カラスの卵の特徴と雛が生まれるまで!色・大きさ・産卵時期までまとめて解説

2021.5.18

カラスの卵の特徴と雛が生まれるまで!色・大きさ・産卵時期までまとめて解説

普段街中でみかけるカラスにどのようなイメージを持っていますか。ゴミをあさる姿や威嚇するなど、こわいイメージをもつ方も多いと思います。

このようなイメージを持たれているため、「カラスの卵はカラスと同じ黒色なのでは?」と思う人も少なくないようです。そこで今回はカラスが威嚇行動をする理由や、鮮やかといわれる卵の色を探ってみましょう。

カラスの卵の特徴

カラスは年に1度産卵を行い、3~5個の卵を産みます。産卵後は生まれた順番に卵を温めるので、大きさに違いが生まれます。メスが約20日間卵を温めると孵化し、その間オスはメスに食べ物を運びます。

ヒナが孵化し、巣立つまでの1カ月間はオス・メス共にヒナに餌を運び育てます。巣立ってからも1~2週間は家族で暮らしますが、その後は独り立ちし集団生活を送るようになります。

カラスの卵を見かける機会はあまりないと思いますが、実は大きな特徴があるのをご存知でしょうか。大きさはうずらの卵の2倍くらいで、鶏の卵より少し小さいくらいといわれています。カラスの卵の色は普段よく目にする鶏やうずらの卵のような色とは異なり、緑褐色に黒色の斑点がついていて、まるでチョコミントのような模様をしています。

とても色鮮やかできれいな卵ですので、どのような味がするか興味が湧く方もいるでしょう。カラスの卵を食べた人は過去にかなりいるようですが、おすすめできない味という意見が多いようです。卵はカラスが食べたものの影響を受けますので、このような結果となるのですね。

      カラスの卵の特徴

カラスの卵が巣にある時期

カラスには繁殖期と非繁殖期があります。繁殖期にはつがいで生活し、非繁殖期には集団で生活します。繁殖期は大きく4つに分けられます。

3~4月:子育てのために巣作りをする。
4~5月:産卵し、卵を温める。
5~6月:卵が孵化する。
6~7月:ヒナが巣立つ。

冬の間は非繁殖期のため集団で暮らすため、森の中に住むことが多いようです。そのため、カラスの卵が巣にある時期は4~5月頃ということですね。

カラスの産卵は1年に1度なので、卵を見ることは貴重なことです。なお、巣から卵が落ちてしまったり、攻撃を受けたりして繁殖が失敗してしまった場合はやり直すこともあるようです。

カラスの巣作り

大切な卵を育てるために巣作りも工夫をしています。小枝などを使い、大きな木や鉄塔・電柱などに巣を作ります。最近ではベランダにかけっぱなしになっている針金ハンガーも巣作りに活用されているようです。

卵を置く部分は動物の毛などの柔らかいもので作ることがわかっています。巣の外側は丈夫なもの、卵の部分は柔らかいものとよく考えて作られているのです。

      カラスの卵が巣にある時期

カラスの繁殖期はカラスの威嚇に注意!

カラスには縄張りがあり、巣から半径20~100mくらいといわれています。縄張りと知らずに近づいたり、何気なく見上げたりするとカラスから威嚇されてしまうので、注意が必要です。巣より高い位置や巣と同じ位置にいる場合も威嚇されることがあるので、巣を見つけてもなるべく見ないよう気を付けましょう。

しかし、カラスが常に威嚇をするというわけではありません。ヒナを守るために繁殖期のみ巣に近づくものを威嚇し、巣から遠ざけます。カラスの威嚇行為で特徴的な行動は、縄張りに行った人の頭上をかすめるように飛んだり小枝を落としたりする行動や、頭上で鳴いたり近くにきて鳴くという行動です。もし威嚇されたら、すぐに巣から離れることが大切です。

威嚇をするのはカラスが卵を守るためですので、縄張りから出ればカラスは威嚇をやめます。カラスはヒナを守り育てるために威嚇するので、威嚇された場合はすぐに遠ざかるようにしたいですね。

      カラスの繁殖期はカラスの威嚇に注意!

カラスの卵は許可なく撤去できない

カラスは『鳥獣保護管理法』によって保護されていますので、捕獲・処分することは法律違反となります。カラスの卵やヒナの場合も同様です。巣を撤去したい場合は、巣がある場所の管理者に連絡をして巣の撤去を依頼するか、業者に依頼します。巣の条件によって異なりますが、20,000円~30,000円程の料金がかかるようです。

巣を撤去した後、また同じ場所に巣を作ってしまうことがあります。同じ場所に作らせないようにするためには、巣を作りやすい環境をなくすことが必要となります。

木の枝の三つ又の部分は巣を作りやすいので剪定し、二又にすると巣作りしにくくなります。そして、針金ハンガーなどを外に放置しないようにするなど、巣を作らせないようにすることが大切です。

      カラスの卵は許可なく撤去できない

まとめ

カラスの卵の不思議から威嚇行動の謎まで、知っているようで知らないカラスのことがわかりました。攻撃的というイメージが強いカラスですが、しっかりと子育てをする姿にイメージが少し変わったのではないでしょうか。

知らないうちに巣の近くを通ってしまうこともあると思うので、威嚇されたらすぐにその場から立ち去ること、巣があるとわかっているところは通らないようにすることが大切です。どうしても巣の近くを通らないといけない場合は、傘を差したり帽子をかぶったりして頭を守るように工夫をして攻撃を防ぎましょう。

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