アライグマを見つけても近づくと危険!害獣被害の実態とすぐできる対策

2023.11.7

アライグマを見つけても近づくと危険!害獣被害の実態とすぐできる対策

アライグマはかわいらしい風貌でアニメでも人気の動物ですが、実際は人や環境に深刻な被害を及ぼす「害獣」として問題視されていることをご存知でしょうか。

ペットとして北アメリカから輸入されて以来、逃げ出したり飼いきれずに野に放たれた個体が日本各地で繁殖し、全国的に被害を拡大させています。

アライグマによる被害を未然に防ぐためには、正しい知識を得て、正しく対処することが大切です。

この記事では

  • 害獣アライグマがもたらす4つの被害
  • アライグマを見つけたら注意すべき行動
  • アライグマの被害を防ぐ対策
  • 被害を受けた場合の対処法

について解説します。

この記事を読めば、アライグマに遭遇したり、いざというときの正しい行動を知ることができ、被害を未然に防ぐことができるでしょう。
もしも被害にあってしまった場合でも、効果的な駆除方法をご紹介していますので、被害をすぐに止めることができるはずです。

害獣アライグマがもたらす4つの被害

アライグマ

アライグマによる被害はおもに、以下の4つが問題視されています。

  • 生態系を破壊する
  • 農作物などを食い荒らす
  • 家の屋根裏などに住み着く
  • 感染症の危険がある

このような被害はとても甚大で、全国的に被害が多発しています。
こうした危機的な状況を受け、アライグマは平成17年に施行された外来生物法※により特定外来生物に指定されました。
我々の生活環境を守るためには、さまざまな対策を施しながら害獣であるアライグマを日本から排除しなければなりません。

ここからは、ご紹介した4つの深刻な被害について詳しく見ていきましょう。

※正しくは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」

特定外来生物とは

外来生物(海外起源の外来種)であり、「生態系」「人の生命・身体」「農林水産業」へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。

特定外来生物に指定された生物については以下のような規制があり、違反した場合、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。

  • 飼育、栽培、保管、運搬することが原則禁止
  • 輸入するのは原則禁止
  • 野外へ放つのが原則禁止
  • 許可を受けて飼養するものが、許可を持っていないものに対して譲渡・引渡し・販売するのは禁止

参考:外来生物法(環境省)

生態系を破壊する

アライグマがもたらす被害の1つ目は日本の生態系の破壊です。

アライグマは食欲旺盛なうえに、雑食です。
野菜や果物、穀物等のほか、昆虫類、爬虫類、両生類、鳥類、少哺乳類、魚類までなんでも捕食してしまうことがわかっています。

そのため、日本固有の在来種までも捕食してしまうことから、日本の生態系への影響が懸念されているのです。
北海道では固有在来種のニホンザリガニやエゾサンショウウオの捕食が報告されており、釧路湿原などでもシマフクロウやタンチョウの生息地周辺にアライグマが出現するなど、影響が心配されています。

その他にも、在来動物の寝床を奪ったり、在来動物に感染症などを拡大させてしまうなどの危険性も考えられます。

日本にはアライグマにとって天敵となるオオカミやピューマといった動物がいないため、アライグマは繁殖して増える一方です。
日本の生態系が破壊されてしまう前に、しっかりと対策をする必要があります。

参考:特定外来生物の解説(環境省)

農作物などを食い荒らす

アライグマがもたらす被害の2つ目は農作物の被害です。
アライグマによる農作物の被害は拡大傾向にあり、深刻な問題となっています。

農林水産省が全国の被害状況を取りまとめた「全国の野生鳥獣による農作物被害状況」の推移を表にしてみましたのでご覧ください。(参考:全国の野生鳥獣による農作物被害状況について)

年度 被害面積
(千ha)
被害量
(千t)
被害金額
(百万円)
平成21年 0.4 1.5 279
平成22年 0.8 1.8 352
平成23年 0.5 2.5 383
平成24年 0.4 1.8 333
平成25年 0.4 1.4 339
平成26年 0.5 1.5 334
平成27年 2.2 1.9 344
平成28年 0.4 2.5 336
平成29年 0.3 3.1 327
平成30年 0.3 4.2 375
平成31年
令和元年
0.5 3.9 361
令和2年 0.4 3.5 414

12年間の被害額の推移を見てみると、平成22年から10年連続で被害額が3億円を超えており、令和2年にいたっては4億円にも達してしまっていることがわかります。
アライグマの防除など全国で積極的におこなっているにも関わらず、被害額は減るどころか増えてしまっているのが現状です。

