やっかいなカラスを自分で撃退したい！効果的なカラスよけは何？

「カラスがゴミを漁って困っている！」「カラスに農作物を荒らされた…」とお困りの方は多いのではないでしょうか。カラスはとても賢い生き物のため、追い払おうにもどう対処すれば良いか悩んでしまいますよね。

カラスは身近なテグスを使うだけでも撃退できることがあります。テグスだけではなく、さまざまなカラスよけがありますので、環境に応じて使い分けてカラスを撃退しましょう。

本コラムは、カラスに対して有効なカラスよけの方法を詳しくご紹介します。

カラスは賢い生き物！その生態とは

街中でゴミ捨て置き場にあるゴミを漁るカラスは、目が良い鳥であるためゴミの場所を特定できるといわれています。

人間はゴミの異臭を感じとることができますが、カラスは目が良い代わりに鼻はあまり利きません。そしてとても賢く、特に記憶力や学習能力に優れているため、ゴミ捨て置き場の場所を把握してゴミ漁りに来ているのです。

また、よく鳥よけにCDの裏面のような反射板が眩しくて鳥類に利くという話を聞いたことがある方も少なくないでしょう。一般的には鳥に対して最初は効果があるようですが、カラスにはまったく効果がありません。それどころか光る物に敏感で興味を示し、光り物を持ち去る傾向にあります。

では知能が高く、光るものを苦手としないカラスにはどんなカラスよけが効くのでしょうか。次の章で対策方法を解説します。

カラス対策にはどんなカラスよけがよい？

カラスにとってどんなものなら、カラスよけとして有効でしょうか。いくつか種類がありますので場所によって使い分けていきましょう。

テグス

鳥にとって羽は大事な移動手段となり、私たちにとっては手足のようなものです。その羽を万が一ケガしてしまえば飛ぶことはできなくなり、餌を取ることもできず、生死にかかわります。

賢いカラスはそのことを知っているため、羽をとても大事にしています。ですので、羽に異物が触れることをとても警戒します。そんなカラスに有効といえるのがテグスです。

畑の農作物を守るときに特に有効的で、畑に等間隔で棒を挿しておき棒と棒の間にテグスを巻きつけておけば、畑に入る際にカラスの羽にテグスが当たります。テグスは透明のものと黒色がありますが、黒色のほうがカラスには目視確認しづらいそうです。見えづらいテグスが羽に当たることによって、カラスはとても警戒して近づかなくなります。

カラスネット

街中のゴミを漁られないようにするのに有効です。ゴミ捨て場には元からゴミの上にネットを敷いているところも多いでしょう。しかしカラスは賢いので、網目の荒いネットでは隙間からゴミを漁ってしまうため、あまり効果はありません。

専用のカラスネットは目地がとても細かくできています。ゴミ捨て場をまんべんなくかぶせられるようなサイズを選びましょう。

また、かぶせるタイプ以外にも袋型になっているタイプもあり、上部からゴミを入れて下部から取り出せる仕様となっています。ゴミを出す場所に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

吊るすタイプ

カラスの模型を逆さに吊るしておくという方法もあり、カラスよけグッズとして販売されています。また、カラスは警戒心がとても強く、動いているものに対して反応するので風で揺れる旗やタコ状のものを吊るしておくということも有効的です。カラスが家の近くに飛んできて迷惑している場合には試してみても良いかもしれません。

カラスよけを使うときの注意点

ご紹介したカラスよけを使うときにはいくつか注意点がありますので、順番に解説していきます

テグス

テグスを使って農作物を守る際は、カラスに対して有効的でも他の小型の鳥はかいくぐってしまう可能性があるため、別の対策が必要となってくる場合があります。

カラスネット

カラスネットきちんと隙間なくゴミをネットに納めないとカラスに隙間を狙われてしまいます。
また、風でめくれてしまう場合があるのでおもりをネットの端に取り付けるか、ゴミの下にネットの端を入れてくるんだ状態にしましょう。マンションなど不特定多数の人が利用する場所では特に協力しあってゴミ捨てをしていきたいですね。

カラスの模型など吊るすタイプ

カラスはとても警戒心が強く、最初は模型に警戒しますが、2週間程度で無害だと理解し慣れてしまうともいわれています。過度な期待はしないほうがよいかもしれません。

上記のどれを試してもカラスを撃退することができないようでしたら、カラス駆除の業者に依頼すればお悩みの解決につながるかもしれません。

木の剪定がカラス対策になることも！

カラスは木以外にも電柱などにも巣を作り、木の枝や針金などを材料にしています。木の枝を減らすことでもカラスの巣作りを防ぐことが可能なので、木の剪定がカラスよけにつながることになります。

ご自宅の庭の木に余分な枝があるようでしたら剪定してみてはいかがでしょうか。「剪定に使う道具って？枝はどこを切ればいい？剪定について詳しく解説」にて、DIYでおこなう際の剪定方法について詳しく解説しています。興味がありましたらぜひ参考にしてください。もしご自分での剪定が難しければ業者に頼んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

カラスは非常に賢く、そして警戒心の強い鳥です。普通の鳥とは異なり光るものは苦手としませんが、羽に何かが触れることはとても嫌がります。その特徴を利用し、畑にはテグスを巻くとカラスよけになります。

街中のゴミにはカラスネットをかけて、ゴミをはみ出さないように注意しましょう。カラスの模型など視覚を利用して追い払うタイプのものは、最初は警戒されますが、長期的にみるとあまり有効ではありません。

庭の木にカラスが定期的に来るようなら木の剪定も考慮してはいかがでしょうか。
どのカラスよけ方法を試しても撃退できない場合はカラス駆除のプロの腕を借りてみるのも良いかもしれませんね。

カラス駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」「剪定」をご覧ください。