なぜ部屋でも花粉症の症状が…。一度チェックしたいエアコンの掃除
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スギやヒノキ・シラカバなどの花粉に悩まされている方は多いでしょう。こうした花粉対策のため、屋外ではマスクやメガネを使っている方も少なくありません。
しかし花粉は部屋の中にも侵入し、エアコンへと集まってきます。今回は部屋の花粉事情と、その対策としてのエアコンクリーニングについて詳しく取り上げていきます。
部屋の花粉はどうなる?エアコンには要注意!
花粉症の季節になると、部屋の換気も控えがちになります。しかし部屋の出入り時や衣服に付くことで部屋の中にも花粉が持ち込まれるほか、部屋のすき間からも多くの花粉が入ってきます。
このようにして入ってきた花粉。まだまだ寒いからとエアコンを暖房に使っている方は要注意です!
エアコンには部屋の花粉&ホコリが集中!
エアコンは室内の空気をいったん取り入れた後、熱交換器を通じて温度を変えふたたび室内へと戻します。その際に多くの花粉をキャッチし、フィルターへとため込んでしまうのです。
また一部は細かな管の集まる熱交換器にも付着し、エアコンの効率を悪化させてしまいます。裏を返せば「エアコンのフィルターである程度花粉除去ができる」ということでもあるため、暖房シーズンが過ぎても「送風モード」などを効果的を使っていくことで、花粉症の症状を和らげることも可能かもしれません。
これらのことから、花粉症にお困りの方はとくに、シーズン前後のエアコンクリーニングがおすすめです!
花粉シーズン前後にはエアコンクリーニングをおこなおう
ではエアコンクリーニングはどのようなことをおこなうのでしょうか。ここでは一般的な作業内容と料金相場について解説します。
一般的な作業内容
エアコンクリーニングは大きく「フィルターまわりの掃除」「エアコン内部・熱交換器周辺の掃除」に分かれます。また業者によっては「汚れを付きにくくする抗菌コート」「室外機の掃除」までおこなってもらえるところもあるため、サービス内容まで詳しく確認することが大切です。
料金相場
エアコンクリーニングの料金相場は業者やその地域によって大きく異なりますが、大手の業者でおおむね「1万~2万円前後」が必要だといわれています。一方個人経営となると5,000円前後でおこなっていることもあり、作業者の技術などによっても前後することが多いでしょう。
料金や見積りを確認する際には「掃除したいエアコンが自動掃除機能付きか」を確認しておきましょう。自動掃除機能付きエアコンは内部構造が複雑になっており、追加料金がかかることが多いです。また先ほど取り上げた「抗菌コート」「室外機清掃」といった追加サービスの有無によっても料金は変わるため、自分が必要なサービスが含まれているかチェックすることもポイントになってきます。
エアコンクリーニングの流れ&所要時間
エアコンクリーニングの流れを、実際に作業をおこなっている様子を撮った写真とともにご紹介します。
【エアコン周りの清掃】
【エアコンの分解】
【エアコン周りの養生・清掃・抗菌コート】
汚れた水はビニールの下についたホースですべて回収しているため、お使いの部屋が汚れるような心配はありません。
【部品・フィルターの洗浄】
分解して取り外したパーツもひとつひとつ、徹底的に汚れを落としてきれいにします。
【再組立て】
※対応エリアや加盟店によって変わります