浴室の壁などの汚れにはクエン酸と重曹を!掃除方法を解説します
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みなさんが毎日使う浴室は、使うたびに汚れがたまっていきます。掃除をおこたってしまい、なかなか落ちなくなった汚れに困っている方は少なくないのではないでしょうか。
実は、お風呂の壁掃除は家にあるものを使って簡単に汚れを落とすことができますよ。
本コラムでは、お風呂が汚れる原因や、浴室の壁などの掃除方法についてご紹介いたします。
浴室の汚れは主にこの4つ
浴室が汚れる原因とは、そもそも何なのでしょうか。主な原因を4つみていきましょう。
・水垢
水道水にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが含まれていますが、浴室の床が濡れたり乾いたりを繰り返すことで、ミネラルがどんどん積み重なり水垢となります。
・石鹼カス
石鹼に含まれる脂肪酸と皮膚などの油汚れ、水道水に含まれるミネラルが結合してできる汚れが石鹼カスです。もちろん石鹸が発生の原因の1つではありますが、水と皮脂だけでも石鹼カスは発生してしまいます。
・皮脂汚れ
浴室は体を洗う場所なので、皮脂がたまりやすいです。この皮脂がヌメヌメした汚れの原因になります。
・カビ
壁や床などについた水垢や石鹼カス、皮脂汚れなどはカビの栄養源です。温度10~35℃程度、湿度70~99%程度になるとカビは発生しやすいといわれていますが、お風呂はカビが好む環境となっているのです。
しっかりこまめに浴室の壁などを掃除しないと、どんどん汚れが取れにくくなってしまいます。では、どのように掃除をしたらよいのか、効果的な掃除の方法を次でみていきましょう。
浴室の掃除はクエン酸と重曹におまかせ
浴室の壁などの掃除には、クエン酸と重曹が効果的です。それぞれどういった効果があるのかみていきましょう。
クエン酸
クエン酸とは、レモンなどの柑橘類や梅干しにも含まれる酸性の成分です。揮発性がないため、掃除した場所にクエン酸が残ります。
クエン酸が残ることで、水垢や石鹼カスなどのアルカリ性の汚れを防止するほか、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。また、アルカリ性の悪臭の消臭効果もあります。
重曹
重曹とは重炭酸曹達(ソーダ)の略です。白色の結晶性の粉末で、溶けた際の溶液は弱酸性です。油汚れなど皮脂汚れを落とすことができ、研磨作用や消臭作用、湿気の吸湿効果があります。
排水溝などのドロドロしたひどい汚れにはあまり向きませんが、クエン酸と重曹を組み合わせることで対処できます。
浴室の床・壁・天井の掃除方法
浴室は、床や壁、天井など掃除するところがたくさんありますが、高い位置にある天井からまずは掃除をしましょう。床からやってしまうと、せっかくキレイにしても壁などを掃除した際に汚れが床に流れ落ちてしまうからです。
では、それぞれの場所の掃除方法をご紹介いたします。
天井
天井はなかなか手が届かず掃除をサボりがちになる方が多いと思いますが、部屋のフローリング掃除に使うワイパーを使えば簡単に掃除ができます。
②ワイパーにキッチンペーパーを取りつけカビ取り剤をつける
②①のワイパーで天井にカビ取り剤を塗る
③カビの奥まで洗剤が浸透するように10~30分ほど放置する
④ワイパーに新しいキッチンペーパーを取りつけ水で濡らし、2回水拭きする
(このときキッチンペーパーは3枚重ねくらいがベスト)
⑤最後にワイパーにタオルなどを巻き、乾拭きする
壁
浴室の壁の掃除は、浴槽を掃除するのと同じようにスポンジと洗剤があれば可能です。
①スポンジに洗剤をつけ、壁をこする
②シャワーなどで洗い流す
③洗い流した際に残った水分をタオルなどで拭き取る
床
床は水滴やシャンプーが残りやすく、水垢や石鹼カスが発生しやすいです。そのため、前の章でご紹介したクエン酸を使うのが効果的です。
①クエン酸を床にまき、ブラシやスポンジでこする
②シャワーなどで洗い流す
③洗い流した際に残った水分をタオルなどで拭き取る
どの場所も掃除をし終わったら、仕上げに45℃以上のお湯をかけ流しましょう。そうすることによりカビを死滅させることができます。
また、最後には必ず換気をして湿気を取り除き、カビの発生を抑えることが大切です。
まとめ
浴室は、体をキレイにするため毎日使う場所であり、キレイな環境のほうがいいですよね。こまめに掃除をしなければ、使うたび少しずつ汚れはたまります。水垢や石鹼カスなど汚れにもさまざまありますが、クエン酸と重曹を使うことで汚れは落とすことができます。
しかし浴室の壁などを掃除してもなかなか落ちない重度な汚れがある場合や、忙しくて掃除ができない場合は、一度バスルームクリーニングのプロに相談・依頼してみてはいかがでしょうか。
経験豊富で知識のあるバスルームクリーニングのプロに依頼することで、きっと浴室の汚れをキレイに取り除いてくれるでしょう。
バスルームクリーニングを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「バスルームクリーニング」をご覧ください。