ネズミ駆除はラットサインに注目!侵入経路を突き止めて対処しよう

2021.7.20

ネズミ駆除はラットサインに注目!侵入経路を突き止めて対処しよう

ネズミはさまざまな菌を保有しており、感染すると厄介です。過去にペスト菌という病原菌がもとでペスト(別名:黒死病)が流行しました。その結果、当時のヨーロッパの人口の1/3が亡くなったとされています。

ネズミは小さく、賢いのでそれなりの用意をして対策をする必要があります。今回はネズミの手がかりとして重要なラットサインと対処法について紹介します。

ネズミ駆除の重要な手がかり―ラットサインとは

「ラットサイン」とはネズミの侵入経路や侵入した痕跡のことを指します。
痕跡とは、主に足跡やかじり痕です。あらかじめ侵入の可能性があるところに小麦粉を撒いておくとわかりやすいです。

ラットサインを残すネズミの習性について

 
ラットサインを残すネズミには際立った習性があります。硬い物をかじってしまいます。ネズミの歯は生きている限り伸び続けます。木製の柱や家具はもちろん、石鹸などもかじることがあります。

また、移動しながら尿をするということもあります。ネズミが通ったところには尿の跡が残ってしまうことがあります。人間に近い臭いなのでわかりやすいです。

また、部屋の真ん中は通りません。壁際のすぐそばを通り、隅から隅へ移動します。そのため、ラットサインは大半が壁際や家具の側面などに多いとされています。
      ネズミ駆除の重要な手がかり―ラットサインとは

ラットサインが発見されやすい場所は?

ラットサインから見る、ネズミが通れる隙間の大きさ

ネズミが入り込むことができる大きさは、子どものネズミの場合は1.5センチメートルほどです。大人の場合は2.5~3センチメートルほどの大きさです。身近なものでは500円玉ほどの大きさで侵入できるということになります。

糞の大きさでネズミを見分ける 

ラットサインのひとつに糞があります。この糞の大きさによってネズミの大きさが異なります。

10~20ミリメートルでやや丸い形をしていた場合はドブネズミである可能性が高いです。体長は20~30センチメートルで、床下の通風口や水回りの配管ほどの大きさなら通ることができます。

6~10ミリメートルほどの大きさで細長い形の傾向があるのはクマネズミです。体長は15~25センチメートルほどで、壁の割れ目や排水ポンプ、換気扇などの隙間に入り込むことができます。

4~7ミリほどで両端がとがっている形の糞はハツカネズミである可能性が高いです。体長は5~10センチメートルほどで、壁の割れ目やエアコンホースの根元と導入部や屋根の隙間など小さくあらゆるところに侵入できます。

糞について、詳しくは「ふん害注意。コウモリのふんは菌だらけ?害虫・害獣のふんの見分け方」をご覧ください。コウモリやネズミ、それ以外の害虫などの糞について紹介しています。

      ラットサインが発見されやすい場所は?

ラットサインを見つけたときの対処法

侵入経路を塞ぐのに最適なグッズ

ラットサインを見つけたら、それぞれの場所に然るべき対処法があります。日用品で対処できるのでおすすめです。
それぞれのグッズと方法をご紹介します。

・スチールたわし
小さな穴や隙間に詰めて塞ぐのに適しています。雨戸の戸袋もこれで塞ぐことができます。

・パンチングパネル(小さな穴の開いた金属の板)
換気扇などの表面に貼ると効果が期待できます。

・不燃性のパテやモルタル
エアコンの排水ホースの導入や配管の貫通部分、壁のひび割れ部分などを埋めると効果が期待できます。

ネズミの駆除方法 

ラットサインがあれば侵入したということの証ですので、駆除する必要があります。
殺鼠剤を仕掛けるという方法があります。台所などの餌場に殺鼠剤を設置します。天井にいる場合は持ち帰ることのできる殺鼠剤を使用することが有効な手段となります。

市販で毒餌がありますので、効果が期待できます。ただし、毒餌は幼児やペットが口に含まないように注意する必要があります。設置するのに効果が大きいとされるのは食欲が増す秋から冬です。

もちろん、台所以外の場所にも設置するとさらに効果があります。被害が出た場所やよく見かける場所などがネズミにとっての移動通路なので、そのような場所に置くのが適切です。
毒餌を食べたネズミは体調が悪化し、警戒心が薄くなっています。粘着剤にもかかりやすくなっています。

ネズミも警戒して餌を探しますので、罠を仕掛けた後は根気よく待つ必要があります。一度置いたらすぐにあきらめるのは望ましくないです。ネズミは警戒心が強く、最初に見かけただけでは食べません。あきらめて回収するよりそのままにしておく必要があります。ですが、1週間放置して変化がないようなら、別の場所に移動するのが適切です。
      ラットサインを見つけたときの対処法

ラットサインとはいえども…ネズミ駆除は素人にできるのか?

ラットサインはさまざまな場所で見かけることができます。対処法もたくさんあります。ですが、侵入経路もさまざまで完璧に把握するのは至難の業です。なぜなら、500円玉ほどの隙間で侵入する以上、ラットサインを見かけるような場所の数が多すぎるからです。

実際にあった例では、ネズミが駆除方法を学習してしまい、駆除が難しくなったということもありました。家中の広い範囲で駆除するのはプロでなければ困難です。繁殖を防ぐ方法も専門の知識がなければ不可能です。

まとめ

販されているネズミ用の罠は手に入ります。また、日用品でも侵入経路を防ぐことができます。ラットサインを見れば入ったということはわかります。
ですが、ネズミは小さく、侵入経路は多いので一般の方がすべて対処するのは限界があります。対処法をしても一部のネズミしか駆除できないので、一網打尽にしたいなら、専門の業者に頼むのが最も有効な対処方法です。

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