農作物で特に狙われるのが、ミカン、ブドウ、イチゴなどの果物や、スイートコーン、スイカ、ミニトマトなどの甘い野菜です。

手先が器用なアライグマはミカンの皮をむいて食べたり、スイカに丸い穴を開けて中身だけをきれいにくり抜いて食べたりします。
このような食跡からアライグマによる食害だと特定しやすいといいます。

農作物をアライグマから守るためには、畑に侵入させない対策が必要です。

家の屋根裏などに住み着く

アライグマがもたらす被害の3つ目は、家の屋根裏などに住み着くことによる騒音・悪臭・天井の腐敗などの被害です。

アライグマは自ら巣を作らず、ほかの動物が掘った巣穴や木の洞をねぐらにしたり、民家の屋根裏や空き家、寺社仏閣などに忍び込みねぐらにして暮らしています。

そのため、アライグマが家の屋根裏に住み着いてしまうと、次のような被害を受けるおそれがあります。

  • 夜中の足音や鳴き声などの騒音
  • 糞尿をされることによる悪臭
  • 糞尿による天井の板の腐敗や抜け落ち
  • ダニやノミの発生

また、屋根裏を安全な場所だと判断すると、アライグマはそこで繁殖し子供を産みます
屋根裏の個体が増えれば、その分被害も大きくなってしまうため、アライグマの存在に気付いたら早めに追い出すなどの対策をすることが大切です。

感染症の危険がある

アライグマがもたらす被害の4つ目は、人獣共通感染症の危険性です。

アライグマは「レプトスピラ症」「アライグマ回虫症」「狂犬病」といった人にも感染する感染症を保有している危険性があります。

レプトスピラ症
特徴 レプトスピラ菌による細菌感染症。
風邪のような症状のみで軽快する軽症型から、黄疸・出血・腎障害をともなう重症型(ワイル病)まである。
潜伏期間 5~14日
症状 発熱、悪寒、頭痛、筋痛、腹痛、結膜充血などが生じ、発症後4~6日目頃には黄疸が出たり、出血傾向が強まる。

(参考:レプトスピラ症とは(NIID国立感染症研究所)

アライグマ回虫症
特徴 アライグマ回虫(寄生虫)による幼虫移行症。
重症度は摂取した虫卵の数と幼虫の移行部位によって異なる。
症状 神経幼虫移行症:好酸球性髄膜脳炎として発症。発育障害や神経系の後遺症がおこる。
眼幼虫移行症:成人を中心に一側性の網膜炎として発症。視力障害が残り、失明することも。

(参考:参考:アライグマ回虫による幼虫移行症とは(NIID国立感染症研究所 )

狂犬病
特徴 狂犬病ウイルスによる感染症。
狂犬病は一度発症してしまうと、致死率はほぼ100%である。
潜伏期間 1〜2ヵ月
症状 発熱、頭痛、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、咽頭痛、空咳等の風邪のような症状から始まり、次第に錯乱、幻覚、攻撃性、恐水発作等の神経症状が現れ、最終的に昏睡状態からの呼吸停止で死に至る。

(参考:狂犬病とは(NIID国立感染症研究所 )

特にアライグマの糞尿や血液、唾液、ダニなどの寄生虫には危険な病原体が存在する可能性があるため、注意が必要です。(参考:特定外来生物アライグマの危険性について(越前町)

アライグマを見つけたら……

もしも近所でアライグマを見つけたり、自宅の敷地内でアライグマを見つけたら、慌てずに以下の3つの点に注意しながら行動しましょう。

  • 近づかない、触らない
  • エサを与えない
  • 殺したり捕まえたりしない

次で詳しく解説していきます。

近づかない・触らない

アライグマはかわいらしい見た目とは反して、とても凶暴で気性の荒い性格をしています。
かわいいからとむやみに近づくと、警戒したアライグマが噛み付いたり引っ掻いたりと攻撃してくるおそれがありますので、絶対に近づかないようにしましょう。

また、1章の「感染症の危険がある」でも説明したように、アライグマには人獣共通感染症を保有している危険性があります。
病原体に感染してしまう恐れがあるため、近づくのはもちろん、不用意に触ったりしないようにしましょう。

エサを与えない

アライグマに関わらずですが、野生動物にエサを与えるのは厳禁です。
かわいいから、可哀想だからとエサをあげる行為はアライグマを人に慣らし、数を増やす原因にもなります。

