自動ドアが開かずに落ち込んだ経験はおありでしょうか?
自分だけに反応せず、目の前でドアが閉まったまま……自分は自動ドアに反応してもらえないほどの存在感なのか……などネガティブになってしまったり、周りの目が気になって恥ずかしいなどの思いをされたことがある人はいると思います。
しかし、このように自動ドアが開かない現象には、きちんとした原因があります。服装や持ち物に気を配るだけで、自動ドアに反応してもらいやすくなるのです。
目次
自動ドアが開かない理由とは?
自動ドアが開かないのには理由があります。それぞれセンサーの種類によって異なりますが、現在主流の赤外線反射センサータイプの場合、服の色や材質によって、開きにくくなることがあるといいます。
この赤外線反射センサータイプは、頭上のセンサーから近赤外線を出し、その反射がどれだけ変化したかを判断してドアが自動で開くシステムになっています。つまり、人がセンサーの下へ来たとき、床面との色の差や材質の差をキャッチして開いているということになります。そのため、色や材質の差が少ない服の場合、開きづらいことがあるそうです。
人によっても自動ドアが開かない場合がある
自動ドアが開かないのは、男性よりも女性のほうが開かないことが多いようです。
これもセンサーによって変動しますが、痩せているとセンサーに反応しづらかったりします。
また冬場などの寒い時期はとくに反応しないことが多く、エントランスマットと同色のアウターや帽子、手袋などを付けて露出が少ない人。外気温との差があまりない低体温の人、また静電気体質の人や厚底靴やヒールを履いていると反応しにくくなるようです。
自動ドアのセンサーの仕組み
自動ドアが開かない理由はセンサーの仕組みにもよります。
ひとことに自動ドアといっても、自動で開くためのセンサーにはいくつかの種類があり、特徴も異なります。
【自動ドアの種類】
自動ドアには赤外線反射センサー、光電センサー、感圧マット、電子マットの4タイプがあります。現在もっとも多く使われているのは「赤外線反射センサー」です。
赤外線反射センサー
頭上に設置された赤外線センサーで一定範囲の赤外線の反射量の差で色や温度を測り、総合的に判断して開く動作をさせます。
このセンサーは色や素材で左右されることが多いため、反射がうまく返ってこないと、それらの差を判断ができず反応しません。綿や麻など天然素材は反射しやすいですが、一方で化繊やプラスティック製品は透過してしまう特徴があります。
光電センサー
膝位置くらいの高さの左右センサー間の光が遮られるなどして、光量に変化があった時に動作するタイプのセンサーです。通過するものの表面積が大きければ作動しやすいため、痩せていると検知しづらくなります。
感圧マット
以前は主流であった、足元に敷いたマットが圧力(体重)を感じて開くタイプのものです。およそ10kg以上で作動するようになっており、感度によっては上で飛んだり跳ねたりしないと作動しない場合も多々ありました。
電子マット
入り口の床に埋め込むタイプのセンサーマットです。10cm程度の高さのところに微弱な電波(静電気)を流しておき、電波を通す物体がその上を通ったときに作動する仕組みになっています。そのため、電波を通しづらいゴムなどの素材は検知することが難しく、あまり使われていないようです。
自動ドアを反応させるコツとは?
自動ドアが開かない理由はセンサーの種類によっても異なりますが、いくつか考えられる原因とその対処法をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
外気温との差
外気温と体温などの差が少ないと開きづらいことがあるようです。
猛暑日など外気温が高いときは、人の体温との温度差が少ないため検知しづらくなります。逆に、冬場の寒い時期になると、低体温の人は検知されにくくなります。
対処法:夏場の場合は冷たい飲み物を飲んだり、涼むなどして体温を下げたりするといいかもしれません。逆に冬場は、温かい飲み物を飲むなどして温まり、外気温と差を作ることがポイントです。
動作の速度
センサーは雨や雪、風で動くゴミなど全てのものに作動しないように、変化の速さも測って判断しています。そのため、あまりゆっくりとした動き方では作動しないことがあります。
対処法:あまりゆっくりとした動きをせず、自然な速さを心掛けることがポイントです。
服装の色や素材
エントランスマットと同色の服装は検知されにくくなります。とくに黒い色は、赤外線を吸収しやすいため、黒髪であっても反応が鈍くなることがあります。
対処法:明るい色の服を着たり、肌を露出させることも効果的です。また髪の色は明るめの色やカラフルな色の人は反応しやすいです。
ほかには冬場で、もし暗い色のアウターの下に白シャツなど明るい服を着ているのであれば、アウターを脱いでみるといいでしょう。
仕事中であれば書類など、明るいものや光を反射するものをかざしながら通ると効果的です。また顔を上に向けて、顔面を検知させることで反応することもあります。
まとめ
自動ドアが開かないと周りの目も気になって恥ずかしいですよね。しかし、センサーが反応しないのは、服装などが原因であったということがお分かりいただけたかと思います。
秋冬など寒い時期になると、自動ドアに反応してもらえないということが増えるようですので、気になる方は一度、ご自身の服装や持ち物に気をつけてみてはいかがでしょうか?
また、自動ドアを設置した側からするともしかしたら壊れてしまったのかもしれないと不安になるかと思います。今回ご紹介した反応しやすい、反応しにくいといった特徴のほかにも何か症状が出ている場合は故障の可能性も視野に入れ設定などを考えてみるといいかもしれません。何かあれば業者に相談をしてみることをおすすめいたします。
自動ドア修理を依頼できる業者や料金
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