コウモリは哺乳類!でも触ったらダメ。嫌われている理由

2021.4.30

コウモリは哺乳類!でも触ったらダメ。嫌われている理由

春から秋にかけての期間、夕方になると外に無数のコウモリが飛んでいる光景をよく見ます。コウモリと聞くと、「血を吸う」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際に血を吸うコウモリはほとんどおらず、日本には生息していません。

もうひとつコウモリに対するイメージで、「コウモリは鳥類」だというイメージを持っている人もいると思いますが、実はコウモリは哺乳類です。ここでは、哺乳類であるコウモリの特徴や、哺乳類ならではの恐ろしさ、コウモリの駆除についてなどをご紹介していきます。

コウモリは哺乳類?どうして?特徴について

コウモリは空を飛びまわっていますので、鳥類だと考える方が多いのではないでしょうか。しかし、コウモリは鳥類でなく哺乳類というのが事実です。コウモリが哺乳類であるということは以下のようなことからわかります。

・卵を産まず、乳で子供を育てる
コウモリは出産をする際、犬や猫と同じように直接子供を産みます。そして、子供に乳を与えて育てます。これは、哺乳類の持つ特徴です。

・コウモリの翼は膜でできている
コウモリの翼は薄い膜でできています。鳥類の場合、翼には羽が生えていますがコウモリの翼に羽は生えていません。

・コウモリにはくちばしがない
鳥類の大きな特徴のひとつが、くちばしを持っていることです。その代わり、歯がありません。コウモリはくちばしがなく、歯が生えています。

このように、コウモリは哺乳類の特徴を持ち、鳥類の特徴を持っていません。哺乳類で空を飛べるのはコウモリだけですが、鳥類には飛べない種類もいます。空を飛べるかどうかが哺乳類と鳥類の分かれ目にはならないということでしょう。
       コウモリは哺乳類?どうして?特徴について

コウモリは哺乳類だから飼育したらなつくのかな?

人が飼う動物で代表的なのは、犬と猫です。この2種類の動物はなつきやすいことが特徴で、ともに哺乳類に属しています。コウモリも同じ哺乳類ですから、ペットとして飼えばなつくのでしょうか?

結論からいうと、コウモリにはなつく種類がいます。それはフルーツコウモリという種類です。フルーツコウモリは日本で唯一飼育が可能なコウモリです。このコウモリは目が見えるため飼い主を認識でき、一生懸命世話をすればなつきます。

よく空を飛んでいる野生のコウモリを飼育することは、鳥獣保護法で禁止されていますので注意してください。一時的に保護することは可能とされていますが、保護するのであれば念のためすぐに自治体に連絡して方がいいでしょう。

コウモリを飼育する際の注意点や、飼育できるフルーツコウモリについては「なつくコウモリはいるのか?コウモリをペットにするときの注意点など 」にて詳しくご紹介しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
       コウモリは哺乳類だから飼育したらなつくのかな?

コウモリが哺乳類だからこそ危険である理由

野生のコウモリはさまざまな理由から危険であるとされています。その中には、コウモリが哺乳類であるから危険こともあるのです。それは、コウモリが持っている狂犬病のウイルスが人に感染するというものです。

狂犬病は人を含め哺乳類すべてが感染するもので、発症するとほぼ100%の確率で死に至る恐ろしい病気です。海外ではナミチスイコウモリという吸血コウモリに血を吸われたことによって、狂犬病を発症したケースが報告されています。

しかし、ナミチスイコウモリは日本には生息していません。日本に生息するコウモリによって狂犬病を発症することもほぼないので、日本ではコウモリによる狂犬病の感染に対してあまり気にする必要はないでしょう。

狂犬病以外でも野生のコウモリはさまざまな病原菌を持っています。近年問題になったSARSやエボラ出血熱はコウモリが持っていたウイルスが他の動物に感染したことから広まったといわれているのです。

日本に生息している野生のコウモリもさまざまな病原菌を持っているので、見つけても触ったりしないようにしてください。もし噛まれてしまった場合は、すぐに病院に行くようにするのがいいでしょう。
      コウモリが哺乳類だからこそ危険である理由

コウモリは哺乳類だから殺したらいけないの?

コウモリの被害にあっている方は、駆除方法を調べたことがあるかもしれません。その中で、コウモリを殺してはいけないという情報を見つけたことがある方もいるでしょう。それはコウモリが哺乳類だからなのでしょうか?

コウモリは法律で保護されている

先ほども少し触れましたが、コウモリは鳥獣保護法の対象となっている動物です。コウモリに限ったことではなく、野生で生息してる哺乳類と鳥類はほとんどすべてが対象となっています。鳥獣保護法で保護されている動物は、許可なく捕獲したり駆除することができません。

コウモリの駆除方法

コウモリの駆除方法は、基本的に「追い払う」です。具体的にいうと、コウモリの嫌がる臭いや音などでコウモリを追い払い、再度侵入されないように侵入口をふさぐというものです。

このようにコウモリは法律によって守られているので、駆除は適切な方法で行う必要があります。また、先述したように病原菌を持っているので、そちらにも注意が必要でかなり大変です。コウモリ駆除ができる業者であれば適切な駆除をしてもらえるので、駆除は業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

コウモリは哺乳類の中で唯一空を飛べますが、人に害を及ぼす害獣の1種でもあります。とくにコウモリが持っているさまざまな菌は危険ですので、むやみに近づかないようにしましょう。

野生のコウモリは鳥獣保護法で守られています。許可なく捕獲したり、飼育したりできませんので注意しましょう。駆除の際も注意して行わなければなりません。そのため、駆除をするのであれば業者に依頼することをおすすめします。

コウモリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。



コウモリはすぐさま撃退!

お電話1本で即日対応します

※対応エリアや加盟店によって変わります

コウモリは繁殖力が高いので、被害を発見したらすぐにプロに相談することをおすすめします。駆除だけでなく消毒や侵入経路塞ぎもしてくれます!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

天井裏や雨戸の内部、ダクト内部など、どこでも駆除します!

コウモリ駆除 22,000円~
コウモリ駆除のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

コウモリ駆除の記事アクセスランキング

コウモリ駆除の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