部屋を快適にするためにエアコンを稼働させるという方も多いのです。しかしエアコンは使用していると徐々に汚れを溜めこみ、カビを発生させてしまうおそれがあります。そういった事態を回避するためには、定期的な掃除が必要です。すでにカビが大量に発生している場合は、適切な方法できれいにすることが重要になります。
その際に、カビキラーなどの強力な薬剤を使用する方がいると思います。しかしながら、本当に使用しても大丈夫なのかどうかが分からないとお困りではないでしょうか。
そこで今回は、エアコンファンやその他の掃除に、カビキラーを使用しても問題ないのかどうかを説明していきます。効果的な薬剤の選び方についても説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エアコンの汚れはカビだから、カビキラーって使えるの?
エアコンの内部には、水分やほこりが蓄積することが多いです。また、台所付近に設置している場合は、油汚れなども見逃せません。これらの汚れを放置していることで、カビの発生原因となるおそれがあり、定期的に掃除をして未然に防ぐことが大切です。
大量に発生している場合は、適切な薬剤を使用しカビを除去する必要があります。その際「エアコンのファンの掃除には、カビキラーが有効なのでは?」とお考えの方も多いと思います。
カビキラーはアルカリ性の薬剤で、酸性のものと混ぜると有毒なガスを発生させるおそれがあります。カビに早く浸透する優れた性能は期待できるのですが、エアコンのパーツに悪影響を与えてしまうとされているのです。
とくに熱交換部品はアルミ製が多く、アルカリ性・酸性の薬剤を使用すると、腐食の原因にもなりかねません。また、カビキラーは使用後に十分水で洗い落さなければならないとされ、洗い残しがあると部品に害を及ぼすこともあります。
エアコンクリーニングの際は、強力だからといってカビキラーを使用せず、なるべく業者などに推奨されている薬剤を活用するのが最善です。
市販のエアコンクリーナーがやっぱり安心な理由
市販のエアコンクリーナーは中性の性質をもったものが多く販売されており、エアコンの掃除に適しているとされています。金属部品への影響も少なく、腐食の危険性を減らせる可能性があります。使用後は泡立つものが多いため水で洗い流す必要はありますが、機能性に優れた様々なエアコンの掃除に使用することができます。
基本的にエアコン専用のものであれば、エアコンに悪影響を与えることはありません。万が一成分が不明で怪しいと思ったら、エアコンクリーニングのプロに相談するのが有効です。
エアコンクリーナーの成分が明確でないまま使用すると、エアコンの部品が悪くなってしまう原因になりかねません。そのためエアコンのファンの掃除にカビキラーを使用するのではなく、安全な洗剤を活用することをおすすめします。
エアコン掃除を自分でやるときも養生を!分解クリーニングの基本とは
エアコンを掃除するときには、外部だけ掃除しても汚れを完全に除去することは難しいです。そのため、分解して内部の隅々まできれいにすることが重要です。しかしながら、なにも準備せずに分解クリーニングをしてしまうと、周囲に汚れをまき散らし部屋を汚してしまうおそれがあります。
エアコンのファンの掃除にカビキラー以外の薬剤を使用するときも、部屋をしっかり養生してお部屋の汚れ対策を施しましょう。養生するための用品として、ビニールシートや新聞紙、マスキングテープなどが必要になります。いずれも比較的安価にそろえることが可能ですので、事前に準備を怠らないように注意しましょう。
養生するための十分なスペースを確保するためにも、部屋をきれいに片づけて作業することも大切です。狭い場所で作業を行うと、効率が悪くなってしまうこともあります。
また、小さなお子さま、ペットなどがほこりを吸い込んでしまうと、健康被害を受けるおそれがあります。掃除をする前には、作業に携わる人間以外を近づけないようにすることが大切です。作業者もゴーグルやマスクなどを用意し、手袋などで汚れ対策をするのを忘れてはいけません。
業者に依頼するときは、どこまで分解して掃除をしてもらえるか確認を
ご自分で完璧に汚れを落とせない、どうしても手が届かない場所があるという場合は、業者に依頼して徹底的に掃除をしてもらうという方も多いと思います。エアコンのファンの掃除に、カビキラー以外の効果的な薬剤を使用し、内部を徹底的にきれいにしてくれるはずです。
業者にエアコンクリーニングを頼む際は、費用などの見積りを明確に提示してもらうことが大事です。また全ての業者が、どんな環境でも完璧に作業できるとはかぎりません。ときには分解作業はできない場合もあり、エアコンファンの掃除が困難な場合も想定できます。
そのため依頼前に、エアコンを分解して徹底的に掃除をしてもらえるかどうかを明確にすることが大事です。
まとめ
エアコンは様々な汚れが蓄積し放置していくことでカビが発生することもあります。とくに奥の部分は、自分の手が届きにくくしっかり掃除するのが困難になりがちです。
その際に使用する薬剤は、カビキラーなど部品に悪影響を与えるおそれのある薬剤を賜与するのはおすすめできません。基本的には市販のエアコンクリーナーを使い、部品を腐食させないよう配慮が必要です。
もし薬剤選びや、作業にお困りのことがあるのならば、エアコンクリーニングのプロに依頼、または相談しましょう。
エアコンクリーニングを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコンクリーニング」をご覧ください。
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