お風呂のエプロンはカビの温床!きれいに掃除する手順とコツをご紹介
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
毎日使うお風呂は常にピカピカにしておきたいですよね。しかし、お風呂のエプロンはついつい掃除を忘れてしまいますよね。また、カバーを取り外したあとの汚れはあまり見たくないものです。
しかし、掃除をしなければ黒カビだらけでずっと汚れたままです。そこで今回はお風呂のエプロンの掃除方法を紹介します。「えっ、エプロンって取り外せるの?」というかたや、「エプロンの掃除ってどうすればいいんだろう…」というお悩みを解決します。
目次
お風呂のエプロンってどこ?
そもそもお風呂のエプロンってどこか分からないかたも多いのではないでしょうか。バスタブ周りは一見床とつながっているように見えますが、実はバスタブの側面にカバーが取り付けられています。この部分がエプロンです。
このエプロンカバーは、下部か側面から持ち上げるようにすれば外すことができます。一人で外せるぐらいの重さですが、メーカーによっては業者以外取り外しを推奨していない場合もあるため、取り外す前に取扱説明書やメーカーに確認するとよいでしょう。
エプロンカバーには、フックが付いているタイプやネジなどで固定されているタイプ、そもそも取り外せないタイプもありますのでご注意ください。
お風呂のエプロンの内部にはカビが溜まりやすいもの
お風呂のエプロンはバスタブに密着しているため、普段はあまり気にかけることが少ないかもしれません。しかし、バスタブとエプロンにはわずかにすき間が空いているため、そこからバスタブに溢れたお湯が入り込むことがあります。そのため常にエプロンの内側のバスタブは湿気だらけになっています。
湿気は黒カビを発生させる原因となります。お風呂場に換気装置がある場合でもエプロンのすき間までは乾燥させることは難しいでしょう。
黒カビは身体を洗い流した際に出る皮脂汚れやせっけんカスなどが大好物です。また、25~30℃ぐらいの気温を好むため、バスタブの暖かい温度はカビが非常に蔓延しやすい環境となっています。
いままで一度もエプロンを外してないようでしたら、取り外してカビが発生していないか確認してみてはいかがでしょうか。
溜まるのはカビだけではない!
お風呂のエプロンに溜まるのはカビだけではありません。白い固まりのようなものが付着していたら、それは水垢です。水垢は水道水のミネラルが固まって結晶化したものです。水垢が蓄積していると、簡単には落とせないことが多いです。
また浴室には黒でも白でもない、ややピンク色の汚れが付着している場合があります。これは赤カビと呼ばれていて、間もなく黒カビになる状態です。黒カビになると汚れが落としづらくなるので、見つけたら早めに掃除をしましょう。
では、どのようにしてカビや水垢、皮脂汚れを落とせばよいでしょうか。
それぞれの汚れにあった方法で対処していきましょう。
エプロンを外して掃除をしましょう
お風呂のエプロンは普段はあまり汚れることがないため、こまめに掃除する必要はありません。エプロンを外して掃除をするのはかなり大変な作業となりますので、年に2回程度掃除をおこなうようにしてみてはいかがでしょうか。
エプロンの外側はバスタブと一緒に定期的に掃除していれば清潔に保てます。
掃除前に準備するもの
お風呂のエプロン部分を掃除するのに必要なものを紹介します。それぞれの汚れに対応した洗剤を使用して、効率よく汚れを落としていきましょう。
・ブラシ
・スポンジ(メラミンスポンジなど)
・雑巾
・クエン酸
・重曹またはセスキ炭酸ソーダ
・空のプラスチックスプレーボトル(2個)
クエン酸と重曹は洗剤の代わりに使うことができます。最近話題になっているためご存じのかたも多いのではないでしょうか。どちらも100円均一や薬局、ホームセンターなどで購入することができます。
クエン酸は、小さじ1杯の分量に対して約200mlの割合で溶かし、空のスプレーに入れましょう。重曹は、小さじ1杯の分量に対して約100mlで同じように作りましょう。
