年末の大掃除は順番が大切!基本とコツを押えてきれいに掃除をしよう

2021.4.30

年末の大掃除は順番が大切!基本とコツを押えてきれいに掃除をしよう

大掃除は新しい年を気持ちよく越すために、やらなければいけないビックイベントです。日常的にする簡単な掃除とは違い、いつも使うリビングやキッチン、浴室に至るまできれいにしたいものですよね。

一度の掃除で範囲を広くきれいに掃除をしようと思うと思ったより、時間と労力を使ってしまい、ペース配分を間違えれば、大晦日までに大掃除を終えられなかったなんてことも。
このコラムでは大掃除の順番や効率のよい大掃除のやり方まで幅広くご説明していきます。

大掃除の鉄則!効率がいい掃除の順番

大掃除でまず気をつけなければいけないことがあります。それが、大掃除の順番です。「大掃除をするのに順番なんて……」と思われるかもしれませんが、限られた時間で効率的に掃除をしようと思うなら覚えておくといいですね。

順番①片付けと処分

最初におこなうべきことは家の中にあるいらないものの処分、そして掃除に必要ないものの片付けです。

掃除のときに無駄にものがありすぎると、ものを見つけた都度に、捨てるかどうかの判断で無駄に時間を使ってしまいます。また、単純に掃除をする際に障害物が邪魔でどけるのに時間が無駄にかかってしまうのです。極力、ものがない状態で大掃除に取り掛かりましょう。

順番②:掃除の際は水回りから

片付けや処分をしたら次は掃除をおこないましょう。掃除をするときは水回りから。キッチン→トイレ・浴室・洗面所というふうに、汚れがひどいところから攻略していきます。なぜ、水回りから掃除するのかというと、そこが家の中でも汚れている場所だからです。また、水回りの掃除をおこなうと、濡れてしまうことも理由のひとつです。

ほかの部屋を掃除し終えてから水回りに取りかかると、手足が汚れたり濡れたりした状態で部屋を移動することになります。すると、もう掃除を終えた部屋を汚したり濡れたりするおそれがあるのです。

水回りの掃除を後回しにしてしまうと、せっかく家の中をきれいにしたのに、汚れてしまったり濡れてしまったりしたら、掃除の効率も下がってしまうのです。

順番③:各部屋の遠い順から

部屋が何部屋かある家では、各部屋の掃除をおこないましょう。掃除をおこなうときは玄関から遠い部屋からおこなうと、きれいに掃除がしやすくなりますよ

順番④:床や廊下や玄関、ドアノブ、手すり

大方の部屋の掃除が終われば、次は廊下や玄関をきれいにしていきます。床や廊下は各部屋の掃除や水回りの掃除をおこなうときに汚れてしまうため、掃除の順番の最後のほうにおこなえば効率よく掃除をすることができるのです。掃除が終われば、最後にドアノブや手すりに不具合がないか確認しましょう。

大掃除をするときに押さえるべきポイント

より効率的に大掃除をおこないたい場合、大掃除の順番のほかにも、掃除をする際のポイントを押さえておきましょう。

ポイント①:スケジュールを立てておく
大掃除は掃除する範囲が広く、限られた時間の中でしなければなりません。できるだけ効率よく掃除するためにも、スケジュールを立てておくとよいでしょう。

スケジュールを立てる際は、まず、どの部屋から大掃除するか順番を決めます。1日では難しいようでしたら無理をせず、2日間に分けて考えましょう。

大掃除となると、冷蔵庫や食器棚の後ろ、洗濯機の下などいつもの掃除ではなかなか手をつけられない場所もきれいにできるいい機会です。この部分を何分、この部屋を何分と、時間配分も書き出しておきましょう。

