コウモリの目にはどんな特徴がある?夜行性と昼行性の違いと被害対策

2021.4.30

コウモリの目にはどんな特徴がある?夜行性と昼行性の違いと被害対策

コウモリの目は退化している、ということを聞いたことはありませんか?コウモリは視力を頼りにせず、超音波を頼りにして飛んでいるということを耳にしたことがある、という方もいるかもしれません。

コウモリは夜行性と昼行性がいますが、その違いによっても視力に特徴があります。またコウモリは住宅に侵入することがあり、私たちが被害を受けてしまうこともあるようです。今回はコウモリの目や特徴、対策方法についてご紹介します。

夜行性のコウモリの目は退化している

コウモリは1000種ほどいるといわれています。生息する地域や大きさ、種類によっては昼から活動するコウモリもいますが、夜行性のものが多くなっています。

夜行性のコウモリは目が退化しているといわれていますが、それでも鳥のように飛ぶことができています。夜になると餌を求めて活動を開始しますが、暗いなか餌を求めて飛行しているのです。
      

では、どうやって周りの状況をつかんでいる?

コウモリは目が退化しているにもかかわらず、どのように夜の暗い環境を飛行できるのでしょうか。

超音波を使っている

コウモリは視力が発達していない代わりに、超音波を発することに関してたけています。超音波を発することで、周囲の状況(木や建物などの障害物、獲物の位置など)を把握します。超音波は口から発する種類もいれば、鼻から発する種類もいます。

口から超音波を発するタイプは、空気が咽頭を通るときに声帯を調節しながら超音波を発します。声帯を調節することによって周波数を調節します。

鼻から超音波を発するタイプは鼻葉(びよう)という部分から超音波を出します。鼻葉は皮膚と軟骨からできているもので、小型のコウモリに発達していることが多くなっています。

またコウモリは環境を把握する以外にも、仲間との会話も超音波で行います。しかし人間は超音波を聞くことができないため、会話の内容を理解することはできません。

目は役立たず、というわけではない!

コウモリの目は完全に退化してしまっている種類もいるようですが、なかには視力が弱いものの機能しているという種類もあります。コウモリの目はどのような機能を果たしているのでしょうか。

光は感知できる

「コウモリは光が苦手」ということを聞いたことはありませんか?洞窟に生息し、暗い場所で生活しているコウモリは強い光を当てるとその刺激で弱ってしまうといううわさがあります。

このうわさは確かではないようですが、目が退化しているコウモリはわずかながら光を感知できるということは信ぴょう性が高いといわれています。

太陽の位置から巣の位置を把握することも

コウモリ研究において、巣の位置は磁場によって把握しているということが一般的にいわれていますが、太陽の方向によって巣の位置を把握しているのではないか、ということが判明したのです。

コウモリは太陽が西に沈むということがおそらく分かっており、太陽を方向指示器として使用している可能性があります。

太陽を把握するためにはある程度光を感知する必要がありますが、コウモリは光を感知できる目で太陽の位置を把握し、巣に戻っているのかもしれません。
      目は役立たず、というわけではない!

昼間活動するコウモリは目が発達している

コウモリによっては目が大きく発達している種類がいます。昼行性のコウモリに多く、オオコウモリという種類は目が発達しています。

オオコウモリは世界中に生息していますが、とくにアフリカや東南アジアを中心に生息しており、日本でも沖縄や小笠原諸島などにいます。大きいものでは翼をひろげると2メートルになるものもおり、果実や花の蜜などを主食としています。

コウモリは通常超音波や聴力を頼りに飛行しますが、オオコウモリの場合目が発達しているということもあり、視力を頼りに飛行します。

そのため耳よりも目が大きい容姿をしており、その姿がかわいいと思う人も多くペットとしての需要もあるようです。
      昼間活動するコウモリは目が発達している

では、被害への対策はどう行えばいいの?

コウモリは洞窟で生活をするというイメージがありますが、最近は住宅街や都会でもコウモリが目撃されることがあります。そのため身近なところでコウモリ被害を受けることもあります。

コウモリの糞は危険?

コウモリが住宅の軒下などに侵入した場合、糞被害が起こってしまうことがあります。コウモリの糞には寄生虫や細菌、病原菌などが入っていることがあり、早めに取り除くことが大切です。

掃除する際は捨ててもよい不要な服や防護服などを着て、軍手やマスクを着用します。コウモリの糞は乾燥すると崩れやすく、粉状になると吸い込んでしまうこともあるので、マスクはできるだけ身に着けるようにします。

除去後はエタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒をしましょう。

鳥よけネット

コウモリの侵入を阻止するためには侵入経路を断つ必要があります。鳥よけのネットはコウモリにも有効です。しかしコウモリが小型の場合はすり抜けることもあるので、目の細かなものを選びましょう。

まとめ

コウモリの目は発達していないものが多く、超音波などで周囲を把握し飛行しています。また、コウモリの種類のなかには昼行性のものもおり、オオコウモリは目が発達しているため視力を頼りに飛行します。

コウモリは住宅街でも目撃されることがあり、棲みついてしまうことがあります。その場合は糞被害などを受ける可能性もあるので、侵入されないようにネットなどを活用しましょう。

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