野良猫への置き餌も、アライグマやハクビシンなどの食べ物になってしまうことがありますので、やめるようにしましょう。

捕まえたり殺したりしない

畑を荒らされたり家に住み着かれたりすると、悪さをするアライグマを懲らしめてやろうという心理になる方もいます。
しかし、アライグマは害獣とはいえ、鳥獣保護管理法において許可なく捕獲・殺すことは禁止と定められているため、アライグマを自己判断で捕まえたり、殺したりしてはいけません。

もしもこれに違反してしまった場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられるおそれがあります。 (参考:野生鳥獣の違法捕獲の防止(環境省)

アライグマの捕獲には自治体の許可が必要です。
自力でアライグマを捕獲したい場合は、お住いの自治体の担当窓口に捕獲許可申請を提出し、許可を得てから実施するようにしましょう。

アライグマの被害を防ぐ対策

電気柵

アライグマからの農作物被害や、家への住み着き被害を防ぐためには、日頃からの心構えと対策が重要です。

  • エサ場を作らない
  • 侵入させない

という基本的な対策を徹底しましょう。
順に詳細を解説していきます。

エサ場を作らない

アライグマは執着心が強く、エサ場と認識した場所には何度もやってきます。
敷地内や畑など、気付かないうちにエサ場になっている可能性もありますので、以下の点について確認し、徹底するようにしましょう。

  • 庭に生ゴミを放置しない。蓋付きのゴミ箱に入れる。
  • ペットフードなどの置き餌をおかない。食べたら片付ける。
  • 敷地内に果樹がある場合は実ったらすぐに収穫し、放置しない。落ちた実はすぐに処分。
  • 畑の廃棄する作物をそのまま放置しない。

侵入させない

アライグマの侵入口

アライグマの被害を受けないためには、アライグマの侵入を防ぐことがとても重要です。
アライグマは大人の握りこぶし1個分ほどの穴があれば、簡単に侵入できてしまいます。
画像を参考に家屋に侵入口になりそうな隙間がないかチェックし、隙間があれば金網やパンチングメタルなどでしっかりと塞ぐようにしましょう。

光 ステンレスパンチング

サイズ 200×300mm
穴の大きさ 6mm穴×9mmピッチ
厚み 0.6mm
価格 917円

しかし、侵入口を塞ぐ作業は高所での作業になる場合もあり、危険がともないます。
また侵入口は一つとは限らず、すべて見つけるのは慣れていないと困難かもしれません。
すべての侵入口をしっかりと塞ぐ必要がありますので、作業に自信がない場合は無理をせず、プロの業者に依頼することをおすすめします。

畑などの対策は電気柵で囲うなどの侵入対策が有効です。
おすすめは、アライグマの習性を考え埼玉県で開発された「楽落くん」という電気柵です。

短時間で簡単に設置でき、人間はまたいで柵の中に入ることができますので、作物の手入れや収穫を妨げません。
設置マニュアルは埼玉県のホームページに掲載されていますので、畑がある方は設置を検討してみてはいかがでしょうか。

埼玉県: 「楽落くん」設置マニュアルver3.0

被害を受けたら追い出しか捕獲で駆除

もしもすでに被害を受けてしまっている場合は、一刻も早くアライグマの駆除をおこないましょう。
駆除の方法としては「追い出し」「業者に依頼」「自力での捕獲」の3つがあります。

被害状況や費用面、手間などを考慮したうえで、どれが一番自分に適しているのか判断し実行しましょう。
それぞれの方法について、次で詳しく解説していきます。

忌避剤で追い出す

屋根裏に侵入したアライグマを追い出したり、畑にやってくるアライグマを寄せ付けないようにするには、忌避剤が手軽でおすすめです。
忌避剤はアライグマが嫌うニオイや成分が配合された薬剤で、比較的安価で手に入れることができます。

屋根裏などの室内に使用する場合は、こちらの2つの市販忌避剤がおすすめです。

屋根裏害獣ニゲール

使用方法 屋根裏などイタチの棲みついている場所に置いておくだけの簡単設置
容量 300ml
価格 746円
おもな忌避成分 ワサビ・唐辛子の刺激臭&よもぎ・どくだみ・月桃など13種類の成分を配合
持続期間 約3ヵ月
特徴
  • 屋内専用のゲルタイプの忌避剤
  • この商品1つで12~20畳(20~30平米)に有効
※雨・水のかからない場所で使用する

