カラスの駆除は自分でできる?素人でもできる対処法をご紹介

2021.4.30

カラスの駆除は自分でできる?素人でもできる対処法をご紹介

人の生活の中でよく出現するカラスはハシブトガラス、ハシボソガラスの2種類だといわれています。これらのカラスは、カラスの中でも個体数が多く、ごみを散乱させたり、農作物などに被害をあたえたりなど、私たちにとって深刻な問題を生み出します。
とくに、生ごみの散乱はカラス被害の中でも身近で起きる被害なのではないでしょうか。

カラス被害は放置しておいても被害が拡大するだけですので、とくに被害が酷い地域ではなんとかして被害を食い止めたいものです。
このコラムではそんなカラスの駆除についてご紹介します。

殺してはダメ!カラスの駆除と法律の関係

私たちの暮らしの中でよく見かける害鳥カラス。その種類の多くはハシブトガラス、ハシボソガラスの2種類が主とされています。このカラスたちは共通して雑食性であり、よく外に置いてあるゴミ袋を食い漁り、生ごみを散乱させたりと地域の景観を悪くしてしまいます。
また、農作物などを食害しますので、農業を生活の一部とされている人にとっては経済的なダメージを受けてしまうでしょう。
そして、被害が酷いときには人間に襲い掛かったりする迷惑なカラスもいますので、被害が深刻な地域では早急に駆除したいとお考えの方も多いはずです。
しかし、早めに駆除したいと思っても、カラスに至ってはそう簡単に駆除できないように法律で決められています。

むやみな殺生は厳禁

ハシブトガラス、ハシボソガラスを含むすべての野生鳥獣は「鳥獣保護管理法」という法律でむやみな殺生や傷つける行為を禁止しています。もし、許可のない駆除をおこなえば1年以下の懲役、または100万円以下の罰金を科せられることがあります。

しかし、この2種類のカラスは法律である程度守られていると同時に「狩猟鳥獣」と呼ばれるものにも該当されます。

狩猟鳥獣とは?

狩猟鳥獣とはその名の通り狩猟対象にできる鳥や獣のことを指します。これらは国で定められた「有害」な生き物として認定されている動物で、国や自治体が定めた条件と、狩猟に必要な届け出を出し、受理されれば条件範囲内で駆除をしても大丈夫というものです。

免許があれば駆除できる場合があるけど、素人では駆除は難しい

町で見かける2種類のカラスは国や自治体が定めた規準を満たし、許可を得られれば条件の範囲内で駆除ができます。しかし、狩猟免許を持たない素人ではカラスを駆除することは困難を極めるでしょう。
ですので、法律に違反しないように、カラスを駆除するためにはいかにカラスを傷つけずに穏便に退治することが重要になってきます。

カラス駆除と法律の関係

駆除がダメなら……。カラスを穏便に退治する方法

カラスを駆除する場合は傷つけずに穏便に退治するようにしましょう。しかし、カラスは賢く、ときに危険になりえる生き物です。むやみに危害を加えれば反撃にあってしまったり、カラス被害が酷くなる一方です。この章ではカラスをいかに穏便に退治する方法をご紹介していきます。

・テグスを張る
テグスとは一般的にビーズアクセサリーなどで使うナイロン製のひもや釣り糸などを指します。これらをカラスが出現しやすいベランダの手すりなどに張り巡らせましょう。こういった糸は手すりに止まったカラスの足に絡まり、動きを妨害する役割を持ちますので、カラス対策としては効果が期待できます。

・カラスネット
生ごみなどを食い散らかさないように防止するネットです。これをかぶせることで、カラスによるゴミ散乱を防止できます。

・レーザーポインター
レーザーポインターをカラスに当てて驚かすといった退治方法もあります。この方法はカラス退治の中でも効果が期待できるものの、使用上、法律に関係してくることがあるので注意が必要になってきます。このレーザーポインターの説明は後ほどご紹介します。

カラスを傷つけない駆除方法◯選

被害に悩まない日々へ!カラス退治は予防が大切

カラスを穏便に撃退するにはカラスの行動を妨害することなどが効果的です。しかし、この撃退法も何度か繰り返していくうちに効果が激減してしまうことでしょう。

来てしまったカラスを追い払うことは大切なことですが、その前にカラスが身近に来ない予防しておくことで、カラスの被害に悩むことなく日々を過ごすこともできます。
この章ではカラスが来る前に、来ないようにする予防法について挙げていきます。

ゴミを長時間外に置かない

ゴミの日にゴミ捨て場を中心に散乱しているゴミや生ゴミ。これは放置しているゴミ袋をカラスが食い散らかしている証拠です。
もし長時間にわたってゴミを外に放置している人がいらっしゃれば、カラスがゴミを狙えないように長時間外に放置しないようにするとよいでしょう。こうすることで、カラスがゴミをついばむ機会を与えず、自然とカラスの被害が減らせます。理想としてはゴミ収集車が来る少し前にゴミを出すといいですね。

餌をあげない

公園の鳩に餌をあげる感覚でカラスにも餌をあげる人も中にはいることでしょう。カラスはとても賢い鳥なので、餌をあげると「人間は餌をくれる」と学習してしまい、人を怖がることがなくなってしまうのです。

家や周辺の管理を徹底的に

カラスは自分の餌を隠して貯める習性を持っており、これらの隠し場所は自分の巣はもちろん、建物の隙間や植木鉢など多岐にわたります。
この隠して貯めた餌をとりに自分の身近にやってくることもあるので、隠し場所を作らせないことが重要となってきます。日ごろから家の周辺、近所を清潔に保ち、管理をおこなっておきましょう。

レーザーポインターを使うときは注意して!