また、大掃除は規模を決めておかないと終わりが見えなくなってしまうため、今回の大掃除でどこまでの範囲を、どのくらいの精度でやるか事前に決めておきましょう。

ポイント②:大掃除のリストをつくっておこう
大掃除のリストをつくっておくと次に掃除する場所を把握できることと、次の計画を立てやすいためおすすめですよ。

ポイント③:大掃除までにいらないものを処分しておく
1章でもご紹介しましたが、大掃除のときにいらないものがたくさんありすぎると、判断して捨てるのに時間がかかってしまいます。常日頃からいらないものは家に置いておかないことを意識しておきましょう。このポイントを押さえておくだけでも、効率的に掃除をしやすくなりますよ。

いらないものを処分するときは、買取りサービスを利用する手もあります。売るなら【ウリドキ】などを利用して、不用品処分を効率的に進めていきましょう。

ポイント④:掃除が大変な場所はなるべく掃除をしない
大掃除なのに……。そう思ってしまうでしょうが、掃除が大変な場所はなるべく掃除しないことも、時間内に大掃除を完了するためには大切です。

時間があるのであれば掃除をするに越したことはありませんが、汚れが蓄積された場所の掃除は時間だけでなく、体力も集中力も消費してしまうため、時間がない場合は後回しにしましょう。

また、大掃除をおこなう予定があるのであれば、その間の時間があるときに、頑固な汚れがある場所だけ掃除を終えてしまうのも手段です。

ポイント⑤:掃除をするときは上から下へ
掃除をするときは上から下にいくようにおこないましょう。上から掃除をする理由としては、掃除したほこりやごみ、汚れが床(下)へ落ちていくからです。床を掃除したのに、床から上ででたほこりやごみが下に落ちてしまえば、二度手間で掃除をしなければいけなくなります。

ポイント⑥:奥から手前へ
「奥から手前へ」も二度手間を起こさないためのルールです。掃除機やモップなどをかける際に部屋の入口から始めて奥へ進んでしまうと、汚れた足で掃除が終わったきれいな床を踏んでしまうのです。

ポイント⑦:家が広い場合は複数人で
家族がいる場合は役割を分担すればその分、掃除の負担は減るでしょう。

大掃除当日までの流れもチェックしておこう

大掃除の当日になってどこから始めようか悩むことのないように、事前準備をしておきましょう

まず、大掃除の前日までに掃除をする場所にそこで使う予定の道具をセットしておきましょう。当日に道具をあれこれ探さず、スムーズに作業に入ることができます。大掃除が始まってからあせることのないように、ぞうきんやごみ袋、洗剤などは多めに準備しておきましょう。

さらに、先ほども申し上げたとおり、大掃除当日までに、何時から何時までに終わらせる!と時間配分を決めておくことも大切です。掃除をしている最中に、ほかの汚れた箇所が気になるかもしれませんが、その日はここをやる!と、決めたところに集中して頑張りましょう。

また、漂白などのために漬け置きするものは前日におこなっておき、当日は洗い流しやすすぐ作業のみになるようにすると、よりスムーズで時短になります。2日間で掃除をすると決めている方は、こういった行程は1日目にやっておきたいですね。

そして、大掃除が終わったら、少しぜいたくをするなどのことで、自分にご褒美をあげることも大事です。当日に掃除を始める前にご褒美が何かを決めておくと、モチベーションを維持しやすいかもしれません。

場所別掃除のやり方・順番【キッチン編】

大掃除の順番、ポイントを押さえたら、早速掃除に取り掛かります。まずはキッチンから掃除していきましょう。キッチンを掃除する場合、こういった順番で掃除をおこなうときれいにできますよ。

キッチンの掃除の順番

順番①:ガスコンロの周り
キッチンを掃除する場合はまず、ガスコンロの周りから掃除をしましょう。ガスコンロの周りは頑固な油汚れがあるため、キッチンの中でもとくに掃除に時間を費やす場所なのです。
換気扇やガスコンロの洗浄可能なパーツなどは、浸け置き用洗剤を溶かしたぬるま湯で浸け置きしておきましょう。

