クマネズミの大きさはどれくらい?家ネズミの種類と見分け方を解説

2021.4.30

クマネズミの大きさはどれくらい?家ネズミの種類と見分け方を解説

家の中に出現するネズミには「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類が存在します。これらの種類は大きさだけで見分けるのが難しく、特定するためにはその他の生態と一緒に比べる必要があります。

ネズミの種類によって大きさや色、フンの形、生息場所などそれぞれ特徴があり、他の種類のネズミと比べないことには特定することが難しいのです。

この記事ではクマネズミの大きさだけでなく、ドブネズミやハツカネズミの大きさやその他の生態について詳しくご紹介します。ネズミの種類を特定するときにぜひ参考にしてみてください。その他、家に住み着くネズミを駆除する方法についてもお教えします。

クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの見分け方

家で見かけたネズミが3種類のうちどの種類であるかわからないという場合は、「大きさ」「生態」「フンの形」の特徴から特定してみましょう。

見分け方その1:大きさ

クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの大きさや見た目の特徴は以下のとおりです。

クマネズミ ドブネズミ ハツカネズミ
見た目
体の大きさ 約15~26cm 約20~28cm 約6~9cm
体の色 背中:茶色
お腹:黄褐色
背中:茶色・灰色
お腹:明るい灰色
背中:茶色
お腹:白・灰色
尻尾 体より長い 体より短い 体より短い
特大サイズのネズミ「ヌートリア」
クマネズミやドブネズミより大きいネズミの場合、「ヌートリア」というネズミかもしれません。ヌートリアの体長は50cm~70cm程度で、外国から輸入されたネズミです。ヌートリアを見つけたときは、鳥獣保護法(*1)や外来生物法(*2)にしたがって対処する必要があるので、個人で駆除することはできません。役所や害獣駆除業者に相談しましょう

(*1)鳥獣保護法とは、野生生物の多様性や生活環境の保全を目的とした法律で、鳥獣の捕獲や狩猟を規制するものです。

(*2)外来生物法とは、特定外来生物がおよぼす生態系や人々の暮らしへの被害を防止するための法律です。特定外来生物として指定された生物は、飼育や輸入が規制されていたり、場合によっては防除の対象となったりします。

見分け方その2:生態・行動

クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミはそれぞれ生態も異なります。

クマネズミ ドブネズミ ハツカネズミ
生息場所 屋内、屋根裏、壁の中、ビル、天井裏など 下水溝、台所、床下、ゴミ捨て場など 田畑、河原、倉庫、家具の隙間
寿命 約3年 約3年 約1~2年
性格 警戒心が強くて臆病 攻撃的 おとなしい
好物 穀物、果物など 穀物、肉類など 穀物、野菜など

見分け方その3:フンの形

ネズミの姿をしっかり確認できない方は、ネズミが落としたフンの特徴から種類を特定してみるのもひとつの方法です。

クマネズミ ドブネズミ ハツカネズミ
見た目
大きさ 6~10mm程度 10~20mm程度 4~7mm程度
茶・灰色 こげ茶・灰色 茶色
特徴 散らばっていることが多く、形は細長くて不ぞろい。 均一にまとまっていて、やや丸い。 米粒ほどの小ささで、両端がとがっているのが特徴。

また、ネズミのフンに見えて他の害獣のフンだったという場合もあります。もし上記に当てはまらないようなフンの特徴がありましたら、他の害獣を疑ったほうがよいかもしれません。

ネズミのフンの掃除方法

準備するもの
・ビニール手袋(ゴム手袋でも可)
・マスク
・キッチンペーパー
・ビニール袋
・使わない布(2枚)
・除菌用のエタノール
掃除手順
1.マスクとビニール手袋を装着する
2.フンをキッチンペーパーで取り除き、ビニール袋に入れて密閉する
3.周囲の場所を布で拭き取り、布は処分する
4.フンがあった場所を水拭きし、除菌用のエタノールで拭き取る

ネズミの駆除や対策方法はおもに4種類!

家にいるネズミの駆除や対策方法は大きくわけて4種類あります。メリット・デメリットを参考に、ぜひ試してみてください。

【1】忌避剤や超音波で追い出す

忌避剤や超音波は、ネズミが嫌がるニオイや音によって家から追い出すことができます。

メリット
・ネズミを処分しなくてもよい
デメリット
・効果を得るためには定期的な使用が必要
・忌避剤はニオイが強いと感じることもある

忌避剤の種類にはスプレータイプ・くん煙タイプ・設置タイプがあります。家の環境に合ったものを選ぶとよいでしょう。

【2】ワナで捕獲する

クマネズミの退治方法は?

