空き家のネズミ対策は、殺鼠剤やトラップなどを使って駆除をおこないましょう。またそれとあわせて、再び被害を受けないために侵入口をふさいでください。
空き家はネズミにとって格好の住み家になります。早めの対策をおこなわないと被害が大きくなってしまうのです。
この記事では空き家のネズミ対策について解説していきます。自分に合った方法で対策していきましょう。
目次
自分で駆除・対策する方法
まずはネズミを自分で駆除をする方法をご紹介します。ご自身でおこなうと費用が安く済むのは大きなメリットですが、設置などの手間がかかるのがデメリット。
また、ケガや感染症のリスクもありますので、殺鼠剤などの薬剤やトラップを使って慎重に駆除をおこないましょう。
殺鼠剤
殺鼠剤(さっそざい)はネズミを駆除する薬剤で、いくつか種類があります。ネズミ自体を駆除するものや、ネズミが好むエサに毒を入れて巣に持ち帰らせて一掃するものなどがあります。
殺鼠剤は、おもにネズミがでる場所や巣の近くに設置します。しかし、ネズミは警戒心が強いため、最初はエサを食べないかもしれません。もし1週間たっても効果がないときは、殺鼠剤の位置を変えてみるなど工夫してみましょう。
ただし、殺鼠剤の利用には注意点もあります。毒エサを巣に持ち帰った後のネズミの死骸は、かならず探して処理をおこなわなくてはいけません。家の中に死骸を放置していると、ダニやウジがわいて不衛生な環境になってしまいます。
ネズミの死骸を見つけたら、新聞紙などでくるんでゴミ袋に入れて密封をします。そのときは絶対に素手であつかわずに、手袋をして片付けてください。死骸はお住まいの自治体の分別方法にそってゴミとして出しましょう。
トラップ
トラップはおもに粘着シートや捕獲機などが有名な、ネズミが通りやすい場所に設置する駆除グッズです。
粘着シートは、おもにダンボールの表面に粘着のりがついたものです。本のような折りたたみ型が一般的で、捕獲した後は折りたたんでネズミに手を触れずに処分できます。これは、ネズミが通りそうな場所にすき間なく敷くとよいでしょう。敷く範囲がせまいと、ネズミがジャンプするなどして通りすぎてしまいます。
捕獲器は、檻やボックス型のものがあります。檻型は、捕獲器の中にエサをしかけておいてネズミが入ると扉が閉まる仕組みです。死骸を処分したら、何度でも繰り返し使えます。
ボックス型は、せまくて暗い場所を好むネズミの習性を利用したものです。捕まえた後はゴミ袋死骸を入れられるので、最後までネズミの姿を見なくても済みます。
侵入口をふさぐ
ネズミはエアコンの配管部やキッチン、お風呂などの排水口、換気扇のすき間などから侵入をしてきます。数cmほどのすき間があれば侵入できますので、しっかりふさいでおきましょう。
大きな穴には防虫金網や専用たわしを設置することをおすすめします。防虫網はホームセンターやインターネット通販で購入が可能です。金網は接着剤で貼り付けます。ネズミが嫌がるにおい付きのたわしは、穴が開いたすき間に入れておきます。
細いすき間は、ネズミ防止パテで穴をふさぎましょう。ネズミが嫌いな唐辛子成分が含まれた粘土状のパテなどでふさいでください。
空き家の管理会社に管理を任せる方法
お住まいから遠く離れた場所にある空き家のネズミ対策には、空き家管理会社の定期巡回サービスが便利です。ここでは、サービスの費用相場やメリット、注意点をご説明します。
費用相場
空き家の定期巡回サービスは基本的に1か月につき約1万円がおおよその相場です。
おもに1カ月ごとの契約、ということが多く、その一般的な作業内容としては換気、雨漏り確認、ほうき掛け、拭き掃除、郵便物の回収などなど。追加でオプションをつけると、少々高額になることもあります。
これはおもに月に1度、空き家を訪問して作業をおこなうことが多いでしょう。
メリット
空き家管理会社の定期巡回サービスのメリットは、部屋を清潔に保てるのでネズミが好む環境になりにくくなります。また、ネズミが発生して隣家に入り込むなどの、ご近所トラブルを防げるでしょう。
またネズミ対策以外にも、空き家の管理を任せられるというメリットがあります。不審者侵入の防犯として効果的ですし、簡易清掃をしてくれますので、住宅の老朽化を防げます。
