閉するだけでも大変な思いをすることがあります。そのため、自動ドアの設置はバリアフリーにも役立っています。

自治体や公共交通機関などが主導して、出入り口やトイレなどに自動ドアを導入する傾向がみられていますが、そのようなバリアフリーが進んでいけば、高齢者や障がい者にとってもより住みやすいまちになるでしょう。

省エネルギー

自動ドアは節電の効果をもたらすこともあります。ドアを開放状態にしておくと室内のエアコンが出した空気が室外に流出してしまいます。これではエアコンに使う電力が無駄になってしまいます。そこで、自動ドアがあれば、室内の空気が室外に流出するのを最低限にすることができるでしょう。

2008年にはニューヨークでエアコンをつけたままドアを開放することを禁止した条例が、2012年には韓国でも同様の政令が発令されていることから、自動ドアがもたらす省エネルギーの効果は非常に高いことがうかがえます。自動ドアの節電効果については後述の「3.進む自動ドアの節電効果」で詳しく説明します。

衛生管理

手を使ってドアを開閉すると、触れたドアノブから風や病気の菌に感染することがあります。とくに、病院や食品工場では病気や菌の感染経路を少しでも減らしたいので、衛生管理のために自動ドアを導入するということもあります。

また、気密性の高い自動ドアを使うことで、室内側の気圧を高めることができ、塵やほこりなどの侵入を防ぐことができます。この面でも、やはり自動ドアは衛生管理に役立つということができるでしょう。

      自動ドアを導入する4つのメリット

気になる自動ドアの消費電力

自動ドアは一般的には電気で動くので、電気代が気になる人も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

自動ドアの消費電力は、ドアの大きさ、機種、使用頻度によっても変わってきますが、一般的には1開閉で0.09w(0.00009kwh)になっています。これは、40Wの電球をおよそ8秒間点灯させるのと同じ電力で、1日8時間で1000回開閉させたとしても2.6円くらいしかかかりません。無休で1か月使い続けたとしても、月に約4.3kwの消費電力で80円程度になります。思っていたよりも自動ドアの消費電力が少ないという人は少なくないでしょう。

進む自動ドアの節電効果

前述のとおり、自動ドアの消費電力は意外と少ないため、自動ドアには節電効果があります。ここでは、自動ドアの節電効果について詳しくみていきましょう。

消費電力を上回る省エネ効果

自動ドアは新しいものへと変わるにつれて節電効果が高まってきています。古い型の自動ドアの消費電力は1か月あたり約25.3kwhで455円くらいかかっていました。しかし、最近の自動ドアはその5分の1未満に近い消費電力と料金しかかかりません。古い自動ドアと新しい自動ドアの消費電力を比較すると、最大で約83%もの節電効果があるといわれています。

エアコンの冷暖房の空気が外にもれなくするというだけでなく、自動ドア自体にもこのような大きな省エネ効果があるので、すでに自動ドアを使っている場合でも新しいものに取り換えることでさらに省エネ効果が期待できるでしょう。

電気不要の自動ドアもあります

ところで、そもそも電気がいらない自動ドアが存在することをご存知ですか?電気不要の自動ドアは体重でドアが開閉する仕組みになっています。

電気を使わないことで、電気代がかからないことはもちろんのこと、二酸化炭素を排出したり、漏電・感電の危険や電磁波が発生したりすることもありません。

電気不要の自動ドアはオフィスや店舗、公共施設などで幅広く使用できるほか、高齢者や障がい者でも安心して使うことができます。ただし、体重が軽い子どもなどでは自動ドアが開閉しないこともあるので、その場合は手動で開閉する必要が出てきます。

      気になる自動ドアの消費電力

自動ドアのデメリットにも要注意

自動ドアにはデメリットもあります。そのデメリットの多くは、電力の消費やデザインなどの問題ではなく、事故を起こすということにあります。自動ドアは不特定多数の人が使い、明確な安全基準がないため、事故を完全に避けることは難しくなっています。自動ドアでよく起きる事故について、ご紹介します。

ドアに挟まれる

自動ドアの開閉は開閉速度の調整やセンサーの不具合などによって意図しないタイミングで開閉することがあります。そのため、自動ドアに挟まれて打撲や骨折などの怪我を負うケースが少なくありません。

自動ドアを通過する際は正面から通過するとともに、閉じかけたドアに無理に入ったり、ドアの間で立ち止まらないようにしたり注意して使いましょう。

ドアが開かない、ドアにぶつかる

自動ドアはガラス張りになっていることも多いので、使用者がドアの開閉を確認できずにぶつかってしまうこともあります。これも出血や打撲などの怪我を引き起こす原因になり、危険です。

使用者が注意することはもちろんのことですが、設置者が自動ドアを設置する際に自動ドアに注意表示をしておけば、この事故は防ぐことができます。また、自動ドアのセンサーの検出範囲を工夫したり、自動ドアの素材に気を付けたりすることも重要です。

自動ドアの溝にはまる

自動ドアの開閉のためには溝が必要です。この溝にはまって転倒し、けがをするケースもあります。これは自動ドアの構造上避けられないことなので、自動ドアを通過する際は溝にも注意しなければなりません。

まとめ

自動ドアにはメリットもデメリットもあります。しかし、自動ドアの開発技術が向上してきたことと、公共施設や商業施設など多くの場所で自動ドアの必要性が生まれてきたことで自動ドアの設置数は年々増えてきているということができます。自動ドアにはこのコラムで紹介したような節電効果もあるので、自動ドア導入のメリットはデメリットを上回るという考え方もできるでしょう。

自動ドアを安全にかつ効果的に設置するためには、業者の協力が必要不可欠になります。自動ドア導入をご検討中の方は業者に相談や依頼をすることをおすすめします。

自動ドア修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「自動ドア修理」をご覧ください。



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