「クルルル」アライグマの鳴き声が聞こえたらすぐに対処が必要です!

2021.4.30

「クルルル」アライグマの鳴き声が聞こえたらすぐに対処が必要です!

アライグマは、タヌキやハクビシン、2本立ちすると有名になったレッサーパンダなどにも似ているため、パッと見ただけでは見分けがつきません。しかし、鳴き声はどれも違うので、これを聞き分けて被害の前に対策を行うことができます。動物園などでもアライグマはいますが、どんな鳴き声をするか知っていますか? なかなか鳴き声を聞くことも少ないかと思いますので、今回はアライグマの鳴き声やタヌキの鳴き声をご紹介していきます。加えて、アライグマの生態とその被害もご紹介しましょう。

アライグマの鳴き声は「クルルル」「シャー」

アライグマの鳴き声は通常でも、「クルルル」「クックックッ」「キユー」「キュッキュッ」といった小刻みな鳴き声が確認されています。そして身の危険を感じたり、子供を守るために威嚇する際には「ギューッギューッ」「シャー」という風に鳴くとともに、歯を剥き出しにします。

アライグマは、頻繁に鳴くことはありませんが、子供が親を呼んだり探している際に鳴いたりします。
春先に出産する時期には民家の屋根裏部屋や天井裏で子育てをする場合があり、鳴き声や足音が聞こえる場合があります。成獣だとアライグマは4キロ~10キロの体重があるので、とくに足音は響いて聞こえるでしょう。

ハクビシンは、アライグマより高くて大きな鳴き声を出すことが多く、タヌキは「キュウーン」「クーン」と鳴くので、違いを覚えておくと害獣を特定することにつながります。
アライグマの鳴き声は「クルルル」「シャー」

アライグマの生態

野生のアライグマは、主に森林や草原地帯で生息している哺乳類です。体長は40センチメートルとなり、体重は28キログラムほどとなっています。しかし、2キログラム~14キログラムほどと個体によって体重幅があります。

繁殖期は1月~3月が中心で、この時期に交尾し、4月~6月に出産します。一度に出産する数は3~6匹で、寿命は5年ほどです。アライグマは頻繁には鳴かないとされていますが、赤ちゃんが親を呼んだりする際には鳴き声をあげる場合があります。

毛は長く、背面が銀色で淡い茶色などが混ざり、目から口の周辺は黒い一方で鼻の上や
あごは白くなっています。しっぽには、黒い輪のような模様が数本あり、クマのようにかかとをつけて歩きます。夜行性であり、木のぼりや泳ぎが得意です。

器用な手先となんでも食べる雑食性、排泄を決まった場所で行うこと、それに糞が特徴であり、かわいい見た目ですが被害も多い問題児です。
アライグマの生態

間違えられやすいタヌキとの違い

一番よく間違えられる、タヌキとアライグマの違いをまとめてみましょう。

【大きさ】

アライグマの体長は42~60センチメートル・体重は4~10キログラムです。
タヌキの体長は50~60センチメートル・体重は3~10キログラムとなっており、タヌキの方がずんぐりむっくりしています。

【鳴き声】

アライグマの鳴き声は「クルルル」「クックックッ」「キユー」「キュッキュッ」と小刻みであり、タヌキは「キュウーン」「クーン」と鳴きます。

【見た目】

・顔の眉間
アライグマは、眉間の筋があり黒い部分と繋がっているように見えます。
しかし、タヌキは眉間がなく黒い筋もありません。

・足跡
アライグマの足跡は、指が人のように長くて指と手のひらがくっついた状態のものが残ります。タヌキは、犬のように指と手のひらが離れた状態の足跡になります。

・尻尾
タヌキの方がアライグマより尻尾が短く、模様はありせん。アライグマの尻尾には輪のような模様があります。

【特徴】

アライグマは攻撃的で凶暴ですが、タヌキは臆病なので人間を見かけたら隠れてしまいます。
またアライグマは木のぼりができますが、タヌキは木のぼりできません。しかし、タヌキは死んだふりをして人を追い払おうとすることがあります。

アライグマが人間と環境に及ぼす被害

アライグマは雑食性かつ手先が器用なため、人間に対して被害を与えることも少なくありません。

①農作物や家畜のエサを食べる農業被害

農作物としてはミカンやカキ・ブドウなどの果物のほか、スイカやトマトなど甘い野菜を好んで食べます。また、牛のエサを求めて牛舎などに侵入します。糞尿などの衛生面の被害も発生しています。
器用に使用できる手を使って食べるので、他の害獣と違う食べた形跡が残っている場合があります。スイカの場合は、丸い穴をあけてそこから手をいれてくり抜いて食べたり、ミカンの皮を剥いて食べたりします。

②野生生物を食べる生態系被害

希少生物であるサンショウウオやカエルを食べたり、フクロウの寝床である巣を奪ったり、サギの営巣地を襲ったりと生態系に影響を及ぼす行動をします。アライグマの他にもエサとしていた動物との間でエサの取り合いが起こる危険もあります。また、ダニや寄生虫を身にまとっているアライグマに触れたりすることで感性症を拡大する恐れもあります。

③人への影響を与える生活環境被害

近年では人の住む環境の中にも出没するようになったアライグマは、民家のゴミをひっくり返してあさったり、屋根裏や天井裏に侵入して繁殖し、排泄や尿によって家の耐久性に影響を与えたりする被害があります。さらに、人へも感染する人獣共通感染症を持っている可能性もあり、危険です。そのためアライグマの鳴き声を聞いたら、早急に対策が必要です。

アライグマが人間と環境に及ぼす被害

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、アライグマの鳴き声や見た目の似たタヌキとの違いをご紹介してきました。タヌキとの見た目の違いは顔や手、尻尾で分かるということでしたが、一瞬見ただけではなかなか区別つきませんよね。そんなとき、天井裏などから鳴き声が聞こえてきたら、鳴き声をチェックしてみましょう。そして、何がそこにいるのかを理解してから対策を行いましょう。
しかし、鳴き声がしない場合やアライグマの被害にお悩みの方は当サイトをご活用ください。きっとお役に立つ情報があるかと思います。

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