鳩の忌避剤、どの期間まで有効？その段階と忌避剤のタイプをご紹介！

ベランダにいつの間にか鳩がいる！というケース、多いですよね。鳩には忌避剤が有効、と聞いたけれど、どんなものがあるのか、また、効果はどんなものなのか、気になります。

今回は鳩の習性なども交えながら、忌避剤の種類などをご紹介します。鳩に悩まされている方は一度忌避剤の購入を検討してみてはいかがでしょうか？

鳩の被害には段階が。忌避剤が有効な段階は？

鳩の被害にも段階があるのを知っていますか？ここでは段階ごとに被害を紹介していきます。

・休憩鳩
羽休めとして場所を利用する鳩のことを指します。明るい時間内で、被害も比較的軽度になっています。

・待機鳩
仲間を待つ間の定住場所として住み着き、このあたりから糞の被害が増え始めます。

・ねぐら鳩
ベランダの室外機の裏など、囲まれた場所を安心な場所であるとしていて、長時間滞在を始めます。大量の糞や騒音被害が予想されます

・巣作り鳩
この段階に入ると巣を作り始め、鳩の帰巣本能、縄張り意識によって、簡単に駆除できなくなってしまいます。被害も大きく、近所迷惑などに発展する恐れも出てきます。

鳩に忌避剤が有効な段階は休憩鳩～ねぐら鳩あたりまでだといわれています。また、段階が上がるにつれ、強力な忌避剤を使うことをお勧めします。

すでに巣を作ってしまっている、掃除しているのに、糞の量が多い、2羽以上で行動している場合は、鳩がその場所に強い執着心を持っているため、残念ながら忌避剤を使用しても駆除が困難な場合が多いです。

鳩の忌避剤にはいろいろなタイプが

鳩の忌避剤にも様々な種類が存在します。場所や被害によって、あったものを選ぶのがよいでしょう。代表的なものをここで紹介していきます。

スプレータイプ

スプレータイプの忌避剤は手軽に扱えるのが魅力です。効果は3時間～1日と比較的短く、鳩が本能的に嫌がる臭いや味をしています。

毎日定期的に、鳩がよく止まるベランダの手すりや仕切り壁などに吹き付けることで鳩の飛来を防ぎ、「休憩鳩」が「待機鳩」になるのを防ぐことができます。

吸い込んでも害のない、天然成分でできた忌避剤もあるので、そちらを選ぶのがお勧めです。

固形タイプ

固形タイプの忌避剤は、クローゼットの防虫剤のようにつるして使うものや 、貼り付けて使うものがあります。

1ヵ月から2ヵ月ほど効果が持続し、鳩の嫌いな匂いを撒いて鳩を寄せ付けにくくします。手すりや物干し竿、窓など有効範囲に応じて、複数つるすと効果が上がります。ただし、水にぬれると溶けてしまうものが多いため、雨などには注意して濡れないように使用しましょう。

ジェルタイプ

ジェルタイプの忌避剤は、鳩の味覚、触覚、嗅覚の三つに効果を発揮します。効果持続時間は約1年～1年半で、鳩が来る場所に塗って使用します。

塗った場所に鳩が止まると、べたべたとしたジェルが付着し、さらに付着したジェルを鳩が取る際に、味や匂いを伝え鳩に「ここは嫌な場所である」という印象を与えます。

こちらも天然素材のものがありますが、ジェルタイプなので塗る場所によっては人に付着してしまうおそれもあります。

おすすめの鳩の忌避剤5選

お勧めの鳩の忌避剤をタイプ別に紹介していきます。

スプレータイプ

スーパーハトジェット

ノズルが強力で、遠くまで薬剤が飛散するのが魅力です。安全性の高い香料を使用しているので、安心ですよね。

固形タイプ

はとにげ～る

両面テープで貼り付けるタイプのものです。天然成分で、置くだけで簡単に鳩対策ができます。

ディフェンスメル

つるすタイプのものです。こちらも置くだけで簡単に鳩対策ができる天然成分のものです。

ジェルタイプ

ハートジェル

ジェルを塗るだけで、ふき取りも簡単に行えます。塗布面も腐食することはないものになります。

忌避剤以外の鳩対策

忌避剤以外の鳩対策も様々です。
例えば 糞の掃除を行うことです。鳩は自分の臭いがある場所を自分の場所であると認識し、安心感を抱きます。糞の掃除を行うことで臭いを除去し、鳩に自分の場所でないと認識させることが大切です。

次に、ワイヤーやスパイク(剣山)です。ベランダの手すりや室外機の上などに設置し、鳩がそこに止まることを防ぎます。

すでにベランダ内部や設置していない場所に鳩が侵入していた場合には、その場所に鳩が入ってきます。休憩鳩や待機鳩の初期段階に活躍する対策であるといえるでしょう。

ネットは、物理的に鳩の侵入を遮断します。美観が損なわれるため、マンションによっては設置が制限されている場合もあります。ネットを設置しても、隙間がわずかでもあると鳩が侵入してしまう恐れがあります。

また、鳩の天敵であるフクロウや蛇の置物を置く、キラキラ光るテープやCDを設置するという対策もあります。ですが実際に危害を加えないと学習してしまいと、効果が持続しない場合がほとんどだそうです。

まとめ

鳩駆除は忌避剤を試してみるのも有効かもしれませんね。また、見かけた場合には速やかに対処するのが良いと思います。

また、自分自身では難しい場合や、段階が既に巣作りであるという方は、専門の業者に頼んでみるということも検討しましょう。

鳩駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。