畑を害獣から守りたいあなたは必見！害獣対策について徹底解説します

色とりどりの野菜や果実が収穫できる農作物。農作物があるおかげで私達の食生活は豊かになっていると言っても過言ではありません。しかし、そんな農作物を狙う「害獣」がいることを忘れてはなりません。害獣は人間の生活に様々な被害を与える動物で、アライグマ・ハクビシン・イタチがその代表例。「住宅に侵入した！」という被害をよく聞きますが、農作物の被害も問題視されているのです。

しかし、早い時期から害獣対策を取っておけば、 被害は未然に防ぐことができるでしょう。こちらでは、農作物への被害と自分達でできる害獣対策についてご紹介いたします 。

広がる農作物への被害

害獣の数は年々急増しています。その分農作物の被害範囲も広まっており、農作物が全滅することも少なくありません。しかも、その被害額が数億円に上ることもあるので、農業を営む方にとっては極めて深刻な状況です。 これが原因で農業を放棄したり、畑を放置したりといったケースも起きているのです。

もちろん、カラスなどの害鳥に荒らされることもあります。ですが、調査によると農作物の被害は半分以上が害獣によるものが占めており、害鳥の被害は半分にも届いていないことが分かっています。害鳥と違って、害獣は木や草に隠れることができるので、こういった理由が被害の多さにつながっているかもしれません。

主な農作物被害

害獣にとって、野菜・果実・穀物の農作物は大好物。夜のうちに食い荒らされることも多いので、どんな害獣が来たかなんて分からないですよね。でも、害獣は種類によって食べ方が異なるので、農作物の食痕で種類を特定することは可能です。一度下記を参考にし、農作物の食痕がどんな風になっているか、確認してみると良いでしょう。

野菜

野菜にはキュウリ、スイカ、トマトなどがありますが、スイカの場合、小さな穴があいていたらアライグマの可能性が高いです。アライグマはスイカに穴をあけ、手で中身をすくって食べる習性があるからです。ハクビシンも穴をあけて中身を食べますが、顔を突っ込んだ状態で食べるため、アライグマと比べて大きな穴をあけます。

果実

果実には柿、梨、ミカンなどがありますが、ミカンの場合、皮がえぐられていたらアライグマ、皮がきれい にむかれていたらハクビシンの可能性が高いです。また、肉食であるイタチも果実を好み、主にサルナシ、マタタビの実を食べる習性があります。さらに、イタチは木登りが得意なので、樹高が高い木の実が食べられていたら、イタチの可能性が高いです。

穀物

もし、トウモロコシが根元部分から倒れていたらアライグマの仕業になります。アライグマは横に倒した後、皮をきれい にむき、中身を食べる習性があるからです。ハクビシンの場合、トウモロコシを斜めに倒した状態で食べるので、トウモロコシの傾き具合で見分けることが可能です。

簡単にできる害獣対策

少しでも害獣を寄り付かせないようにする ためには、エサを与えない、畑の周囲に散らばった野菜くずを片付けるなどがありますが、それだけでは不充分です。専用の製品を使って対策を取らなければ、根本の解決とは言えないでしょう。最近では、簡単な害獣対策でもしっかりと効果を得られる物があるので、是非試してみてください。

ネットを張る

害獣の侵入を防ぐには畑の周囲にネットを張る方法があります。ですが、害獣はわずかな隙間を通り抜けたり、咬みちぎったりします。網目が細く、頑丈なネットを張ると良いでしょう。重しになる物を置いて裾の隙間も塞いでおくと、より侵入しにくくなります。

電気柵で侵入妨害

ネットでも対策が不充分な場合があるので、電気柵を張るのもお勧めです。害獣は電気柵に触れると逃げていくので、対策としては充分な効果が得られるでしょう。ただし、設置する際ご自身が感電しないようご注意ください。また、周りに草があると漏電する恐れもあるので、草を刈ってから設置するのも忘れないようにしましょう。

ストロボ設置で追い払う

先述したように害獣は夜に畑へ侵入しますが、逆にそれを逆手に取った対策もあります。それがストロボです。青色LEDを使用したストロボを畑の周囲に設置すれば、その光で相手を驚かすことができます。夜行性の害獣は青色LEDに弱いことが判明しているので、この対策は強い効果を得られるでしょう。

音で遠ざける

超音波で害獣を遠ざける方法もあります。害獣は同じ超音波を聞き続けると 慣れる傾向がありますが、超音波の周波数を調整する製品もあるので、使ってみると良いでしょう。もちろん、害獣のみ影響を与えるので、ご自身や近くの人が影響を受ける心配はありません。

忌避剤で見えないバリア

多くの害獣がオオカミの尿の臭いを避けるのはご存じですか？中にはオオカミの尿を使った忌避剤もあり、畑の周囲に設置すれば、それだけで害獣が寄り付かなくなるのです。他にも色んな臭いを使った忌避剤もあります。 ハッカ油はアライグマ、ニンニクはハクビシンという風に使い分ければ、同様の効果が得られるでしょう。

水噴射で撃退

赤外線センサーとホースを組み合わせた製品も害獣対策としては有効です。赤外線センサーは生き物の熱を捉えるので、害獣の熱を感知すると水を噴射して遠ざけます。相手を傷つける心配はありませんし、防水仕様のものなら、雨水に濡れて壊れる心配もありません。

それでも解決しない場合

ご紹介した対策方法は必ずしも効果が得られるわけではありません。 効果がないと分かって別の物を試したりすると、余分な費用がかかる恐れもあります。少しでもスムーズに対策を取るためにも、業者に任せると良いでしょう。業者に依頼すれば様々な利点が得られます。

利点①：害獣の行動を把握している

一般の方の場合、害獣の行動をしっかり把握できていない場合が多く、そのような状況で 対策を取っても、期待外れな結果になることは少なくありません。その点、業者は害獣に関する知識を踏まえて対策を行うので、短い間で害獣を追い払うことが可能です。

利点②：細心の注意を払っている

こちらを警戒している害獣は大変危険です。もし引っ掻かれたり、咬みつかれたりしたら、怪我をして細菌に感染する危険性があります。業者ならば細心の注意を払って対策をしてくれるので安全です。

利点③：保証に対応してくれる

多くの業者は保証期間を設けています。もし、期間中にまた害獣が侵入しても、無償で対策を取ってくれます。業者によって保証内容は異なるので、依頼する際保証についてよく相談されたほうが良いでしょう。

まとめ

害獣による農作物の被害は、放っておいても解決しませんので何かしらの対策を行わなければなりません。自分で対策をして問題が解決することもありますが、解決できない場合、業者の力が必要になります。

お近くで害獣対策を行ってくれる業者さんを探したい時には、「生活110番」の「屋根裏害獣駆除」を利用されてはいかがでしょうか？