フタワ 強力忌避一番 固形タイプ

使用方法 床下、屋根裏などに2m間隔で碁盤目に置く
屋内で使用する場合は、アルミホイルなどでお皿を作りその上に置いて設置
容量 25g×8個
価格 1,106円
おもな忌避成分 木酢液、木タール、ニンニク、セラミックセメント
持続期間 約2ヵ月
特徴
  • 屋内・屋外両方で使用できる固形タイプの忌避剤
  • 天然素材100%で安心安全
※衣服や靴などに触れると、においやシミが残り取れなくなるので注意

※価格(税込)は2022年3月時点のものです。

忌避剤は、アライグマの侵入口から遠い場所に設置し、追い出しましょう。
侵入口がわからない場合は、空間の真ん中に置くことをおすすめします。

畑など屋外に使用する場合は、以下の2つの忌避剤がおすすめです。

フタワ 強力忌避一番 500ml

使用方法 大さじ1杯ずつ約2m間隔で地面のうえに置く
容量 500ml(1本でおよそ100m施工可能)
価格 1,480円
おもな忌避成分 木タール・木酢液・ニンニク・その他天然素
持続期間 約2ヵ月
特徴
  • 粘り気のある液体タイプの忌避剤
  • 天然素材100%で環境に優しい
  • 木タールが雨を弾くため、雨に強い

ウルフピー(WOLFPEE)

使用方法 3~6mおきに畑を囲むように地面から30~60cmの高さに設置
容量 5gx4袋
価格 1,445円
おもな忌避成分 オオカミ尿100%
持続期間 約1ヵ月
特徴
  • 天敵であるオオカミの尿100%の忌避剤
  • 自然に優しい天然の動物除け
  • メディアでも取り上げられている注目商品
※価格(税込)は2022年3月時点のものです。

しかし、忌避剤はあくまでも一時的な方法です。アライグマは次第に忌避剤に慣れてきてしまい効果が現れなくなることがありますので、追い出したあとはすぐに侵入口を封鎖するなど、別の対策が必要です。

追い出したあとは清掃・消毒・封鎖が大事

忌避剤で屋根裏などのアライグマを追い出すことに成功したら、すぐに侵入口を塞ぎましょう
侵入口を塞がなければ、せっかく追い出したアライグマが再び戻ってきてしまう可能性が高いからです。

侵入口の封鎖については、3章の「侵入させない」を参考にしてください。

侵入口を封鎖したあとには、アライグマが住み着いていた場所の清掃・消毒も必ずおこないましょう。
アライグマが住み着いていた場所には、糞尿や毛、ダニ・ノミなどが散乱してとても不衛生な状態です。
感染症の心配もありますので、しっかりと防護した服装・装備で清掃作業をおこないましょう。

用意するもの
  • 防護用の服(肌の露出が少なく、捨ててもいいもの)
  • 手袋(ゴム・ビニール)
  • マスク
  • 防護メガネ
  • ホウキとちりとり
  • 消毒用アルコール
  • 消臭剤
  • 殺虫剤
  • 雑巾
  • 古新聞
  • ゴミ袋
<清掃手順>
  1. ホウキとちりとりで糞を集める
  2. こびりついた糞は水などをかけ、ふやかしてから新聞紙でふきとる
  3. 糞があった場所に消毒用アルコールをかけ、雑巾でふく
  4. 糞があった場所やその周辺に消臭剤や殺虫剤をかける
  5. 使用したものはすべて捨てる

なかには感染症などの危険があり、作業を不安に思う方もいらっしゃると思います。
不安に思ったら無理をせず、プロにお願いすると安心でしょう。

業者に駆除を依頼する

アライグマの駆除は、業者に依頼するのが一番確実で安全です。
アライグマの習性などを熟知したプロならば、迅速かつ的確な駆除をおこなうことができますので、スピーディーにお悩みを解決することができるでしょう。

業者が対応しているおもな駆除作業内容は、以下のとおりです。

  • 侵入経路の特定
  • アライグマの追い出し
  • 侵入口の封鎖
  • 糞尿の清掃、消毒
  • アフターフォロー

プロの業者であれば、今までの知識と経験をもとに確実にアライグマを追い出し、すべての侵入経路を特定してしっかりと封鎖施工することができます。
また、追い出したあとの糞尿の清掃・消毒まで任せられますので安心です。

