日本でよく見られるカラスは2種類!くちばしの特徴で見分けられます

2021.7.9

日本でよく見られるカラスは2種類!くちばしの特徴で見分けられます

日本に生息しているカラスも種類が複数存在します。日本で見られるカラスについての特徴種や生態の違いについてまとめました。
ごみを荒らしたり大きな鳴き声で睡眠を妨害したりと私たちの生活にしばしば害をもたらすカラスたちですが、身の回りに潜むカラスの特徴を理解して、適切な対応をすることが大切です。

そこで今回は、カラスの種類ごとの特徴と対策について詳しくご紹介していきます。

日本で見られるカラスの種類

日本で見られるカラスの種類には大きく5つあります。日常でよく見かける黒いカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類ですが、そのほかにも西部から渡来してきたミヤマガラスや北海道でのみ見られるワタリガラスや腹部が白いコクマルガラスなどが見られることがあります。

このコラムでは、私たちの生活に最も身近なハシブトガラスとハシボソガラスの2種類についてどのような特徴や生態があるのか詳しく見ていきましょう。

▼日本で見られるカラスの種類

『ハシブトガラス』と『ハシボソガラス』の見た目の違い

日本で見られるカラスの種類はハシブトガラスとハシボソガラスの2つがよく見られると前章で述べましたが、これらの外見上の違いについて述べていきます。

ハシブトガラス

  • くちばしが太く、くちばしの上部がアーチ状にカーブしている
  • 頭部が丸く出っ張っている
  • 「カァー」と澄んだ声で鳴く
  • 両足を出してぴょんぴょん跳ねるように歩くことが多い

ハシボソガラス

  • くちばしが細く、くちばしのカーブが緩やかでまっすぐ
  • 頭部が平らでまっすぐ
  • 「ガァー」とガラガラ声で鳴く
  • 足を交互に出して二足で歩くことが多い

『ハシブトガラス』と『ハシボソガラス』の見た目の違い

『ハシブトガラス』と『ハシボソガラス』の生態の違い

ハシブトガラスとハシボソガラスの生態の違いについて、この章で言及します。

ハシブトガラス

  • 山や森、ビル街などの立体的な環境にいることが多い
  • 高い場所から周囲を眺めて餌を探す
  • ほとんどの時間、木や電柱の上にいる
  • あまり歩かない
  • くちばしを使うのがうまい
  • 都会に近い環境を好む(特に東京都心)
  • 樹木の間や室外機の陰などに食料を隠す
  • 地域によって性格が変わる(都会では人間を恐れず襲い掛かってくる個体もいるが、田舎では警戒心が強い個体が多い)
  • 樹木の種子や肉類を好んで食べる
  • ごみを散らかす
  • 3月中ごろに産卵時期がはじまる
  • 巣の場所を知られるのを嫌うため、オスは餌を運んできても巣には入らない

ハシボソガラス

  • 畑、河川敷、公園などの広くて平面的な場所にいることが多い
  • 見通しの良い場所を好む
  • 地上を歩いて活動することが多い
  • 田舎に近い環境を好む
  • クルミや貝などの固い餌を空中から落として割って食べることがある
  • 草むらや石の下などに食料を隠す
  • 警戒心が強い
  • 農作物や昆虫を好んで食べる
  • 農作物を食い荒らす
  • 2月終わりごろに産卵時期がはじまる
  • オスは巣に入って、メスの口に直接餌を与える

ちなみに、都会と田舎の両方の要素をあわせもつ地方都市のような場所では、ハシブトガラスとハシボソガラスの両方のカラスが2種類とも生息していることがあります。

『ハシブトガラス』と『ハシボソガラス』の生態の違い

カラス対策は基本的に同じ

カラスの種類にかかわらず、カラスは人間に害をもたらすことがあります。たとえば、生ごみを散らかす、鳴き声で安眠を妨げる、農作物を食い荒らすなど、様々な害をもたらすことがあります。

どのような害をもたらすかはカラスの生態に左右される部分はありますが、ハシブトガラスとハシボソガラスのどちらも基本的に雑食性で知能が高く、人の生活に影響を及ぼすという点では変わりません。そのためどちらに対しても同じような対策で問題はないです。

また、全国でカラスの被害の出方にも大きな違いはありません。生ごみを減らしたり隠したり出す時間に気をつけたりという工夫をすることや防鳥ネット、鳥よけスパイクなどのカラス対策グッズを取り入れることなどで対策ができます。

カラスの被害が出た場合、市販のカラス対策グッズで対処することができればよいですが、被害の規模や状況によっては行政や業者の力を借りなければならないということが起こり得ます。

まとめ

同じように見える黒いカラスでも、複数の種類が存在し、それぞれ特徴もあります。場合によっては人間の生活に害をもたらすことがよくあります。自分でできる簡単な工夫でカラスによる害を防ぐことができればよいですが、カラスは知能が高いのでなかなか対策が難しいということも珍しいことではありません。

なので、ときには行政や業者に依頼して、その協力のもとカラスに対処していく必要があるでしょう。もしカラスの被害にお困りであるなら、駆除業者に相談するのも一つの手段ではないでしょうか。

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