ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

2021.4.30

ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

ねずみの駆除を自分でおこなった後、捕らえたねずみの大半は殺処分といった結果が待っているでしょう。しかし、殺してねずみを駆除するとかわいそうと感じる方もいるかもしれません。しかし、そのままにしておけばさまざまな被害をもたらしてしまいます。

そこでこの記事では、ねずみを殺さず駆除する方法について見ていきましょう。自分でできる方法も一緒に紹介するので、参考にしてみてください。

ねずみを殺さずに駆除する方法

ねずみを駆除するグッズはたくさん販売されていますが、毒餌などで殺すねずみ駆除はかわいそうといった意見もあります。また、死んだねずみを処分するのは、やはり不快に感じる方も多いでしょう。そこでこの章では、ねずみを殺さずに駆除する4つの方法について紹介します。

超音波機器

ねずみ駆除用の超音波機器は、ねずみが嫌いな周波の超音波を発生させて追い出すものです。ねずみは耳がよく超音波を聞き取ることができ、超音波でコミュニケーションを図ることもあります。そのため、不快な超音波が鳴り続けている場所は、騒音が聞こえているのと同じです。そのため、ねずみはその場所を避けるように逃げていくでしょう。

超音波機器にも種類があり、周波を変えながら発生できるものが効果的です。また、複数置くことでいろんな方向から超音波を出すことができるので、ねずみによってはより嫌な空間となるはずです。

しかし、その音に慣れ危害を加えられることがないと判断すると再び家の中に戻ってきてしまう場合があります。つまり、ねずみ駆除用の超音波は使いはじめにしか効果が期待できないかもしれません。

かごタイプのねずみ捕り

かごタイプのねずみ捕りは金網の中にねずみの餌を設置して、餌を食べたら入口の扉が閉まる仕組みになっています。そのため、ねずみを傷つけることなく生きたまま捕らえることができるでしょう。また、ねずみが発生している場所に複数設置するだけという手軽さもあります。

しかし、1つのかごに対して1匹しか捕らえることができなかったり、仲間が捕まることでねずみが警戒してかごに入らなくなってしまったりします。また、捕獲後のねずみは自分で処分することになり、殺したくない方は庭に放すことになるでしょう。そうすれば、再び家の中に戻っていってしまうこともあるため、根本的な解決にならないこともあるのです。

ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

忌避スプレー・忌避剤

忌避スプレーや忌避剤は、ねずみが嫌いなニオイを噴射して追い出す商品です。薬局やホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。また、嫌なニオイを吹きかけるだけなので、ねずみを殺してしまう心配もありません。

しかし、効果は一時的なもので定期的に繰り返して噴射しなくてはならないため、手間に感じる方もいるでしょう。さらにねずみの嫌いなニオイですが、人間もきついニオイと感じるかもしれません。定期的に使用すれば、家に残ってしまい不快に感じることもあるようです。

ハーブやハッカ油、唐辛子などの天然成分が使われているものが多いですが、小さなお子さまやペットがいる家庭での使用は、躊躇される方もいるかもしれません。

専門業者に頼む

ねずみ駆除業者に依頼すれば、自分で殺したり死骸を処分したりすることなく駆除することができます。また、業者はねずみ駆除に関して豊富な知識や技術、専用の道具を持っているため、スピーディーに解決してくれるでしょう。また、駆除後の再発防止や二次被害の対策もしっかりおこなってくれる業者もあるようです。

生活100番には、全国各地の優秀なねずみ駆除業社が加盟しています。そのため、お客様からご依頼いただければ、ご要望に合った業者を紹介させていただくことも可能です。自分で殺すねずみ駆除はかわいそうでできないという方は、ぜひ弊社にご相談ください。

ねずみは放っておいたらいつかいなくなる?

「ねずみを殺すのはかわいそう」「いつかいなくなるだろう」といって、そのまま放置しておく方もいるかもしれません。しかし、エサや快適な環境がある以上、決してねずみが自然にいなくなることはないでしょう。

それどころか放置したねずみはどんどん増え、家や住人に大きな被害をもたらすようになるのです。ここでは、家に住み着くねずみの寿命や繁殖について見ていきましょう。

ねずみの寿命は約3年

家に住み着くイエネズミは、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類です。その中でも家の天井裏などに住み着き被害を及ぼしているのがクマネズミだといわれています。