ネズミが行動するルートに捕獲器を設置することで、捕まえることができます。

メリット
・何回でも使える
デメリット
・捕獲したネズミを処分しなければいけない
・大量の捕獲ができない

この方法のコツは、ネズミの大きさに合ったワナを選ぶことです。ワナがネズミの大きさにあっていないと、逃げられてしまうことがあります。また、ドブネズミは体がぬれているため、ワナから脱出しやすいといわれています。そのため、ドブネズミを駆除する際は他の方法がオススメです

【3】粘着シートで捕獲する

ネズミが通る場所に粘着シートを設置しておくことで、ネズミを捕獲することができます。

メリット
・費用が安く済む
・粘着シートごと処分できる
デメリット
・警戒心が強いネズミには効果がないこともある

粘着シートと粘着シートの間にすき間があると、上手に通り抜けてしまうことがあります。できるだけ隙間がないように敷き詰めておくとよいでしょう。

【4】毒餌で駆除する

ネズミが好むものを含ませた毒の餌をネズミが食べることで、駆除することができます。クマネズミの場合、食欲おうせいな種類であるため、この方法はとくに効果的です。

メリット
・複数のネズミを駆除できる
デメリット
・警戒心が強いネズミは餌を食べない
・死骸の場所がわからない
・ペットや子供が誤飲する危険がある

この方法では、毒餌への警戒心をなくすことが重要なポイントです。そのためには、ネズミの好物を毒餌にふりかけるとよいでしょう。

駆除したあとは侵入対策もしておこう

家にいるネズミを駆除できたら、ふたたびネズミが入ってこないよう対策が必要です。ネズミのおもな侵入経路は、排水管、外壁や屋根の穴、換気扇、通風孔などです。金網、ブラシ、パテなどを使ってネズミの侵入対策をおこないましょう。

進化した「スーパーラット」は駆除が難しい

環境適応の極致、スーパーラット

ネズミ退治は、基本的に専用の駆除用品を活用することで対策が可能な場合が多いです。しかし、クマネズミの中には、毒への耐性をもった非常におそろしい「スーパーラット」と呼ばれる特殊な個体が存在します。

スーパーラットは通常のクマネズミと大きさや習性などの違いはありません。しかし、毒餌を食べても死なない特性や、非常に高い適応能力をもっています。たとえば、毒への耐性が子供にも遺伝したり、粘着シートを飛び越えて避けたりするともいわれています。

近年では、スーパーラット対策として高い効果を発揮するリン化亜鉛を含んだ毒エサも普及してきているようです。しかし、非常に強い毒を含むため、家庭での利用には極めて注意が必要です。

やっかいなスーパーラットを増やさないためにも、きちんと業者へ依頼して対策をおこなってもらうことが大切です。

ネズミの被害にしっかり対処するなら業者に相談を!

このコラムではネズミの駆除方法をご紹介してきました。しかし、早く確実に駆除したい場合や、自分で駆除してもまだネズミがいる場合は、ネズミ駆除業者に相談したほうがよいでしょう。

なぜなら、ネズミが家に住みつくとさまざまな被害をもたらし、放置することで被害がどんどん深刻化してしまうからです。

ネズミがもたらす被害の例

近年のネズミ被害のほとんどはクマネズミ

ネズミがもたらす被害はおもに、健康的被害と経済的被害にわけられます。

健康的被害については、ネズミの身体や排泄物に含まれている病原菌によって、食中毒や発熱などが引き起こされることです。また、ネズミがいることの不快感や足音による騒音がもたらす精神的苦痛も、健康的被害といえるでしょう。

経済的被害については、家にある食料が食べられてしまう被害があげられます。さらに、電気配線や建材をかじられることで、停電が起きたり家の耐久性に影響が出たりすることもあります。

このように、ネズミは私たちの健康や暮らしに重大な被害をもたらすため、深刻な被害が出るまえにいち早く駆除するようにしましょう。そのためにも、業者の利用がオススメです。

ネズミ駆除業者を利用するメリット

業者を利用するメリットは、早く確実にネズミを駆除してくれる点です。プロである業者はネズミの生態をよく理解しているため、家にいるネズミの種類や被害状況にあった駆除方法がわかります。

自分で駆除する場合にはあてずっぽうで駆除してしまうこともあるかもしれません。しかし、業者の場合は的確な駆除をおこなうため、結果的に早く確実にネズミを駆除できます。

また、毒餌やワナを使用する場合、ネズミを処分しなくてはなりません。ネズミは病原菌をもっているため、処分の際には衛生面のリスクがあります。しかし、業者を利用すれば駆除後の処理、排泄物・病原菌の消毒、清掃もきちんと対策してもらえるため、安心です。

このように、業者の利用には早く確実に駆除できたり、安全に駆除できたりするというメリットがあります。費用はかかりますが、ネズミの被害が拡大しないよう、業者を利用してみてはいかがでしょうか。

弊社は、ネズミ駆除に対応できる業者を紹介するサービスを展開しています。ネズミ被害にお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。

まとめ

家にネズミが発生してしまったら、まずはあわてずに種類を判別することが重要です。家に住みつくことが多いネズミは、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミです。とくに、クマネズミとドブネズミは大きさ大きさだけでは判断が難しいので、身体の特徴や発生場所を手掛かりに見分けるようにしましょう。

そして、家でネズミを見つけた場合、被害が大きくなるまえにいち早く駆除する必要があります。忌避剤、ワナ、毒餌などを使ってネズミを駆除しましょう。

しかし、知識や技術をもっていないと完全な駆除は難しかったり、スーパーラットのようにとくに駆除が難しかったりすることもあります。

早く確実に駆除するためには、ネズミ駆除業者に依頼するのがおすすめです。的確な駆除をおこなってもらい、ネズミを家から根絶させましょう。

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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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