いますぐ野ネズミを駆除したい!畑を守るための効果的なネズミよけ対策

2022.5.9

いますぐ野ネズミを駆除したい!畑を守るための効果的なネズミよけ対策

ねずみの被害といえば、家の天井裏や壁の中を走り回る騒音被害や家財やコード類をかじられることによって起こる被害が思い浮かぶと思います。しかし、建物の中だけでなく畑や家庭菜園などもねずみの被害を受けることがあるのです。

畑や家庭菜園は家の中と違い作物を育てるための場所なので、家の中ほど自由に対策ができるわけではありません。しかし、放置すればいずれ作物がなくなってしまうかもしれません。

そこで、本コラムでは畑などでねずみを駆除するにはどうしたらよいかまとめてみました。畑などでのねずみ被害にお悩みの方の参考になれば幸いです。

野ねずみを駆除する方法と駆除グッズの使い方

畑などに現れるねずみは家に現れるねずみとは種類が異なり、野ねずみと呼ばれています。野ねずみの駆除方法は、家ねずみにもおこなうような方法からそれとはまったく違う方法までさまざまです。

全部で7つの駆除方法があるので、以下を参考に取り入れやすいものを選択して実践してみましょう。
     

ねずみにダメージを与える方法

ねずみにダメージを与える方法は、殺鼠剤を使用する方法とねずみを捕獲する方法の2つです。

・殺鼠剤
殺鼠剤とは、その名の通りねずみを駆除するための薬剤です。畑で殺鼠剤を使うと作物にダメージをあたえるのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、最近では農薬としての許可も取っている製品があり、畑などの農耕地でも使用できるものがあるのです。畑でねずみを駆除する場合は、このような殺鼠剤を使用するのが一番確実ではないでしょうか。

使い方

被害にあっている作物の近くやねずみが歩いて荒らした場所に置いて、ねずみが食べるのを待ちます。

・捕獲
野ねずみが通り道に利用している穴を発見することができれば、カゴ式のものやバネ式のもの、粘着シートなどの罠を仕掛けてねずみを捕獲する方法も有効です。ただし、ねずみは警戒心の強い生きものなので、不自然に罠が仕掛けられているとなかなか捕まりません。以下のような方法で自然にねずみがかかるのを待ちましょう。

使い方

ねずみが入るような穴を開けたコンテナボックスを用意し、その中に粘着シートとおびき寄せるための餌を設置しましょう。

このとき、コンテナボックスと粘着シートを数個用意して、ねずみが利用している穴を囲むようにして設置しておくと効果が上がります。

なお、捕らえたねずみはその後自分で処分しなくてはなりません。生け捕りにする場合は溺死させるなどの処理も必要です。後処理をおこないたくないという方は、別の方法を選択したほうがよいでしょう。

ねずみを寄せ付けない方法

ねずみを寄せ付けないようにしたい場合は、忌避剤を使って追い払う方法と穴埋めをする方法、そして超音波を使って追い払う方法があります。

・忌避剤
忌避剤とは、ねずみの嫌う臭いでねずみを追い払うためのグッズです。ねずみに限らず、げっ歯類の動物が本能的に危険を感じる山火事の臭いがするものなども販売されていますので、これらはより効果が期待できます。ただし、どのような種類でもよいわけではありません。畑などでも安心して使える天然素材のものを選びましょう。

使い方

被害にあっている作物の近くやねずみが歩いて荒らした場所、ねずみが利用している穴の中に埋め込みます。作物を育てている場所の周辺にも置くと新たにねずみが寄ってくることを防ぐことも可能です。

殺鼠剤のような毒を使用することに抵抗がある場合は、天然素材の忌避剤を使用する方法がおすすめかもしれません。

・穴埋め
道具を使うのではなく、ねずみが利用している穴を直接埋めてしまうのも効果があります。

やり方

穴の周りの土に水を流し、柔らかくなった土を崩して穴の奥まで流し込んで穴を埋めます。

・超音波
手軽にできる対策がよい場合は、超音波や光でねずみを追い払う方法もあります。

使い方

畑に埋め込むもしくは畑などの周りの柵などに引っ掛けて使用します。超音波の周波数は複数選択できるものもあるので、説明書をよく読んでねずみが嫌う周波数に設定して取り付けましょう。

ソーラーパネルつきのものにすれば、日中自動的に充電されるので長時間使用することができます。

モグラ対策も重要!