注意点
空き家の定期巡回サービスを利用しても、ネズミが侵入しなくなるというわけではありません。作業員はネズミなどの害獣専門駆除業者ではありませんので、実際にネズミが侵入をしていても気づいていないということもありえます。
空き家の巡回サービスは、駆除というよりは対策としての面が大きいでしょう。
ネズミ駆除業者に駆除を依頼する方法
「ネズミ駆除をおこなってみたけれども効果が見られない……」というときは、業者に駆除を依頼しましょう。ここでは、業者による駆除費用の相場や作業内容について解説をしますので、ぜひお役立てください。
費用相場
ネズミの駆除の費用は、10万円から30万円程度が相場です。これは、家の広さや構造よって金額がことなります。たとえば、気密性の高い住宅よりも、すき間が多い家は侵入経路が多いため費用が高くなりがちです。
また、被害状況によっても金額に違いが見られます。これは被害が小さいときは少ない訪問回数で駆除を終えられますが、被害が大きいときは長くて数か月~半年間かけて駆除をおこなうためです。
業者のネズミ駆除・対策
業者の駆除の流れは、現地調査、駆除、防鼠工事です。
まずは建物の構造や被害状況を現地で目視調査し、作業内容を依頼者に提案します。
駆除では、おもに粘着シートや毒エサの設置をします。被害が大きいときはそれだけネズミの数が多いということですので、多くの薬剤や駆除対策が必要になります。
防鼠工事は外から入ってくるネズミの侵入経路をふさぐ工事です。これをおこなわなければ費用はおさえられるかもしれませんが、再びネズミが侵入をしてこないようにするにはとても重要な対策です。
近所の空き家に出入りするネズミを見つけた場合
ご自身が所有する空き家ではなく、近所の空き家に出入りするネズミを見つけたときも対策が必要です。自宅にネズミが入ってこないようにいくつかおこなう方法があります。さらに、近所の空き家の所有者に知らせることができるとよいでしょう。
自宅に侵入されないよう対策
ご自宅の対策としては、まずネズミのエサになる食べ物を室内に放置しないようにしましょう。また外からネズミが入ってこないように侵入口をふさぎ、入ってこないように対策してください。
しかし、自分で対策をおこなうことに不安な方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、一度プロのネズミ駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。
空き家の持ち主に連絡する
ネズミが出入りしている空き家の所有者の名前が分かれば、NTT番号案内で照会できるかもしれません。しかし、名前が分からない場合は、次の方法で調べられます。
空き家の地番と家屋番号が分かるのであれば、一般財団法人民事法務協会のインターネットサイト、「登記情報提供サービス」にて登記事項を検索できます。こちらは、有料で利用が可能です。
もし、地番と家屋番号が分からなければ、その地域の管轄登記所に相談してみましょう。
また、空き家の所有者は法務局でも調べられます。窓口で「登記事項要約書」の交付請求をおこなうと、所有者が分かるでしょう。登記事項要約書は窓口で手数料を支払えば取得できるので、一度相談してみましょう。
まとめ
ここでは、空き家のネズミ対策について解説をしました。自力で駆除をおこなうときは殺鼠剤やトラップなどのグッズを使って安全に駆除をしましょう。捕獲した後はあわせて侵入経路をふさいでおいてください。
お住まいからはなれた場所に空き家がある場合は、空き家管理サービスを利用してみてはいかがでしょうか。ご自宅から通って対策をおこなうよりも費用を安く済ませるでしょう。
もしご自身の手に負えないほどネズミが繁殖をしてしまったときは、駆除をプロにお任せしましょう。費用をおさえるためにも、早めに相談をすることをおすすめします。
弊社にご連絡をいただきましたら、ご指定の日時に業者を手配して、現地調査をおこないます。コールセンターは毎日24時間ご相談を承っておりますので、いつでもお電話いただけます。
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