順番②:水回り
排水口などのぬめりがある部分は。歯ブラシなどを使って掃除をしていきましょう。

順番③:冷蔵庫・食器棚
冷蔵庫の中にあるいらないものは捨てる。食器棚は一度、食器を取り出して棚の中にたまったほこりやごみを拭いていきましょう。

場所別掃除のやり方・順番【トイレ・浴室編】

キッチンの掃除が終わったら、トイレ、浴室の掃除をしていきましょう。まずは、トイレ掃除の順番をご紹介し、その後に浴室掃除の順番をご紹介していきます。

トイレ掃除の順番

トイレ掃除はほかの掃除と比べると範囲が狭いため、順番正しく掃除をおこなえば早く、簡単に掃除を終えることができるでしょう。

・便器に洗剤を吹きかけて放置
・その間にトイレの扉手前から奥にかけて掃除する
・掃除が済んだら洗剤を吹きかけておいた便器を掃除します

浴室掃除の順番

浴室の掃除は以下の順番ですると効率よく掃除ができますよ。

①天井

天井はなかなか手が届きづらい場所なため、浴室掃除をおこなう場合は最初のほうでおこなうようにしましょう。

・柄のついた雑巾やスポンジに洗剤(カビ取り剤)を染み込ませる
・天井に洗剤を塗り込んで放置
・放置したら洗剤を洗い流す

※カビ取り剤が体についたり目や鼻、口などに入ったら大変危険なので、洗剤が当たらないように配慮してください。

②シャワーヘッド・蛇口など

これらの掃除は中性洗剤である程度きれいに掃除できます。水垢などが気になる場合はクエン酸などの酸性のお掃除アイテムできれいに掃除をしていきましょう。

③浴槽

・お湯をかける
・浴槽用の洗剤をスポンジに染み込ませこすり洗いをする
・水や汚れをお湯で流す

汚れがひどい場合は重曹と残り湯を使って、頑固な皮脂汚れなどを掃除していきましょう。

④床や壁

床や壁を掃除する場合は、まず壁からおこないましょう。
壁が汚れている場合、汚れを洗い流すと当然、床に流れます。壁の汚れが床についてしまいますので、壁から床へきれいに掃除するのです。

壁の掃除
・汚れが気になるところに洗剤水やクエン酸水を吹き付ける
※汚れがひどい場合はラップでパックする
・スポンジや歯ブラシを使って汚れを洗い流す

カビが生えている場合はカビ取り剤を使いましょう。

床の掃除
床を掃除する場合は……。

・汚れが気になるところにクエン酸水をかける
・かけたら、重曹を上からかける
・泡が立ったらスポンジなどを使って発泡したら広げる

※汚れがひどい場合はラップでパックする
・放置したらブラシなどでこすって汚れを落とす
・お湯で洗い流したら完成

⑤排水口

・ごみを取り除く
・浴室用の洗剤と使い捨ての歯ブラシなどを使って、目皿や排水トラップのぬめり、汚れを取る

場所別掃除のやり方・順番【リビング・窓編】

リビングと窓を掃除する場合は以下の順番でおこなえるといいでしょう。

リビングの掃除をする順番

①天井
浴槽の天井掃除のように柄のついた雑巾やモップで、天井の汚れ、ごみ、ほこりを拭いていきます。

②ドアや壁、照明
天井の掃除が終わったら、壁やドアについた汚れを拭いていきます。このとき、照明の汚れやほこりも落としていきましょう。

③家電や家具
②が終わったら、家具や家電にたまったほこりなどを拭いてきれいにしていきます。
・軽く家具や家電についたほこりを払う
・ほこりを払った後は軽く雑巾などで水ぶき、乾拭きをする