ねずみが畑などに侵入する場合は、モグラの穴を利用していることが多いのです。そのため、モグラを寄せ付けないようにすることで野ねずみの侵入を防ぐことができます。

・タバコの粉
タバコの粉の臭いはモグラが嫌います。畑の土に混ぜておけばモグラがその土の下を通ることを防ぐことができるでしょう。

・ペットボトル風車
モグラは聴覚が発達しており、音や振動にとても敏感な動物です。そのため、ペットボトルで作られた風車が回った時に出す振動をモグラは嫌がります。材料と作り方は以下の通りです。

モグラ対策も重要!

材料
ペットボトル・ハンガー・カッター・キリ・ペンチ

作り方
1.ハンガーを伸ばす
ハンガーのフック状になっている部分はペンチで切り落とし、ハンガーを伸ばして真っすぐにしましょう。

2.ペットボトルに穴を空ける
キリを使ってペットボトルのキャップと底にハンガーを伸ばしたものが通る大きさの穴を空けます。

3.羽を作る
ペットボトルの底の部分を1~2cmほど切り離し、フタの付いたほうに羽を作ります。側面を6等分に切断し、フタ側に折り曲げましょう。すべて折り曲げたら、内側に切り離しておいた底の部分をはめ込みます。

4.針金を差し込む
最後に、フタに空けた穴から針金を通してペットボトルに貫通させましょう。そのままでは針金が抜けてしまうおそれがあるので、ペンチでひらがなの「の」のような形になるよう先端の形を整えます。フタ側も抜けないように加工しますが、こちらは曲げておくだけで大丈夫です。

モグラ対策が重要な理由

先述したように、野ねずみはモグラの掘った穴を利用して畑などに侵入します。つまり、モグラの侵入を許してしまえば、今いるねずみを駆除することができたとしても被害が再発する危険性があるのです。

では、そもそもなぜモグラは畑に侵入するのでしょうか。それは土に潜むミミズが関係しています。

畑で作物を育てる際には堆肥を施します。堆肥が施された土は肥えた状態になり、自然にミミズが繁殖するようになるのです。ミミズ自体は畑を耕してくれる益虫ですので特に問題はありません。

しかし、繁殖したミミズはどんどん成長し太っていきます。するとミミズを餌にしているモグラが太ったミミズを狙って現れるのです。

ただし、モグラ自身が野菜を食べることはありません。モグラはミミズの多い場所に穴を掘り、地中でミミズを食べます。モグラによる被害は、作物の根に触れて作物が傷ついたり弱ったりすることもあるということです。

そして、モグラが通った穴を利用して侵入し、多大な被害を及ぼすのが野ねずみです。野ねずみは作物自体や作物の根を食べてしまいます。しかも、モグラの行動範囲はかなり広くあちこちに穴を作るため、それにともなって穴を利用するねずみも当然、あちこちの作物に被害を与えることになるです。被害の発生はもちろん、拡大を防ぐためにもモグラ対策は重要なポイントになります。

      畑でのねずみ対策

「まだ大丈夫」は危険!対策遅れのリスク

すでに作物が傷んでいたり土が荒らされていたりする方は、これまでご紹介した方法で野ねずみの駆除をおこなっていただければよいでしょう。しかし、「まだ被害は少ないし大丈夫」と油断している方は気をつけなければなりません。

ねずみは伸び続ける前歯を削るため、固いものをかじって削るという習性があります。そのため、普段餌にしないような作物でも畑に出没したねずみがかじってしまうことがあるのです。

また、かじられずに収穫された作物をダンボールの中に入れて出荷待ちをしていたら箱の中で被害にあうという例もあります。

さらに、ねずみは作物をダメにしてしまうだけでなく病気の媒介をしてしまうこともあるのです。このように、農業従事者にとってねずみは多大な損害を与えてしまう原因となるため、畑での駆除も重要になってきます。被害が大きくなる前に、できることから対策を始めましょう。

「まだ大丈夫」は危険!対策遅れのリスク

まとめ

畑でねずみを駆除するのは大変ですが、対策をしておくのは作物を守る上でとても大切なことです。ねずみは直接作物に害を与えるだけでなく、病気の媒介者となるなど衛生面で被害をもたらすこともあるので、粘り強く対処していきましょう。

また、畑のねずみにはモグラの活動も大きく関わっています。モグラも作物には少なからず被害を与えるため、ねずみと同時に対策する必要があるといえるでしょう。

これらの対策を完璧におこなうことは知識を十分に持っていないと困難です。より確実に駆除したい場合は専門業者に相談しましょう。

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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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