アフターフォローがある業者が多く、もしも再発してしまった場合でもしっかりとフォローしてもらえますので、安心して依頼することができます。

費用を抑えるなら早めの依頼がおすすめ

業者に依頼するうえで、一番心配なことといえば費用面ですよね。
自分で駆除するよりも、どうしても費用がかかってしまうのがデメリットといえるかもしれません。

しかし、そんな業者の駆除費用を安く抑えることができる方法があります。
それはズバリ「早めの依頼」です。

アライグマが屋根裏に住み着ていることに気付いたときに、すぐに相談すれば被害が少ないうちに対処することができ、かかる費用も安く済むのです。

なかには「放置しておけばそのうちいなくなるだろう」と楽観してしまう方もいらっしゃいます。
これはとても危険な考え方で、アライグマは安全だと判断した居心地のよい場所からは出ていこうとはしません。
それどころか、アライグマが屋根裏で繁殖し子供が産まれ、さらに被害が拡大していく可能性が高く、放置は絶対にしてはいけない方法なのです。

では実際に、早めに相談した場合と、被害が深刻になってから相談した場合でどれだけ金額の差があるのか、お客様から弊社にご相談いただいたときの状況をもとに、事例を見比べてみましょう。

費用が安く済んだ事例
費用 ご相談時の状況
15,000円 2階の天井から音がする。
21,600円 夜足音が聞こえるので調査してほしい
32,400円 平屋の天井裏にアライグマがいるかも。鳴き声がする。
費用が高額になった事例
費用 ご相談時の状況
194,594円 空き家にアライグマが住み着いて、子供もいる様子。
247,320円 玄関に穴がありそこから出入りしている様子。子供を産んだのか鳴き声がした。
306,720円 2ヵ月前に侵入され4匹くらいみた。尿のシミもある。
※金額はすべて税込表記です

この結果からわかるように、「音がした」「鳴き声が聞こえた」という早い段階で相談している事例では費用が安く済んでいるのに対して、「子供がいる」「尿のシミもある」など被害が拡大してからの相談では費用が高額になってしまっているのがわかります。

実際の費用から見ても明らかですので、アライグマを見つけたらなるべく早く業者に相談することが被害が少なく、業者に安く依頼できる方法といえるでしょう。

自力で捕獲する

最後に紹介する方法は「自力で捕獲」する方法です。

箱わなを設置し、アライグマをエサでわなの中に誘引して捕獲します。

しかし2章の「捕まえたり殺したりしない」でも触れたように、捕獲をするには自治体の許可が必要です。
また、許可を得たあともやらなければならないことはたくさんあります。

自力で捕獲する場合の流れ
  1. 自治体に許可申請(許可がおりるまでにおよそ1週間)
  2. 箱わなの設置(貸し出している自治体もある)
  3. 1日1回のわなの見回り
  4. アライグマを捕獲できたら自治体に連絡し引き取ってもらう
  5. 箱わなの消毒や、住み着いていた場所の清掃・消毒
  6. 侵入口を塞ぐなどの対策

アライグマは外来生物法により、「生きたままの運搬」が禁止されています。
(参考:環境省「日本の外来種対策 罰則について」
そのため、アライグマを捕獲できたらすみやかに自治体に連絡をし、引き取りに来てもらわなければなりません。

また、わなを仕掛けてもすぐにアライグマを捕獲できるとは限らず、何日もかかってしまうこともあります。
毎日の見回りとエサの交換、アライグマを捕獲したあとの後片付けや清掃・消毒・対策など、すべて終わるのに早くても2~3週間かかることになるでしょう。

怪我や感染症の危険も考えられます。
危険性や労力、時間を考えたら、自力で捕獲する方法はあまりおすすめではない方法といえるでしょう。

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アライグマの駆除だけでなく、駆除後の清掃・消毒・侵入口の封鎖など、予防対策もしっかりとおこないますので、安心してご相談ください。

弊社加盟の業者では現地調査、お見積りを無料※にて承っておりますので、費用が気になるという方も安心してご利用いただけます。
ご相談・ご依頼は24時間365日受け付けておりますので、いつでもお気軽にお電話ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もり・キャンセルに費用をいただく場合がございます。

まとめ

アライグマは「生態系を破壊する」「農作物を食い荒らす」「屋根裏に住み着く」「感染症の危険がある」という4つ深刻な被害を及ぼすことから害獣および特定外来生物に指定されています。

アライグマを見つけても、かわいいからといって近づいたり、エサをあげたりするのは危険ですので、絶対にしないようにしましょう。

アライグマの被害を受けないためには、「エサになるようなものを置かない」「侵入させない」などの日頃からの対策が重要です。
被害を未然に防ぐためにも、アライグマの目撃情報があったら早めにこれらの対策をするようにしましょう。

もしもすでに被害を受けてしまっている場合は、業者への依頼が一番確実で安全です。
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