知られざるイノシシの能力!被害に遭わないためにやるべきこととは?

2021.4.30

知られざるイノシシの能力!被害に遭わないためにやるべきこととは?

「猪突猛進」「猪肉(牡丹肉)」「十二支の亥」など、イノシシに関する言葉はいくつもあり、私たちにとって身近な動物の一種と言えます。
しかしイノシシは、害獣として恐れられる動物でもあります。農作物を食い荒らされることもあれば、イノシシによってわたしたちの命に関わるほどの大怪我を負わされることもあります。そのような脅威を持つイノシシが近年は、人里に降りてくる姿も多く見られるようです。
万が一に備えて、イノシシの対策方法を覚えておいて損はありません。ここではイノシシの生態と、もたらされる被害に対する対策をご紹介いたします。

イノシシの驚くべき能力や生態について

イノシシは私たちがよく知る動物ですが、その生態は意外と知られていません。どのような特徴があるのでしょうか?

体格

日本に広く分布しているイノシシは「ニホンイノシシ」と呼ばれる種類です。体長は100~170cm、体重は80~190kgに達するようです。
立派な体格を持っていますが、主な好物はイネ・サツマイモ・果物など農作物が多いようです。その他には昆虫や小動物などを食べることもありますが、草食に大きく偏っています。

運動能力

イノシシはずんぐりとした体格ですが、優れた運動能力を持っているようです。
走る速さは時速40kmを超えることがあると言われています。短距離走の選手でも時速36km程度なので、人間よりも速く走れるということです。まっすぐにしか走れないというイメージがあるかもしれませんが、実際は急停止や方向転換も可能なので遭遇した時には注意が必要です。
また、跳躍力にも優れています。成獣になれば、助走なしでも1メートルを超える柵を飛び越えることができます。

イノシシは大きな鼻も特徴的ですが、その能力も優れています。
嗅覚が非常に優れており、犬に匹敵するとも言われています。筋力も優れており、鼻の力で50kg以上のものを動かすことができます。

性格

「猪武者」「猪突猛進」という言葉があるように、イノシシは凶暴な動物というイメージが強いのではないでしょうか?このイメージはあながち外れてはおらず、人間がイノシシに襲われるという被害があります。
しかし実際は、とても神経質で警戒心が強い動物と言われています。見慣れないものがあれば、極力それを避けて歩くようです。

泳ぎ

基本的にイノシシが泳ぐことは滅多にないようですが、いざ泳ぎ出せば数十kmという長い距離を泳ぐことができると言われています。実際に、イノシシが川や海を泳ぐ姿も見られるようです。

知られざるイノシシの能力!被害に遭わないためにやるべきこととは?

イノシシ被害にあった時の対策法

警戒心の強いイノシシですが、餌を求めて人のいる場所にやって来ることがあります。特に農村など、人の少ない地方ではイノシシ被害が増加傾向にあると言われています。もしも農作物やゴミがイノシシに荒らされるという被害に遭ったら、どのような対策をすればいいのでしょうか。

農作物が被害に遭う場合

イノシシは雑食なので農作物を食い荒らすことが多いようです。また、餌を求めて畑を掘り起こし、農作物を踏み潰して荒らすなどの被害も発生しています。このような被害をあらかじめ防止するためには収穫した後の農作物を出しっぱなしにせず、すぐに片付けることが重要です。では、それ以外にはどのような対策があるのでしょうか?

イノシシを遠ざけるのに有効な簡単な対策としては、爆竹による激しい音で驚かせたり、イノシシの嫌いな臭いを放つ忌避剤を撒いたりする方法が挙げられます。ただし、イノシシには高い学習能力があり、危険ではないと学習することで効果が弱まると言われています。

より確実な方法としては、鉄柵や電気柵を張るという方法がおすすめです。物理的に侵入を遮断するため高い効果を発揮します。このような物理的対策を用いても注意したい点は、イノシシは高い運動能力を持つうえに施工費用も高額になるということです。
また、設置する際には害獣駆除業者や自治体の補助制度を利用するのも検討した方がよいでしょう。

生ゴミを漁られる場合

イノシシは餌を求めて生ゴミを漁ることがあります。生ゴミの味を覚えると、追い返すのが難しくなると考えられます。
基本的な対策は農作物と同様に、後片付けをこまめに行い、侵入防止の柵やネットを仕掛けます。ただし、生ゴミへの対策は多くの人がゴミ出しするため、地域での連携がより重要になります。

もしイノシシに遭遇してしまったときは

雄か雌かで危険度は変わる?

雄のイノシシの牙はとても鋭いものです。その牙を使って鋭くえぐられてしまえば、一度の攻撃で太い血管まで傷つけられてしまう可能性があります。そうなれば大量の出血を強いられることになるでしょう。一方、雌のイノシシの牙は小さいですが、咬み付かれてしまえば重傷を負わされてしまうかもしれません。最悪の場合、襲われて命を落とす事例もあるようです。雄のイノシシであっても雌のイノシシであっても危険であるといえるでしょう。

遭遇した時の対処法

イノシシは普段はおとなしく、見た目より神経質な動物です。万が一遭遇してしまったら、刺激しないようにそっとその場を離れることができれば、上記のような深刻な被害をさけることができるはずです。イノシシの脅威についてお話ししてきましたが、イノシシを見かけたら冷静な対応をすることが一番大切です。

慌てて騒いだり追いかけたりすれば、興奮したイノシシに襲われるおそれがあります。
また、遭遇したのが子供のイノシシだったとしても油断できません。近くには大人のイノシシが潜んでいる可能性があるので、やはりその場を離れるのが一番のようです。

知られざるイノシシの能力!被害に遭わないためにやるべきこととは?

イノシシ対策での重要なポイントは

イノシシは危険な動物です。遭遇すれば襲われる危険がありますし、高い運動能力を生かして農作物を食い荒らすこともある動物なのです。

イノシシ対策の基本は?

そのためイノシシ対策として重要なのは寄せ付けないことです。
まず、農作物や生ゴミなど、イノシシを引き寄せるものはなるべく早く片付けます。そうしなければ、鋭い嗅覚で嗅ぎつける可能性が高くなります。
周辺の雑草を刈るなど、イノシシが身を隠せる場所を減らすのも有効です。神経質なイノシシは茂みなどに身を隠しながら移動するため、開けた場所を嫌います。田畑の周囲に雑草が生い茂っている場合、なるべくこまめに刈りましょう。

イノシシ対策は人との協力を大切に

可能であれば、地域の人たちの協力を仰ぎましょう。協力することによって広範囲の対策を行うことが可能となるのは言うまでもありません。
また、イノシシは狩猟の対象になっているため、時期や地域によっては直接的な対策ができる場合もあります。一人で立ち向かおうとせず、イノシシへの専門的な知識をもつ人と協力することも大切です。

まとめ

農作物や人間に危害をおよぼすという点では、多くの害獣と共通しています。しかしイノシシの場合、たぬきやハクビシンのように小さくないため、重大な事件につながることもあります。仮に害獣駆除に慣れていたとしても、イノシシ対策は安易に手を出すべきではありません。

害獣駆除を依頼できる業者や料金

素人のイノシシ対策には限界があります。全く効果が見られないというケースも多々あるでしょう。
そこで頼りになるのが害獣駆除のプロです。イノシシ対策を請け負っている業者もあるので、そこに依頼するのが最も確実な対策と言えます。
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「害獣駆除」をご覧ください。イノシシの姿や、イノシシのものと思われる足跡や糞などを見つけた際はお気軽にご相談ください。

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