もういやだ…やっかいな鳩のフンはどう処理すべき?掃除方法や注意点

2021.4.30

もういやだ…やっかいな鳩のフンはどう処理すべき?掃除方法や注意点

ふとしたときにベランダを覗くと鳩のフンが落ちていることはありませんか?鳩のフンは異臭がしたり、外観を損なうなどいろいろと嫌なものですよね。

掃除するのがめんどくさくて放置することもあるかもしれませんが、それによって病気になってしまう可能性もあるので、しっかり掃除はしておきましょう。

今回は、鳩のフンの危険性や掃除の手順だけでなく、フンをされないように予防する方法もあわせてご紹介していきます。

においだけじゃない!鳩のフンはばい菌がいっぱいです

鳩のフンには、たくさんの病原菌が含まれていますが、人体に重篤な症状を引き起こすものも含まれています。鳩のフンが原因となって引き起こされる、主な3種類の病気を紹介します。

クリプトコッカス病

液体状だった鳩のフンが日光や空気によって乾燥して固形化し、風によって空気中に飛散します。それを人が呼吸をしたときに吸ってしまうと、フンに含まれるカビ菌などの真菌に肺が感染して発熱や鼻水、頭痛などを引き起こすといわれています。

また肺から脊髄や脳にも移動することもあるため神経症状を引き起こすこともあります。

食中毒症状(サルモネラ菌)

生のレバーを食べて、食中毒を引き起こした話を聞いたことがあるかと思います。この鳩のフンにも、実はその食中毒と同じサルモネラ菌が潜んでいます。

サルモネラ菌による食中毒は激しい腹痛や下痢を引き起こし、長く続くと脱水症状を引き起こしてしまいます。

オウム病(オウム病クラミジア)

オウム病は別名人獣共通感染症と呼ばれ、感染ルートが鳥となっています。この病気は先ほどのクリプトコッカス病と同じ、吸引や鳥との接触によって発症し、呼吸器関係の肺炎から髄膜炎まで多くの症状を引き起こします。

においだけじゃない!鳩のフンはばい菌がいっぱいです

鳩のフンを掃除するときの注意点

鳩のフンを掃除するときは必ず素手で触れることを避けるために、ゴム手袋やビニール手袋を着用しましょう。乾燥した鳩のフンが空気中に舞い上がるので、しっかりマスクも着用して、口に入ることを防ぎます。

風が強い日に鳩のフンを掃除することは避け、なるべく風の弱く晴れた日を選ぶようにしましょう。

また、一度使った掃除道具は捨てるようにしましょう。掃除道具に鳩のフンが付着していると、病原菌による感染の可能性があるためです。

掃除手順と必要な道具とは

次は鳩のフンに掃除に必要な道具や掃除手順についてみていきましょう。鳩のフンを掃除にするにあたって以下の掃除道具がまずは必要になります。
 

【掃除道具】

・使い捨てが可能なマスク

・古くなったゴム手袋、またはビニール手袋

・水(ぬるま湯のほうが最適)

・古くなった雑巾やキッチンペーパーなど拭き取れるもの

・ゴミ袋

・消毒スプレー(エタノール)

・次亜塩素酸ナトリウムが含まれている消毒液や漂白液

道具を用意したら、鳩のフンの掃除をしていきます。

【掃除方法】

①フンに水をかける
鳩のフンは壁や床に乾燥して、こびりついています。水やぬるま湯をかけて柔らかくしていきましょう。かけたあとは少し時間を置きます。

②鳩のフンを拭く
柔らかくなった鳩のフンを、雑巾やキッチンペーパーなどを用いて拭いていきます。拭き取ったあとは、すぐに素肌に触れないためにもゴミ袋に捨てていきます。

③消毒をする
鳩のフンをすべて拭き取ったあとは、取り除いた場所にエタノールスプレーをかけ消毒します。鳩のフンが密集していた場所など、汚れがひどかった場合は次亜塩素酸液を用いることでより確実な消毒が可能です。

掃除手順と必要な道具とは

掃除の他にも根本的な鳩対策もしましょう

ベランダの鳩のフンを掃除したあとに再び鳩がフンをしてしまった場合、また掃除をしなくてはいけません。それを防ぐために、鳩が近づくこと自体にも対策をする必要があります。

鳩には帰巣本能がありますが、これは鳩が住みかとして認識した場所へどこからでも戻ってくるというものです。フンをしている場所は鳩が長居して住みかとして認識している可能性が高いともいえます。

ですので、鳩が近づかないための対策をしておくことも大切です。鳩は降りてとまろうとするときトゲトゲしたものを避ける習性がありますので、そういったものを設置してみてもよいでしょう。

ほかにも、防鳥ネットを取り付けることも有効です。ただし防鳥ネットのサイズをベランダに合わせる必要がありますので、ベランダの幅、高さ、長さを測ってから購入してください。鳩は磁場を感じ取り飛んでいるといわれているので、防鳥ネットに磁石を貼ったりぶら下げると、鳩の侵入を防ぐ確率がさらに高くなります。

まとめ

鳩のフンにはニオイだけではなく人体に危険なたくさんの病原菌が含まれており、その中には感染力の強い病原菌や食中毒を起こす菌もいます。

鳩のフンを掃除するときは素手で触らず、ゴム手袋、ビニール手袋を着用しましょう。
鳩のフンが風で舞って空気中に含まれていることもありますので、しっかりマスクを着けておくことも大切です。掃除道具はなるべく捨てることのできるものを使用し、鳩のフンには触れないようにしましょう。

自分で鳩の対策をとっても寄り付くのがおさまらない場合には、ハト駆除のプロに依頼して原因を取り除いてもらうとよいかもしれません。

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