という感じで掃除してみてください。

④床
床は最後に掃除をしましょう。モップや雑巾などで軽く床を掃除してから掃除機を使いましょう。

リビングの掃除はこういった感じでおこなってみてくださいね。

窓掃除

窓掃除をおこなう場合も順番があります。

①網戸
・網戸の裏側に新聞紙を貼り付けて、掃除機で汚れを吸い取る
・雑巾を2枚用意し、網戸の表と裏から吹きあげる

②サッシ
・サッシにたまった汚れやほこりをふきとる
・角などにたまった汚れはキッチンペーパーや割りばしを使って取っていく

③窓ガラス
・新聞紙を水で濡らして窓の外側を拭いていく
・新聞紙で乾拭きする
・これを表裏おこなう
窓ガラスの掃除方法はさまざまです。自分がやりやすい方法で掃除をおこなってみてくださいね。

窓の掃除をおこなう場合は網戸→サッシ→窓ガラス。これらの順番でおこないましょう。

準備しておくと便利な掃除グッズ

大掃除の際に用意しておくと何かと便利なものを紹介します。

割りばし

先の部分がななめに切り出されているタイプは、汚れをはがすヘラとしても使えます。また、先端に古い布を巻きつければ、狭いすきまのお掃除に役立つのです。

竹ぐし・綿棒

フローリングの狭いすきまなど、割りばしでは届かない細かいところの掃除に役立ちます。

歯ブラシ

使い捨てるので、新品でなく古いものを用意してください。シンク、お風呂、トイレなどの複雑なつくりになっている部分などをこすりたいときに使えます。お風呂の壁など、タイルの間の汚れを落とすときにも歯ブラシは便利ですね。

新聞紙

丸めて濡らして窓のお掃除にも使えます。また、新聞紙を広げて敷いておけば高いところを掃除したときに汚れが散らばっても、まとめて捨てられます。

バケツ

水を汲むために洗面所へ何度も足を運んでは、余計に体力を使ってしまいます。なので、水をためたバケツを掃除する部屋へ持ち運べば、いちいち水を汲みにいかずに済みます。

エプロン

ポケットがついているものがおすすめです。エプロンは服が汚れるのを防ぐほか、手袋をエプロンのポケットに挟んでおけば着脱しやすくなります。また、割りばしや歯ブラシなど小さな掃除用具を入れておけたりするので便利ですね。

掃除済みチェックリスト

大掃除の順番を決めるときに、こちらも一緒につくっておきましょう。チェックリストをつくっておけば、掃除した場所を忘れずに済むうえ、どこまで終わったかも人目でわかるので、モチベーションを維持することにもつながります。

頑固な汚れがある場合は……

家の中に頑固な汚れがありすぎると、限られた時間の中で掃除を終わらせることは難しいでしょう。頑固な汚れとは換気扇の油汚れや、水回りのカビなどです。1ヶ所だけならまだしも、こんな汚れが何か所もあれば掃除をするモチベーションすら下がってしまいますよね。そんな場合は家の掃除を手伝ってくれるハウスクリーニング業者に一度相談してみるとよいでしょう

依頼すれば家全体を掃除してくれるでしょうが、換気扇のみ、エアコンのみの掃除の依頼も可能ですよ。
料金は業者にもよりますが、以下のような金額が目安となります。

エアコンクリーニング:約10,000円~
浴室:約13,000円~
換気扇:約13,000円~
キッチン:約15,000円~

詳しい料金を知りたい人は業者に見積もりを依頼してみてくださいね。

まとめ

大掃除の順番とともにスケジュールを決めることは、時間と労力をうまく使い、効率的にきれいに掃除をするためには必要なことでしょう。

とくに、水回りの掃除は1年十分に掃除しきれなかった分の、頑固な汚れがこべりついています。ここを掃除するだけでも何十分、何時間もの時間を労費してしまうことも……。

こういった不測の事態を避けるためにも計画的に大掃除をおこないましょう。
また、大掃除をおこないたいけど、年始までに掃除しきれるかどうか不安……。汚れを取るのが大変。こんな場合は一度、ハウスクリーニング業者に相談してみてくださいね。


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