クマネズミは耳が大きく、左右だけでなく配管などを登る上下の動きも得意なのが特徴です。寿命は3年ほどで、家の中にあるお米やとうもろこし、果物などを食害することが多いとされています。

ドブネズミは3種類の中で最も大きく、下水道や床下などで生活しているようです。人間が食べ残した残飯や昆虫、とくに肉類や魚類を好んで食害しています。寿命はクマネズミと同じく3年ほどで、人間を噛むこともあるほど攻撃的な性格の持ち主です。

ハツカネズミは3種類の中で最も小さく、畑の近くの倉庫などに入り込んで生活しています。また、育てている作物を食害するなどの被害が見られるのが特徴です。イエネズミの中でも寿命が短く、1~2年ほどで生涯を終えてしまいます。

このように見ていくと、家の周りに生息しているねずみは3年ほどが寿命となっており、その間に人間の食べ物を食害したり、糞尿などの被害を広げたりしているようです。そのため、放置しておけば被害は大きくなり、人体にまで影響を与えるおそれがあるかもしれません。

ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

1年で最大70匹も増える

ねずみは繁殖力が高い動物として知られています。放っておけばあっという間に数が増え、被害も大きくなってしまうのです。では、イエネズミであるクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの繁殖行動について見ていきましょう。

イエネズミの代表となるクマネズミは、生後3カ月と早い時期から繁殖行動を始めます。そして、3週間ほどの妊娠期間を経て、約5~8匹の子どもが誕生するのです。しかも1年に5~6回ほど妊娠を繰り返すので、たった1年で25~50匹ほどの子どもが生まれる計算になるでしょう。

また、ドブネズミも生後3か月から繁殖行動をおこない、1回に6~10匹ほどとクマネズミを超える数の子どもを産みます。これを1年で5~6回ほど繰り返すため、すぐに30~60匹ほどまで増えてしまうのです。

さらに繁殖力の高いハツカネズミは寿命もほかの2種類に比べて短いため、生後1か月と早い時期から繁殖行動を開始します。妊娠期間も18~20日と短く、1回の出産で4~7匹ほど、1年に6~10回とたくさんの子どもを産むのです。そのため、1年で25~70匹まで繁殖してしまいます。

このようにねずみの繫殖力は非常に高く、1匹だったねずみがたった1年で数十倍まで膨れ上がってしまうのです。数が増えたねずみが及ぼす被害を想像すると、ゾッとしてしまう方もいるでしょう。

また、クマネズミにおいては繁殖行動を繰り返すうちに、スーパーラットと呼ばれる毒餌などの耐性を持ったものが生まれてしまうこともあります。そうなれば、毒餌などが効かなくなってしまい駆除しにくくなってしまうかもしれません。

ねずみがかわいそうだからといって駆除しないでいると、あっという間に数が増え手に追えなくなってしまいます。自分で駆除できないという方は、業者に依頼して早めに対処してもらうのがおすすめです。

ねずみの侵入を防ぐには?

ねずみを家に侵入させないためには、食べ物の管理、清掃、侵入口の封鎖が重要になってきます。どれも少し気をつければ、自分でできるものばかりです。この章を読んで自分でできることから対策を始めてみましょう。ねずみを駆除した後もしっかり対策をしておけば、再発防止につながるはずです。

食べものは戸棚や密閉容器にしまう

ねずみは何でも食べる雑食性であるため、家にある食べ残しやお米、トウモロコシなどの雑穀類、果物などを食害してしまいます。ねずみの食害から守るためにも、食べ物はガラスやプラスチック製の密閉容器に保管するようにしましょう。また、扉のついた戸棚などにしまっておくというのも有効です。

キッチンの生ごみもねずみの餌になってしまうため、その日のうちにフタのついたゴミ箱に捨てるようにしてください。さらに机の上や床などの食べかすも注意して掃除をしておきましょう。ねずみが、「この家は食べるものがない」と判断すれば、自ら出ていってくれる可能性が高いのです。

家の中を整理整頓する

家をきれいに片づけておくのも、ねずみ予防につながります。ねずみは基本的に散らかっていて身を隠す場所がたくさんある場所を住みかにする傾向があるようです。

とくにダンボールや新聞紙、ティッシュなどの紙類は、ねずみの巣の材料に最適な素材となっています。そのため、あちこちに段ボールが積んであったり新聞紙が置いてあったりする部屋には、ねずみが好んで侵入してくることが多いでしょう。

