私たちの暮らしのすぐそばにいる鳩。公園にいたり、空を見上げると電線に器用に乗っていたりして、その姿からは可愛らしい印象も受けるでしょう。
しかし、実は恐ろしい病原菌の持ち主なのです。そのことから、彼ら鳩は「空飛ぶネズミ」と呼ばれることさえあります。
では、なぜ空飛ぶネズミと呼ばれるのでしょうか?病原菌をはじめ、鳩による被害はどうなっているのか、徹底的に確認したいと思います。
目次
鳩が空飛ぶネズミと呼ばれる理由
では、なぜ鳩が空飛ぶネズミと呼ばれているのでしょうか?
私たちと同じ生活空間で過ごしているため、鳩にはネズミのような不衛生なイメージは関連付けにくいかもしれません。
しかし鳩の体内には無数の病原菌が寄生しています。その中には、人間に移ってしまう菌も含まれているのです。
つまり人間にとって鳩は、深刻な健康被害をもたらしてしまう原因となるおそれがあるといえるでしょう。
病原菌による代表的な被害とは
ハトが病原菌を運ぶことから、空飛ぶネズミとたとえれることはわかりました。
では、具体的にどんな病原菌をもち、どんな健康被害につながるのでしょうか。
鳩だけでなく、鳥類が持つ病原菌としてイメージしやすいものに「鳥インフルエンザ」があります。
この鳥インフルエンザは鳥類が腸内に保有する可能性がある「鳥インフルエンザウイルス」が原因で起こる病気です。症状として、高熱のどの痛み、高熱による関節の痛み、咳、おう吐などがあげられ、人から人への感染など広がりやすい病気の一つです。
ただ、鳥から人へ直接移る例は確認されていないようです。
それよりも、身近で注意しなくてはならないのが「クリプトコックス症」という病気なのです。これは「クリプトコックス菌・ネオホルマンス菌」というあまりなじみのない菌が原因で起こります。
症状として、発熱、だるさ、胸の痛さ、繰り返す咳など肺炎に近い症状が主となります。
聞き覚えのない病気の名前に驚いた人もいるでしょうが、普段は土の中にいる菌の名前で、日常にありふれたものの一つです。しかしこれらを鳩が保有し、糞に混ざることで空気中に舞い上がり、私たちの体に取り込まれやすくなって発症するのです。
しかし、大人の場合、ほとんど発症まで至ることはありません。しかし免疫力が弱まっているときや、もともと免疫力の弱い小さな子どもや高齢者などはしっかりと対策することが必要です。
鳩の被害はほかにどんなものがあるの?
では、病原菌以外でも被害はあるのでしょうか?例えばネズミは柱や電気ケーブル、農作物に至るまであらゆるものをかじってしまい、大きな被害をもたらします。それが原因で漏電し、火災になってしまうこともあるのです。また、糞による衛生的な被害も大きいでしょう。
では、空飛ぶネズミと呼ばれる鳩はどうでしょうか。
農作物被害 衛生面
よく報告があげられるのが農作物の被害です。鳩がつついたり糞がついてしまい、衛生的にも見た目としても市場にだすことができなくなってしまうのです。
景観の被害 見た目
景観の被害も多く確認されています。
ハトの糞が美しいビルや建築物についていると、一気にイメージが下がってしまうのです。見つけたとき嫌な気持ちになったことはないでしょうか?
それに大量にあるといや~な臭いなども発生させてしまうため、美しい景観が台無しになってしまうのです。
金属の被害 金属腐食
イメージがあまりわかないかもしれませんが、鳩の糞により金属部分が腐食するという被害もあります。
あまりにも量がありそして長期間になると、糞に多く含まれる酸が金属に作用し、脆くしてしまうのです。
実際に、商店街のアーケード部分が鳩の糞によって腐食し、長年溜まったホコリの重さも手伝い崩れるまで至ったという事例があります。
鳩の被害を受けないためにはどうすれば?
では、空飛ぶネズミと呼ばれる鳩の被害をへらすにはどうしたらいいのでしょうか?
忌避剤の使用
自分でもできる対策として、忌避剤を使ったものがあげられます。
忌避剤とは、対象の動物が嫌がる匂いを含んだ薬のことです。
例えばスプレータイプは、虫よけスプレーのように手軽には使えることが特徴です。しかし、効果は1~2時間程度にとどまります。
固形タイプならば効果は長く、1ヶ月程度持続します。しかし濡れると溶けてしまうものが多いため、屋根があるところなどに置いておく必要があるのです。
最も効果が得られるのがジェルタイプでしょう。
1年~1年半と最も長く効果が期待できることが可能です。
また鳩が嫌がる匂いだけでなくベタベタとさせることで、鳩が「ここはすごく不愉快で嫌な場所だな」とおしえこむことができます。そのため強力ではありますが、もちろん人間にとってもベタベタして不愉快な場所になってしまうのが難点といえるでしょう。
便利な忌避剤ですが、使用方法を間違えてしまうと効果が十分に得ることができないのでしっかりと確認し、使用しましょう。
しっかりとした掃除
また、鳩の糞を定期的に取り除いて、金属の腐食の被害などを防止することも大切になります。
方法としては使い捨てのマスク、手袋とゴーグル、ゴーグルのようなものがなければメガネなどをきちんと装備し、いらない新聞紙やキッチンペーパー、ぬるま湯と塩素系洗剤を使用して拭い取りましょう。
塩素系の洗剤を使った後は床材やタイルなどを傷めてしまうこともあるため、必ず後から水で流してください。
業者に依頼
しかし、それでも鳩の被害が抑えられないこともあります。そのようなときには、駆除の専門業者に依頼することも考えなければならないでしょう。
駆除業者は、電気ショックや止まれそうなところをスパイク処理をおこない止まれないようにし、侵入させにくいように工事をしてくれて、鳩を近づけないようにしてくれます。自分たちでは難しい対策を行ってくれるため、被害が深刻な場合、一度相談してみてはどうでしょうか。
まとめ
ハトが空飛ぶネズミと呼ばれる由縁である、被害と対策についてお話しさせていただきました。
ハトの糞による健康被害を受けないためにも日ごろの掃除などは手袋やマスクをし、対策を行ってから掃除に取り掛かることを推奨します。
またハトによる健康被害を受けないためにも、鳩とひとが上手に住み分けをして被害を減らしていきたいものですね。業者や忌避剤を、活用し、住み分けのための第一歩を踏み出しましょう。
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