ハクビシンの足跡には4つの特徴!大きさ・形でわかる他の動物との見分け方

2023.9.12

ハクビシンの足跡には4つの特徴!大きさ・形でわかる他の動物との見分け方

「ハクビシン」という動物をご存知でしょうか。
農作物などを食い荒らす困った動物で、農家の方などがよく被害に遭合っていましたが、近年は住宅地にも出没するようになり、一般の家庭にも害をもたらすようになってきました。

この記事ではそんなハクビシンについて書いていきます。
被害がハクビシンによるものかどうか確認するにはまず足跡や糞などの痕跡を探しましょう。

ハクビシンの足跡の特徴

ハクビシンの足跡はどのようなものなのでしょうか。
ハクビシンの足跡には、以下のような特徴があります。

・5本指で爪がある
・前足のサイズは4~5センチ
・止まっているときは後ろ足の足跡が縦長になる
・よく登る木には爪痕が残る

また、全体的に丸っこく、ポンポンポンと肉球の跡があるのも特徴です。他の動物に比べるとデフォルメされたぬいぐるみやキーホルダーのものに近いイメージかもしれません。

また、木登りや電線などの綱渡りの際にはしっかりと握ることができるため、爪痕がくっきりと残ることもあるようです。
ハクビシンの足跡の特徴

ハクビシンじゃなかったらなんの足跡?

ハクビシン以外の足跡にはどのような特徴があるのでしょうか。
それぞれかいつまんで見ていきましょう。

・タヌキ
ハクビシンのように人里に出没する動物としてタヌキがいます。ハクビシンのものと違って足跡として残る指は4本で、タヌキの足跡はネコのものによく似ています。ネコと最も違うところは爪痕がつかないことです。タヌキはふだん爪を隠しているのです。

・アライグマ
特定外来種で駆除の対象にもなるアライグマの足跡は特徴的です。ハクビシンと同じように5本指がしっかり残るのですが、この指の跡が手のひらから指の先まで切れ目なくきれいにつきます。

・キツネ
キツネの足跡もタヌキ同様4本指です。タヌキととてもよく似ているのですが、キツネの方が全体的にひし形に近い形をしています。

・アナグマ
別名ムジナともいわれるアナグマの足跡は5本指。巣穴を掘るために長く鋭い爪を持っていて、それの跡がはっきりつくのが特徴です。

・イタチ
イタチの足跡はとても小さな肉球の跡が4~5個、手のひらの部分から少し離れて、ちょんちょんとついています。体重が軽いため、土の上には足跡は残りにくく、水辺や水田の泥地などに、時折残る程度です。

・テン
イタチの仲間の点はイタチの足跡にとてもよく似ています。イタチの足跡をそのまま少し大きくしたイメージです。

・イノシシ
長細い蹄の跡が2つ付きます。泥地などの柔らかい地面では副蹄の跡がつくこともあります。

・シカ
イノシシの足跡と非常によく似ています。地面がどれほど柔らかくても副蹄の跡がつかないのが特徴です。

・クマ
大きめの手のひらとアーモンド形の肉球の跡が特徴ですが、なんといってもその大きさによって一発で分かります。20センチメートルを超えるものもあるそうです。

・サル
人間のように親指が手のひらの横に出るのはサルにしかない特徴です。
ハクビシンじゃなかったらなんの足跡?

ハクビシンが残す痕跡とは

第2章ではたくさんの足跡の特徴を書いてきました。
では、ハクビシンが足跡以外に痕跡を残すことはあるのでしょうか。
第3章ではそれについて書いていきます。

ハクビシンには「ため糞」と呼ばれる、巣の近くにトイレの場所を決めて、そこにまとめてする習性があります。
また、ハクビシンの糞は植物の種が固まっていることが多いです。
糞一つの大きさは人間の親指くらいほどです。

また、ハクビシンは強い雑食性を持つため、果物ばかりを食べている個体の糞はあまり臭いませんが、小動物や魚などのたんぱく質を多く食べているものは悪臭がすることが多いです。

ハクビシンの特徴や見分け方

ハクビシンは足跡や特徴以外にも様々な特徴を持っています。
最も分かりやすいものは顔でしょう。

ハクビシンは漢字で「白鼻心」と書き、その名の通り額から鼻にかけて白い線が入っていることが大きな特徴です。
体長は50~75センチメートルほどで、成獣になると尻尾まで含めて1メートル前後になる個体もいます。

見た目はタヌキに似ていますが、ネコ目ジャコウネコ科の動物なのでネコの仲間です。
尻尾は細く長く、先端に向かって黒くなります。個体によっては先端が白いものもいます。

他の害獣との見分け方として、顔の白い線と全体的にスリムで細長い体が特徴的といえるでしょう。
ハクビシンの特徴や見分け方

ハクビシンの足跡や痕跡を見かけたら業者に相談を

ハクビシンはアライグマなどと違って、特定外来生物に認定されていません。
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼす恐れのある生き物のことをいいます。
これに認定されているものは一部を除き、個人で駆除することが可能です。

ハクビシンは指定外来生物に認定されていないため、個人で駆除をすることができません。
ですが、放っておいても害をもたらしてくる害獣ではあるため、ハクビシンの足跡や痕跡を見かけたら、速やかに駆除業者に相談することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
近年、住宅地にも出没し、害をもたらすようになったハクビシンを足跡の特徴をはじめとして書いてきました。
様々な特徴があり興味深い動物ではありますが、前述もしたように私たちに害をもたらす害獣という困った存在です。

ハクビシンを見つけた際は早急に、業者へご相談ください。
業者をお探しの際は当サイトをご利用いただけますと、スムーズに見つけることができるはずです。

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