とてもレアなウサギコウモリ!もし見つけたらどうすればいいの?

2021.4.30

とてもレアなウサギコウモリ!もし見つけたらどうすればいいの?

ウサギコウモリというコウモリがいることをご存知ですか?
ウサギコウモリとはその名の通り、耳がとても大きく、不思議な見た目をしているコウモリのことです。

とはいえ基本的にコウモリは夜行性。このかわいらしい姿をしたウサギコウモリの存在はあまり知られてはいません。
今回は知る人ぞ知る希少種、ウサギコウモリについて紹介していきます。

特徴的な耳の持ち主!ウサギコウモリの特徴と生態

大きな耳という特徴的な見た目は非常にユニーク。見る人によってはかわいらしいという印象を受けることも多いです。
ウサギコウモリかどうかは、素人であってもシルエットですぐにわかるでしょう。

ウサギコウモリをのぞいてみてください。

ウサギコウモリはほかのコウモリと比較すると、飛ぶ速さが遅いようです。
食べているものはというと、ほかのコウモリと変わりなく、ウサギコウモリは森林に飛んでいるガなどの昆虫を主食としています。時として葉の上や樹皮にすんでいる虫を食べることもあります。

ウサギコウモリも多くのコウモリと同じように夜行性のため日の光が苦手です。
「エコロケーション」とよばれる特殊な方法を使って、獲物を捕獲します。
エコロケーションとは超音波を発し、その反射音をたよりにして位置を把握する方法のことです。

ニホンウサギコウモリの生態

日本にすんでいるのは、ニホンウサギコウモリという名前が付いています。
おもに山地帯の森林にすんでいることが多いです。
木の空洞を利用してねぐらを作ることでも知られており、そのほかにも洞窟や家屋、トンネルにもねぐらを作ることがあるようです。
        特徴的な耳の持ち主!ウサギコウモリの特徴と生態

希少種!ウサギコウモリはどこに住んでいるの?

ウサギコウモリの多くはヨーロッパに生息しています。
イタリア南部やスペイン南部では見つかっていないようです。
しかし日本にはニホンウサギコウモリが生息しています。

ニホンウサギコウモリは北海道や中国地方を除いた本州や四国に分布しています。
同じ種としては、日本以外にもヨーロッパ南部や中国の東北部に生息しているようです。

ウサギコウモリはとても珍しい種類で、現在は絶滅危惧種2類に指定されています。
かつてニホンウサギコウモリのすみかであった空洞のある大きな木が減少してきており、種の存続が危ぶまれているのです。
      希少種!ウサギコウモリはどこに住んでいるの?

見つけても触らないで…ウサギコウモリを見かけたら

「庭先に弱ったコウモリが落ちていた。よく見ると耳が大きくて変わった形をしている……!」

そのコウモリはもしかするとウサギコウモリかもしれません。
そんなとき、安易にウサギコウモリに触るのは避けたほうが賢明です。

仮にウサギコウモリに愛着が湧いたとしても、捕まえたり飼育したりしてはなりません。
なぜなら、最も重要なこととして、希少種のウサギコウモリに限らず、コウモリの捕獲は環境省の許可が必要だからです。

そして見過ごせないもう1つの理由は、ウサギコウモリをはじめとするコウモリ全般は病原菌をもっています。
もしどうしても触らなくてはならない場合はゴム手袋やビニール手袋を装着するなどして、直接触らないように気を付けましょう。
使用したゴム手袋や衣服の処分にも気を配らなくてはいけません。

触ったあとはせっけんで手をよく洗うようにし、コウモリが触れたところを消毒する必要もあります。

棲みついていたら?希少種は観察したい!そのとき気を付けるべきこと

とてもめずらしく希少価値の高いウサギコウモリですが、もしかすると自然が豊かな地域の屋根裏などで見つけることができるかもしれません。
観察したくなる方も多いでしょう。

ウサギコウモリを観察する場合には、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
まず、ウサギコウモリはとても希少性の高い絶滅危惧種であるということを忘れないでほしいです。

観察する際にコウモリを追いかけ回さないように注意することも必要です。
夜間に観察する場合は、赤いセロファンをつけた懐中電灯を使用するとよいでしょう。

もし屋根裏に棲みついていたら…駆除しなくてはいけないの?

コウモリの駆除とはよく聞かれる言葉ですが、殺してしまうというやり方ではありません。
コウモリ駆除のプロは、人間の住処に居ついてしまったコウモリに出ていってもらい、自然に帰ってもらうための努力を地道に行っていきます。

コウモリは人にとって危険なウイルスを保持しているため、距離が近すぎるのはよくないのです。
コウモリの糞尿の量はすさまじく、屋根裏に棲みつかれたままにしておくと、天井にトラブルを発生させます。
乾燥したコウモリの糞は少ない風に舞い上がり、吸い込めば非常に危険です。

希少種のウサギコウモリといえど、人間の住処からは出ていってもらう必要があるのです。
屋根裏に棲みつく動物はコウモリだけではありません。
何かの気配にお困りであれば、専門の業者への相談が大切です。
      棲みついていたら?希少種は観察したい!そのとき気を付けるべきこと

まとめ

ウサギコウモリのなかにはニホンウサギコウモリという種類があり、とても貴重なコウモリであることがわかりました。
大きな耳が特徴的でユニークなコウモリでしたね。
ウサギコウモリに限らず、コウモリは捕獲や飼育が禁じられている動物です。

ニホンウサギコウモリは希少種です。
屋根裏で見かけた場合、そのままにしてあげたいと思われる方もいることでしょう。
しかしコウモリの糞尿はとても多く、家そのものにトラブルを引き起こします。
見かけた際は、コウモリ駆除のプロにご相談ください。
コウモリが自然に帰るよう促す施工を行います。

コウモリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。

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