アライグマの生態を知って未然に被害を防ごう!有効な対策までご紹介

2021.4.30

アライグマの生態を知って未然に被害を防ごう!有効な対策までご紹介

動物園などでみかけるアライグマは、とてもかわいらしい動物という印象ではないでしょうか。しかし、そんなかわいらしいアライグマも人間の生活区域に現れると、たちまち害獣にかわってしまいます。

それではアライグマは一体、どのような動物なのでしょうか。この記事では、アライグマの生態や人間の生活区域に現れる原因までを解説していきます。アライグマによる被害を防ぐためにも理解を深め、どのような動物であるのか知っておきましょう。

愛くるしくてもふもふ…だけど問題児!

アライグマは見た目こそかわいらしいですが、人間の生活に被害をもたらす害獣でもあります。アライグマは、私たち人間にどのような被害をもたらすのでしょうか?想定される3つの被害をご紹介します。

アライグマによる被害①

アライグマによる被害として多いのが、畑などを荒らされるというケースです。アライグマの生態として、強い執着心があるという点が挙げられます。気に入った食べ物をみつけると、何度も同じものを食べにやってきます。こうして繰り返し被害に遭うということが多くなってしまうのです。

アライグマによる被害②

アライグマの糞や尿によって、被害を受けるという場合もあります。アライグマは、糞や尿を決まった場所でするという習性のある生き物です。そのため、家の屋根裏や床下にアライグマが住み着いてしまうと、糞や尿による異臭が発生してしまいます。

アライグマの糞や尿による被害は異臭だけではなく、家の木材などが腐ってしまう原因にもなってしまうのです。さらには、屋根裏を通して糞や尿が家の中へと、したたり落ちてしまうこともあります。

アライグマによる被害③

アライグマの恐ろしい被害のひとつとして、マダニの感染のおそれがあります。マダニは、咬まれると死亡事例もあるほどの致死率をもっているダニです。

マダニによって感染症を引き起こしてしまうと、高熱が出たり、場合によっては意識障害を起こしてしまったりすることがあります。現在はまだ治療のための有効なワクチンなどがないため、感染してしまうと大変危険でしょう。

愛くるしくてもふもふ…だけど問題児!

そもそもアライグマってどんな動物なの?

アライグマはアライグマ科に分類される哺乳類です。体長はおよそ40センチから80センチほどで、体重は大きなアライグマだと10キロほどもあります。

生息地は日本全国に渡り、東京都内でも姿を現すことは珍しくありません。森の中だけでなく、住宅地や農地などにも生息しています。

しかし、アライグマはもともとアメリカやメキシコ、カナダなどに生息している動物だったのです。そして一般的には夜行性動物であるアライグマですが、日中でも姿をみかけることがあります。

また、アライグマの生態として注目すべきなのが、非常に高い繁殖能力です。メスのアライグマは1年に1度、平均して3頭から4頭ほど出産をします。

そのためアライグマが住み着いてしまった地域では、瞬く間にその数が増えてしまうのです。さらにアライグマは、生まれてから成長するスピードがとても速い動物であるのも特徴のひとつです。

アライグマの天敵は、オオカミなどの肉食動物になります。しかし、このような肉食動物のいない場所に住みついてしまうと、アライグマの天敵はおらずのびのびと暮らすことができます。そして彼らの高い繁殖力で、アライグマの数はどんどん増えていってしまうでしょう。

そもそもアライグマってどんな動物なの?

アライグマはなにを食べて生活しているの?人里に来る理由とは

アライグマの生態で注目すべき点のひとつが、雑食であるという点です。基本的には手で触れるものは、なんでも食べてしまいます。とくに水辺で暮らしていることが多いので、カエルやザリガニなども食べるようです。

そんな雑食であるアライグマが畑などに現れてしまうと、トウモロコシやイチゴなどの野菜や果物を食い尽くしてしまいます。アライグマは甘いものを好むため、甘味のある野菜や果実はかっこうの標的となってしまいます。

しかし、アライグマは野菜や果物をすべて食い尽くしてしまうかというと、そうではないようです。十分に食べ物がある時期には被害が少ないため、野生の環境下で食べ物がなくなってしまった場合に人里に現れるのでしょう。

またアライグマのエサとなってしまうものは、農作物だけではありません。生ゴミなどの人間が出すゴミも彼らのエサとなってしまうことを頭に入れておきましょう。

さらに屋外で金魚などの魚や鳥を飼育している場合も、注意が必要になります。アライグマは魚や鳥も食べてしまうため、できるだけ室内で飼育したり、保護の網や鍵をかけたりしておいたほうが安全でしょう。

アライグマはなにを食べて生活しているの?人里に来る理由とは

アライグマ被害は事前に対策を!

アライグマの生態をある程度理解することができたら、次は事前に被害対策をおこないましょう。アライグマの被害対策のひとつとして、侵入口となる場所を塞ぐことをおすすめします。アライグマは住宅の床下や屋根裏から侵入してくることが多いです。

そのため床下や屋根裏への入り口となるすき間は、できるだけ塞いでしまいましょう。侵入口を塞ぐ板は木製のものを使用してしまうと、アライグマが噛むなどして、破壊してしまうおそれがあります。そのようなことを防ぐためにも、侵入防止の板は金属製のものを使用するとよいでしょう。

またそのほかに、アライグマが苦手なにおいがするものを、家の床下や屋根裏に設置しておくのも被害対策のひとつです。アライグマが嫌がるにおいがするものとして燻煙剤があります。

燻煙剤は焚くと煙が出るため、屋根裏や床下にいるアライグマを追い払ったり、寄せ付けないようにしたりすることができます。

さらにアライグマの被害対策には、木酢液も有効でしょう。木酢液とは炭を作るときに出た煙から抽出した液体のことで、アライグマが苦手とするにおいがします。そのため木酢液をアライグマの侵入口となる場所に塗っておくとよいでしょう。

ただし、木酢液は雨に流されてしまったり、アライグマがにおいに違和感を覚えなくなってしまったりする場合もあるため、永久的な効果はないかもしれません。

まとめ

アライグマは愛くるしい見た目とは裏腹に、人間の生活区域へと現れてしまうと被害を及ぼしてしまう動物でもあります。アライグマは農作物を食い荒らしたり、家に住み着くと糞や尿によって強烈なにおいを放ったりしてしまうのです。

そんなアライグマの生態で特徴的なのが、強い繫殖能力と雑食であるということです。アライグマは1度現れると、繫殖能力が高いため、どんどん増えてしまいます。また雑食であることから、どんなものでも食べてしまいます。

アライグマによる被害を未然に防ぐためには、事前に被害対策をおこなうことが有効でしょう。アライグマの被害にお困りのかたは、業者に駆除を依頼することをおすすめします。

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