アライグマに天敵はいない！？日本を守るために人間が立ち上がれ！

皆さんはアライグマと聞いて、どのような印象を受けるでしょうか？その可愛らしい外見やアニメでの立ち振る舞いを見て、人懐っこいかわいい動物ととらえる人もいるかもしれませんね。

しかし、アライグマは自分よりも大きな動物に立ち向かったりするためにペットに危害を加えたり、農作物を荒らしたり、建物に穴を開けたりと結構迷惑な生き物です。

日本には生息していなかったのですが、長い寿命と高い繁殖力のため逃げ出したアライグマが爆発的に増え、2008年には47都道府県全てで見かけることがあるようになりました。

このアライグマには天敵となる動物はいないのでしょうか？今回はアライグマについてご紹介します

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けっこう凶暴なアライグマの天敵となる動物とは

アライグマは気性が荒く、自分よりも大きな動物にも立ち向かうため厄介な動物であると言えます。オオカミや、ピューマなどの大型肉食獣が天敵ですが、これらの動物は身近な所には生息していません。

アライグマ一番の天敵は、我々人間です。もともとの生息地のアメリカではアライグマの死因は、人による狩猟や駆除で8割弱、残りの1割が交通事故になります。
　　　　　　

日本のアライグマは天敵なし？

日本では、交通事故はともかく狩猟でアライグマを狩ることがなく、大型肉食獣も生息していないため、アライグマの天敵と呼べる生き物は存在していません。

他の動物が暮らしていた巣穴を奪うことや、建物に穴を開け侵入しそこで暮らすことがあります。

アライグマは、雑食性で何でも食べられるため生態系を荒らし、農作物を荒らし、ペットを襲うことすらあります。油っぽいものが好みで、街中で出没し、生ごみを漁ることも多々あると思います。

また、アライグマには人畜共通で感染症を引き起こす、アライグマ回虫というものを保有しているおそれがあります。重度の脳障害を起こしてしまうため、アライグマを直接触る、アライグマが通った場所に触れることは極力避けてください。

イヌやネコが襲われる事件が多発しており、狩りに同行する猟犬が逆に狩られてしまった、というケースもあり、日本では駆除業者のみが天敵と言えるでしょう。
　　　　　　

アライグマの嫌いなものを利用したアライグマ除けって？

47都道府県全てで見られるようになったアライグマですが、家屋や農作物にも影響が出るため、なるべくなら見たくないものです。

そこで、アライグマの嫌いなものを使用してアライグマを近寄らせないようにしましょう。
アライグマの天敵のひとつである、オオカミの尿や鳴き声、木酢液やハッカ油、燻煙剤などが有効です。

また、夜行性であるため強い光も有効であるとされています。
　　　　　　　　　　

アライグマによる被害に困ったら

アライグマは年々増加傾向にあります。2008年には、駆除目的で捕獲されたアライグマだけで14,000頭を越えました。

あなたの住んでいるところにアライグマが現われ、被害が出てしまった場合は、お住まいの自治体、もしくは駆除業者へ依頼するといいでしょう。特に、駆除業者はこの日本内での数少ないアライグマの天敵です。

アライグマを捕まえるための檻を設置するためには狩猟免許が必要になってきます。
自分で対策を考えるのであれば、前述したアライグマの嫌うものや、電気柵の設置、家屋の隙間などの侵入できそうなところを全て塞ぐといったことになるでしょう。

アライグマは特定外来生物というものに指定されおり、この特定外来種は勝手に移動させることはできません。必ず自治体へ連絡をとり、処分をお願いしましょう。許可を取らずに、すみついたアライグマを飼育することや、逃がしたときは書類送検される可能性もあります。

まとめ

アライグマは、もともとは日本に生息していませんでした。アニメでペットとして飼う人が増え、その凶暴さから野生に放たれた個体、もしくは動物園などから逃げだした個体が、繁殖をして勢力を拡大させてきました。身体能力も高く、知能も高いため罠などもそのうち効き目が薄くなってきます。

もしアライグマによる被害をこうむっていた場合は、自分で対処するのではなく、駆除業者や、自治体へ連絡することをおすすめします。

日本ではアライグマの天敵は存在しておりません。我々人間が、アライグマへの天敵となりましょう。このままではどんどんと数を増やしたアライグマに、生態系が崩されてしまう可能性があります。かわいそうなどとは思うべきではないでしょう。

害獣駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「害獣駆除」をご覧ください。