ねずみが住みにくい環境にするためにも、部屋のダンボールや新聞紙は頻繁に片づけ常にきれいな部屋を心がけるようにしてください。

ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

通気口などの侵入口をふさぐ

換気扇の通気口や壁にできたエアコンの排水ホースの隙間、経年劣化によるひび割れでできた隙間などは、ねずみの侵入口となります。いくら駆除をしてねずみを追い出したとしても、侵入口がそのままでは再び侵入されてしまうでしょう。

そのため、通気口にはねずみ対策用の金網を設置したり、防鼠用のネットをかぶせたりして侵入口をふさいでおくのがおすすめです。また、ひび割れや配管を通す際にできた壁の隙間は、ねずみが嫌うにおいがついたパテなどでふさいでおくとよいでしょう。

しかし、ねずみの侵入口は外から発見できないところにある場合もあります。また、すべての侵入口を発見するのは非常に難しいため、プロに依頼して対策してもらうのが安心です。ねずみ駆除のプロであれば、その実績や知識などから侵入口を見つけ出し、適切な対処をおこなってくれるでしょう。

ねずみを放置することによるリスク

先ほども少し触れましたが、ねずみの駆除はかわいそうといって放置しておくことにメリットはありません。ねずみを放置しておくとさまざまな被害をもたらすことを頭に入れておきましょう。この章では、具体的にどんな被害があるのか紹介していきます。

感染症にかかる

ねずみをそのまま放置しておくとおこる被害のひとつとしては、人体への健康被害です。ねずみの糞や尿に含まれる雑菌やカビの発生、ねずみの体についたノミやダニは、人間にさまざまな感染症をもたらします。代表的なものが、サルモネラ症、レプトスピラ症、腎症候性出血熱です。

サルモネラ症は、高い熱が出たり腹痛などの症状が出たりします。また体の小さな子どもやお年寄りなどは、重症化することもあるようです。レプトスピラ症は風邪と似た症状から始まり、症状が進むと出血なども伴います。

ねずみがもたらす感染症として最も怖いのが、腎症候性出血熱です。ねずみの糞や尿のついたほこりが原因で感染し、熱や出血、腎臓への影響も懸念されています。いまのところワクチンや治療法が解明されていない怖い病気です。

ねずみを放置すれば、このような感染症のリスクも高まります。そのため、早めの駆除をおこないましょう。もし感染症の疑いがあるようなら、すぐ病院にいき医師の診断を仰ぐようにしてください。

ねずみを殺すのはかわいそう?駆除できない人におすすめの対処法

イエダニが発生する

ねずみの体には、イエダニというダニが寄生しています。ねずみが生きているうちは、ねずみの血を吸っていますが、死んでしまうとエサとなる血を求めて移動し始めるのです。ねずみを放置していると、死んだねずみから移動し始めたイエダニが人やペットの血を吸うという被害もあるでしょう。

イエダニは感染症のもととなる菌を持っているため、血を吸われれば感染症の被害も心配です。イエダニの拡散を防ぐためにも、ねずみの死骸や排泄物はきれいに掃除しておくようにしてください。すでにイエダニの被害が見られるようであれば、ねずみ駆除に加えてダニ駆除をおこなう必要があるでしょう。

床・壁や配線をかじられる

ねずみは床や壁の木材や断熱材、電気などの配線をかじる習性があります。床や壁の木材がいくつもかじられてしまえば、家の強度も低くなってしまうおそれがあるでしょう。また、外壁と室内の壁の中にある断熱材は、ねずみの巣を作る素材に適しています。そのため、断熱材にボコボコと穴が開けられ、せっかくの断熱効果が得られなくなってしまうのです。

さらに、ねずみは電気などの配線をかじることもあります。もちろん配線をかじったねずみは感電してしまいますが、家の停電なども引き起こしてしまうため、非常に厄介です。ねずみが噛みちぎった配線から電気が漏れ出し、火災の原因になることもあるでしょう。

まとめ

殺してねずみを駆除するとかわいそうという方は、超音波機器やかごタイプの捕獲器、忌避剤などがおすすめです。どれも自分で用意しておこなうことはできますが、効果があまり期待できないこともあるでしょう。その際は、業者に依頼してねずみを駆除してもらうようにしてください。業者に依頼すれば、ねずみの死骸を見ることなく駆除することができます。

かわいそうだからといってねずみを放置しておいても、感染症などの被害は否めません。ねずみの死骸を見ることなく早めに駆除したいという方は、生活110番をご利用ください。

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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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