灰色に褐色、鮮やかな緑色…鳩の種類と鳩の被害を防ぐ方法をご紹介

2021.4.30

灰色に褐色、鮮やかな緑色…鳩の種類と鳩の被害を防ぐ方法をご紹介

神社や公園でよく見かける鳩。鳩といえば灰色でちょこちょこ歩いているようなイメージを持つ方も多くいらっしゃるかと思います。

実は鳩には灰色だけでなく、赤褐色をしたものも多くいることをご存じでしょうか。中には美しい緑色の身体を持つものや、天然記念物に指定されているものまで、鳩の種類はさまざまです。

このコラムでは鳩の種類について詳しくご紹介していきます。また、近年鳩は住宅街でも多く見られ、その糞による被害が続出しています。鳩の被害を事前に防ぐ対処法もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

鳩の種類①見かけやすいドバト、キジバトについて

普段私たちがよく見かける鳩の種類にドバトとキジバトがあります。ドバトとキジバトは見た目が異なるため、見分けることが可能です。

ドバトとキジバトはそれぞれ羽に特徴があります。キジバトはキジのメスのように、先褐色や白っぽい鱗のような模様があります。キジバトという名前はその見た目が由来です。首元に黒と白の縞模様が入っていることもキジバトの特徴のひとつです。

一方ドバトは鮮やかな色のキジバトに比べ、羽に模様がなく黒っぽい色をしています。

またドバトとキジバトは習性が異なります。ドバトは集団で行動し、また人に慣れています。キジバトはドバトの習性とは反対で、単独またはペアという少数で行動し、人には慣れにくいです。それぞれの習性からドバトはイエバト(家鳩)、キジバトはヤマバ(山鳩)と呼ばれることもあります。

鳩の種類①見かけやすいドバト、キジバトについて

鳩の種類②見た目が鮮やか!アオバト

鳩の種類の中には、色鮮やかなものもあります。中でもアオバトは体全体が鮮やかな緑色で一見鳩に見えないような見た目をしています。

日本では「青々とした木」のように、緑色を「あお」と表現します。そのため緑色の体を指してアオバトと命名されました。日本では北は北海道、南は九州まで全国で見ることができます。

アオバトは木の実や草の種を食べるため、木々の緑に紛れ込んで生活しています。しかし木の実などではミネラルが不足してしまうので、それを補うために、海水を飲みに海岸へ向かうことがあるようです。海の青に美しい緑が映える画が浮かびますね。

鳩の種類③天然記念物の鳩たち

鳩の種類の中には、天然記念物に指定されているものもあります。

・シラコバト
身体はドバトよりも薄い灰色をしていて、白っぽい尾を持ちます。生息地は限られており、日本では埼玉県で生息していることが確認されています。「越ケ谷のシラコバト」として国の天然記念物に指定され、埼玉県では保護対策がとられています。

・キンバト
頭部は青っぽい色、腹部は赤褐色、背中から翼にかけては緑色とアオバト以上に鮮やかな色の鳩です。薄暗い森林を好んで生息し、日本では宮古島や八重島諸島でみられ、「リュウキュウキンバト」として国の天然記念物に指定されています。

・カラスバト
全体的に青みがかった黒色で、顔から首元にかけては赤色から緑色への美しいグラデーションになっています。鳩の中では大きな体をしていますが、その割に頭が小さく尾が長いことも特徴です。関西より南の本州や離島で見られ、亜種「アカガシラカラスバト」「ヨナクニカラスバト」が国内希少野生動植物に指定されています。

鳩の種類③天然記念物の鳩たち

どうやって防ぐ?鳩の被害

ドバトやキジバトは、私たちが生活しているそのすぐそばで巣を作ることもあります。さまざまな鳩の種類の中でも、この2種はもともと崖などの高いところに巣を作る習性があるため、高さのあるベランダは狙われやすいところです。

とくに室外機を設置している場合には、鳩が室外機の下や裏側を狙って巣を作ることがあるので注意してください。室外機からは熱がでているため、卵をあたためるのに最適なポイントなのです。

巣をつくられてしまうと鳩の糞による被害は避けられません。ベランダで晴れた日に洗濯物を干すということもできなくなってしまいます。巣をつくられる前に早めに対処をしておきたいですね。

鳩を寄せ付けないために、ベランダに以下のような対策をしてみましょう。

・手すりなどにテグスを張る
鳩が止まったときに接触し、不快感を覚えさせます。

・鳩よけネットを張る
ベランダへの侵入を防ぎます。

・猫やカラスの置物を置く
猫やカラスは鳩の天敵であり、怖がり近づきません。

・磁石を置く
鳩には体内磁石があり、磁が強いところからは遠ざかります。

・薄めた漂白剤を散布する
鳩は漂白剤の臭いを苦手とするので近づきません。

・バラの花を置く
漂白剤と同じく、バラの臭いも鳩は嫌います。

簡単にできる対策が多いですが、中には効果が薄いものや短期間で効力がきれてしまうこともあるようなので、まずはいくつか試してみて様子を見る必要があります。
どうやって防ぐ?鳩の被害

まとめ

鳩といえば灰色っぽい色をしたものが思い浮かびますが、灰色の鳩はドバトという種類で、他にも赤褐色のキジバトや鮮やかな色をしたアオバトなど鳩の種類にはさまざまなものがあります。シラコバト、キンバト、カラスバトは天然記念物にも指定されており、国で守っていかなければならない生き物です。

ただ、鳩が私たちの生活に被害をもたらすことも事実です。生き物を守りつつ私たちの生活を守るためには、私たちが被害の元を作らないように対策をしていく必要があります。鳩に巣を作らせないために、ベランダに鳩よけネットを張る、薄めた漂白剤をまくなどの対策をしましょう。

どうしても鳩が住み着いてしまい大きな被害がでている場合には、鳩の駆除を業者に依頼することもできます。鳩の被害を抑える方法でお悩みの方は、一度業者に相談してみるのもよいですね。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。

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