また、重曹はペースト状にして汚れに直接つけても効果的です。重曹ペーストは、水と重曹を1:2の割合で容器に入れて混ぜることで作ることができます。しつこい黒カビ汚れを見つけたら、重曹ペーストを使いましょう。
また、重曹の代わりとして使用できるのがセスキ炭酸ソーダです。どちらも人体や環境に優しいため、安心して使うことができます。重曹とセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性です。そのため反対の成分である酸性の汚れを落とすのに適しています。
いっぽうのクエン酸は名前に酸がつきますので弱酸性です。その反対のアルカリ性の汚れは、ミネラルを含む水垢となります。黒カビや赤カビを落とすには重曹かセスキ炭酸ソーダ、水垢を落とすにはクエン酸を使いましょう。
お風呂のエプロン掃除の手順
それでは、お風呂のエプロン掃除の方法を見ていきましょう。
①最初に黒カビやぬめりを軽く落とすためにシャワーでエプロンを流しましょう。汚れが水圧で浮いてくるようであれば、ブラシやスポンジでこすって落としておきます。
②重曹かセスキ炭酸ソーダを溶かしたスプレーを黒カビの目立つ部分に吹きつけていきます。重曹が染み渡るまで30分から1時間ほど放置しましょう。黒カビが密集している部分には、先ほど紹介した重曹ペーストを直接つけて放置するのもよいでしょう。
③しばらく放置したらシャワーで重曹ごと黒カビを洗い流します。浮いた汚れは①の手順と同じように、ブラシやスポンジで軽くこすって落としていきましょう。
④ここまでの作業で黒カビはだいたい落ちているでしょう。しかし、水垢汚れは残っているかもしれません。クエン酸のスプレーを水垢で白く固まった部分に吹きつけましょう。その後、さらに1時間放置します。
⑤再度シャワーで洗い流して残った汚れは、目地の細かいメラミンスポンジなどでこすって落としましょう。一通り汚れを落としたら、雑巾などで拭きあげて乾燥させます。エプロンカバーの裏も汚れて場合があるため、同じように落としておけば完了となります。
きちんと乾いたらエプロンカバーを取り付けましょう。重曹・セスキ炭酸ソーダとクエン酸を組み合わせることで、黒カビも水垢もすっきり落とせたのではないでしょうか。
奥まったとこが掃除できない…そんなときはプロの手を借りよう
お風呂のエプロンを取り外して側面の見える部分はキレイに汚れが落とせたけど、手が届かない奥まったところはどうしても汚れが残ってしまいますよね。また、先ほど紹介した掃除方法でも長年こびりついた黒カビは、重曹やクエン酸でも落とせないことがあります。
お手上げだと思ったら、プロの手を借りてみてはいかがでしょうか。プロによるクリーニングは、一般的な薬局やホームセンターで販売されている洗剤とは異なる、特殊な洗剤で汚れを落とします。また、知識と経験が豊富なため、作業をスムーズにおこなってもらえるでしょう。
お風呂のエプロンだけではなく、お風呂場のドアのゴムパッキンにこびりついたカビ汚れなども取ってもらえるでしょう。お風呂場全体をキレイにしたいけど個人の力では大変と思ったら、クリーニングのプロに相談・依頼してみることをおすすめいたします。
まとめ
お風呂のエプロンは普段は気にすることがない場所かもしれません。ですが、毎日の入浴で流れた汚れが少しずつ蓄積していきます。汚れをそのままにしておくと、悪臭などの原因となり、カビによって健康被害が生じるかもしれません。
今まで掃除をしたことがなかったかたも、年に1、2度で構いません。重曹やクエン酸を用いて掃除をしてみてはいかがでしょうか。
「どうしても汚れが落ちない」「自分でやるのは大変そう……」と思ったら、クリーニングのプロに依頼してみましょう。あっという間にお風呂場中ピカピカにしてくれますよ。
バスルームクリーニングを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「バスルームクリーニング」をご覧ください。