さて、2章でガラスを穏便に退治する方法として、レーザーポインターを使った方法をご紹介しましたが、このアイテムを使うときは人が多い場所や、人に向けたりなどの間違った使い方をしないようにしましょう。こういった間違った使い方をしてしまうと、重大な事故や事件につながる可能性があったりします。

とくに、レーザーポインターは強い光を発しますので、目などに当たってしまうと失明してしまうおそれもあります。
また、レーザーポインターを購入するときは、経済産業省が認定した検査機関で合格した製品に付けられるPSCマークがついたものを使いましょう。

レーザーポインターは販売や使用が制限されています
レーザーポインターは使い方によっては危険性を伴うことから、販売や使い方に制限が設けられています。例えば、レーザーポインターの光はプレゼンテーションや教育の場で映像などの一点を指し示すためときにその便利性を発揮しますが、その反面、使い方を誤れば身体に影響を及ぼす恐れもあります。
ですので、レーザーポインターには出力に応じて種類が分けられていて、それぞれに、基準、制限を設けているのです。

法律との関係

日本では、使い方を誤ると危険なレーザーポインターの製造、販売などを消費生活製品安全法という法律で制限しています。レーザーポインターを規制している内容としては……。
 

・全長8cm以下

・重量40g以上

・最大出力1mW(ミリワット)未満。(JIS C6802規格 クラス1~2)、おもちゃ用はクラス1のみ。

・電池の個数2個以上

・出力安定回路の搭載、手を離すと発光がオフになる設計。

 
上記のような細かい取り決めがあります。これはレーザーポインターを多くの人が安全に使うための法律です。この規定を超えるレーザーポインターの製造、販売、輸入等は禁止されています。

レーザーポインターのクラスとは

レーザーポインターは光の強さなどで細かい種類に分けられています。その分類は以下の通りです。

クラス1
約0.2mW(ミリワット)ほどの出力。100秒間瞬きせずに直視しても問題ないといわれています。PSCマーク認定のレーザーポインターでおもちゃ用にわけられる種類です。

クラス2
約1mW未満の出力で、0.25秒間未満の直視は問題ないといわれていますが、2001年以降にこのクラスより上のレーザーポインターの製造、販売及び輸入は法律で禁止されています。
主にプレゼンテーション用として使われるものが多いです。

クラス3A
レーザーポインターの使用などを法律で制限される前に販売されていたレーザーマーカーなどがこれに分類されます。直視しても瞬きなどで回避できる場合がありますが、オペラグラスなどで直視してしまった場合、目に致命的な損傷を与えるレベルの危険があります。

クラス3B
約500mW以下の出力で光学ドライブのレーザーがこれに該当します。このレベルの光線は直視してしまうと目に大きなダメージを与えます。

クラス4
クラス3Bを超える出力はここに分類されます。拡散反射でも目に悪影響を与え、被害が酷いときにはやけどや皮膚障害の原因になってしまいます。温度上昇により照射部分が発火することがあるので使うときにはレーザーポインターの正しい知識などが必要になります。レーザーショー向けのものはクラス4に該当します。

このような感じで、レーザーポインターには分類があり、1のものはレーザーポインターの中でも比較的危険度も低く、日本でよく販売されているものになります。しかしクラスが上がっていくにつれてその危険度は増し、日本でも使用に制限がかけられています。

カラス駆除はプロにご依頼を

カラス駆除で不安が残るときはプロに相談

カラスの駆除は暴力的なやり方は禁止されていますし、仮にそんな乱暴な駆除をしてしまえば、カラスからの報復や根本的な被害の解決に至らないことがあります。
そんなリスクを犯さないためにも、カラスの駆除は業者に依頼したほうが手っ取り早く解決できるでしょう。

また、穏便な撃退をしてくれると同時に、プロ目線で再発しないようなアドバイスもくれる場合もあるので、こういったメリットを考えると業者に依頼したほうがお得ともいえます。

まずは被害の相談だけでもカラスの駆除業者にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

カラスは野生の鳥の中でも常に人の近くで生きている鳥の1種であり、名前も姿もなじみ深い生き物です。しかし、そんななじみ深さとは裏腹に、ゴミを食い散らかしたり、農作物などにダメージを与え、ときには人を襲う危険で迷惑な鳥でもあります。
カラスによる被害、トラブルを事前に回避するためにも、カラスの駆除や対策をおこなっておくべきでしょう。カラスを駆除、退治は素人では難しいこともあります。もし、難しいと感じたらカラス退治を取り扱う業者にいらいするとよいでしょう。

カラス駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。

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