下水のネズミ対策方法を解説！早めの駆除と予防で被害を防ごう！

下水からくるネズミの対策は、殺鼠剤（さっそざい）という薬剤の使用が有効です。下水から侵入するネズミの多くはドブネズミですが、このネズミは殺鼠剤への抵抗がないためです。

この記事では下水のネズミ対策について解説していきます。侵入経路などの原因を知っておくと、効果的に予防ができるでしょう。

下水からのネズミ対策方法

キッチンやトイレの排水溝など、下水からくるネズミのほとんどはドブネズミです。ドブネズミの体長は20～30cm程度で、グレー色の身体です。ほかのネズミよりも比較的耳が小さいのが特徴です。

人をかむなど、どう猛な性格といわれています。下水や地下、ゴミ捨て場に生息しており、排水溝を通って施設や住宅に侵入してきます。エサとしては、肉や魚を好むようです。

この章では、ドブネズミなど下水から侵入してくることが多いネズミの対処方法をご紹介します。

殺鼠剤の使用

下水から侵入してくるドブネズミなどを駆除するには、殺鼠剤という薬剤の使用が効果的です。殺鼠剤にはいくつか種類があり、ネズミ自体を駆除するもの、または、毒を混ぜたエサを巣に持ち帰らせて一掃するものなどがあります。

なかにはクマネズミなど、殺鼠剤に警戒心が強いスーパーラットといわれるネズミの種類もいます。しかし、排水溝など下水から侵入してくることが多いドブネズミは、比較的殺鼠剤が効きやすいといわれているのです。

殺鼠剤は、ネズミが通りやすい場所に設置します。下水から侵入をした後は壁や柱を伝って移動をしますので、このような通り道に殺鼠剤を置きましょう。

ドブネズミは下水からあらわれるだけではありません。屋根の下の通気口や壁の割れ目のすき間などからも入ってきます。ここにも殺鼠剤を置くとよいでしょう。

粘着トラップは不向き

ネズミを捕獲するグッズに、粘着のりがついた粘着トラップがあります。ネズミが粘着トラップの上を歩くと、身体にのりがついて身動きが取れなくなる仕組みです。

しかし、ドブネズミの捕獲には適していません。下水に生息しているので体が濡れていることが多く、粘着のりが身体につきにくいからです。そのため粘着トラップにかかっても逃げられやすいのです。トラップを使うなら、かご型のものなどほかの捕獲器がよいでしょう。

ドブネズミは排水溝を伝ってやってくる

下水から侵入してくるドブネズミは、キッチンやお風呂などの排水溝から侵入してきます。ここでは排水溝やそのほかの侵入経路、あわせて侵入防止対策についてもご説明します。

侵入ルート

普段は都市の地下設備や下水施設で生息をしているドブネズミは、排水溝を通ってキッチンやお風呂などにあらわれます。

また、そのほかの侵入ルートには、壊れた外壁、屋根のひさしの下、家の基礎のすき間などが挙げられます。また、空気の通り道である通気口や換気扇からも侵入してくることもあるのです。

小さなすきまも危険

ネズミは大きな穴からだけではなく、小さなすき間からも侵入してくることもあります。ネズミが歯でかじって、すき間を自分が身を入れられる大きさにしてしまうのです。

これは、ネズミの前歯は一生伸び続けるので、エサ以外にも固いものをかじって歯をけずる習性があるためです。そのため、石膏など柔らかい材質の壁は、ネズミに穴を開けられやすくなります。

侵入口をふさぐ

屋外からネズミが入ってこないようにするには、侵入経路をふさいでおきましょう。穴やすき間をうめるには、金網やパテを使います。

屋根の下や家の基礎のすき間、通気口には、金網を設置しておきましょう。「防鼠板」という名前でホームセンターやインターネット通販で販売されています。ただし、ダンボールや木板はネズミがかじって突破してしまうので、使わないようにしてください。

小さなすき間には、パテを塗ってください。防鼠パテは粘土状のものでこちらもホームセンターなどで購入が可能です。

ネズミがかじると苦い味がする金属たわしを、詰めておくのもよいでしょう。柔らかい材質ですので、穴の大きさにあわせて自在にたわしの形を変えられます。

放置すると怖いドブネズミによる被害

ドブネズミは気持ちが悪い見た目や、フンをまき散らすなどの被害だけではありません。駆除をあとまわしにしていると、感染症や食害などのリスクがあり、そのほかにも家屋や設備が損傷する危険性もあるのです。

感染症

ネズミにかまれておこるのが鼠咬症（そこうしょう）という感染症です。2週間の潜伏期間ののち頭痛や発熱、リンパ節の炎症がおきます。

ほかにも、ネズミはサルモネラ菌食中毒菌や寄生虫菌などの菌を媒介します。ネズミのフンや尿の中にふくまれるサルモネラ菌が食品に付着すると、それを食べた人が急性胃腸炎などの食中毒を引き起こすおそれがあります。

また、ネズミにはツツガムシというダニが寄生しています。ツツガムシに刺されると、全身の発疹や高熱になるツツガムシ病を発症するおそれもあるのです。

食害

ドブネズミは飲食店の厨房や食材倉庫でエサを探し回ります。そのためドブネズミが好きな魚や肉類が被害に遭うようです。

こうしてドブネズミが食品に触れると、サルモネラ菌などを媒介するので食品汚染が広がります。この食材を人間が口にすると、食中毒を発症するおそれがあり危険です。

家屋や設備の損傷

固いものをかじって歯をけずる習性があるネズミは、家屋や設備をかじってしまいます。壁をかじられて穴があくと、ネズミの侵入口ができてしまいます。また、電線やガス管、ケーブルをネズミにかじられると、火災が発生してしまう危険性もあるのです。

ドブネズミの対処に困ったら業者まで！

ドブネズミは下水から侵入してくる不衛生な害獣ですので、あまり目にしたくないものですよね。ご自身で駆除をおこなうときは、捕獲したドブネズミにかまれないように、細心の注意を払わなくてはいけません。

自分でネズミの駆除をすることに自信がない方は、業者に駆除を依頼してみてはいかがでしょうか。業者はネズミの種類にあわせた毒エサや非常に強力な粘着力がある粘着トラップなどを使いますので、安全に駆除をおこなってくれますよ。

また、侵入を防ぐために対策をしたいときも、業者におまかせすると大変有効的です。すき間をふさぐ作業も、一般の方では目の行き届かない場所まできめ細かくおこなってくれます。

駆除や下水のネズミ対策を業者に依頼したいときは、ぜひ業者選びのサポートを弊社におまかせください。弊社は全国に提携業者がありますので、お客様のご要望にそった業者を選定することができます。お電話でもメールでもお問い合わせいただけますので、ぜひ弊社をご利用くださいませ。

まとめ

今回は下水のネズミ対策をご紹介しました。ドブネズミは殺鼠剤が効きやすいネズミです。駆除するには、侵入経路や通り道になりやすい場所におきましょう。

ドブネズミの主な侵入経路は排水溝ですが、屋根の下や家の基礎のすき間などからも入ってきます。金網やパテなどで穴をふさいで侵入をしてこないようにすると、効果的な対策になります。

また、ドブネズミは放置せずに、発見次第対策をするのが重要です。放置すると、感染症の発症や建物の損傷など深刻な被害につながるからです。

効果的な対策をおこなうには、業者におまかせすることをおすすめします。もし業者選びにお困りでしたら、ぜひ弊社にご連絡ください。

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