大掃除はスケジュールと道具がポイント!1日で終わるコツをリスト化
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大掃除を1日で終わらせるためには、大掃除スケジュールを作って効率よく掃除していくことが重要です。「1日でとはいわないまでも、短期間でしっかり家中をきれいにしたい」という方も、年末までに手際よく大掃除を進めていくためには、以下のようなポイントを知っておくと断然効率がアップしますよ!
- 自分に合ったゴール設定をし、達成できるスケジュールを計画する
- 時短できる掃除道具、便利グッズを活用する
- ゴミや不用品を減らしておく
- 掃除する順番が上→下、奥→手前になるようにする
このようなポイントを抑えて、正しい大掃除スケジュールを立てることが成功につながります。たとえばゴールを「家全体を完璧にきれいな状態に!」として端から作業していくと、結果半分もできずに1日が終わっていた……となりかねません。
しかし、「主要な場所の汚れが落ちたら終わり!」と設定すれば、1日でも余裕で達成できるはずです。ひとつの場所ごとに完璧を求めすぎず、「どこを何時までに切り上げる」と具体的に決めた通りのタイムスケジュールで進めていきましょう。
それが大掃除を1日で終わらせる大事なコツになるのです。この記事では、大掃除スケジュールの立て方や場所ごとのお掃除ポイントをご紹介します。
目次
年末の大掃除で最低限押さえたい掃除場所とは
年末になってから慌てて始める大掃除は大変さも倍増ですよね。忙しい時期ですし、作戦なしで家の中すべてを掃除することは難しいといえます。やることだらけで「どこから掃除したらいいかわからない 」という方は最低限、下記の場所を掃除するとよいでしょう。
- 玄関
- バスルーム
- リビング
- キッチン
この4か所は、年末年始にお迎えするお客さんや、新年を清々しく迎えるためにも掃除を徹底しておきたい場所ですが、ある程度の時間が必須となる場所でもあります。
加えて、できればトイレ・洗面台・ベランダ もやりたいという方も、多いのではないでしょうか?そのためには、とにかく効率よく動かなければ時間切れや体力切れになりかねません。
大掃除はスケジュールを組むと大幅に効率がよくなります!
1日で終えたい人はとくに、どこの掃除にどれぐらいの時間を使いたいのか目に見えるようにするのが大きなポイントです。どうしても譲れないところに多く時間を割くようにし、思い切って大掃除リストから外す場所を決めるといった力配分もとても大切です。
ここでは、そんな大掃除スケジュールのコツについて、詳しく解説していきましょう。
大掃除スケジュールの立て方
大掃除を始めると、私たちを邪魔する要素が次々に登場します。希望の日時までに終わらせるためには、「想定外の足止め」を事前にブロックするための作戦が欠かせません。以下に、その作戦の基盤となる大掃除スケジュールの立て方をリストにしました。
大掃除スケジュールを組むときのコツ
- ゴミ収集日を確認する(先に大きな不用品をまとめておく)
- 大掃除したい場所を書き出す(普段の掃除のついでにできる場所は除外する)
- 天候に左右される掃除、必ずやりたいところを優先して予定に組み込む
- 掃除する順番が上→下、奥→手前になるようにする
- 作業時間が短縮できる方法・道具を使う前提でスケジュールを考える
まずはこのチェックリストと、以下の大掃除マニュアルを参考にしてスケジュールを組んでいきましょう!
大掃除の成功マニュアル
【大掃除は「いつから」始めるかが達成のカギ】
結論としては早ければ早いほどよいため、「思い立ったが吉日!」です。最近では年末を待たず、秋の過ごしやすい時期、汚れの落としやすい季節に窓掃除や外回りの大掃除を済ませてしまう方も増えていますね。
従来通りの年末派なら、12月の頭までに大掃除スケジュールを立てておくと、流れのスムーズさが全く違ってきます。
理由のひとつは、ゴミ収集日とのタイミングに合わせて動けるからです。とくに粗大ゴミや不燃物、段ボールなどのかさばりがちな不用品は大掃除の邪魔になり、万が一回収日を逃してしまえば、仕上げが来年に持ち越しになりかねません。
また、予定していた最後の週末が雨や雪になり、「カーテンの洗濯や外回りの掃除ができない!」となっては困ってしまいますので、やはり余裕をもって始めたいですね。
【大掃除は「どこから」始めるかで勝敗が決まる】
段取りよく大掃除したいのに「どこから始めるか」を間違ってしまうと、本当にやりたかった場所ができずに時間切れになってしまうこともあります。
なんとなく引き出しを開けて思い出の品に時間を取られたり、手が出しやすい場所しかできずに年末が終わってしまったり……というのはよくある失敗ですよね。
肝心の「タンス裏のほこりには手が回らなかった!」なんていうことにならないよう、整理整頓は大掃除前までに済ませておき、最優先したい場所から集中して掃除していきましょう。
【掃除の基本をおさらいして時間のロスを防ごう】
始める前に「掃除の基本」をおさらいしておくことも大事です!大掃除では、とくに道具をかしこく準備し、「時間がかからない方法」でサクサク進めることを基本姿勢にしましょう。
時短の最大のコツは、可能な限り不要なものを排除してから始めることです。そして、洗剤はなるべく使わないよう「水だけで落ちる」方法を選ぶことになります。
大掃除ですから、つい気合を入れて洗剤をガンガン使いたくなるものですが、たっぷりの洗剤を広範囲に使えば、それを拭き取る時間もたっぷり必要になります。
洗剤をつける前に「これは水・お湯で落ちないか」をよく考え、のちにご紹介する時短アイテムなども駆使して効率よく進めていきましょう!
大掃除に必要な道具もリスト化して準備
大掃除をする場所が決まったら、次は掃除道具リストの作成です。掃除場所ごとに便利な掃除道具をご紹介していきますので、自分だけの掃除道具リストを作っていきましょう。
まずは、マスクや軍手、ゴム手袋、メガネなどの装備 はもちろん、大掃除ではぜひ用意しておきたい基本の道具と、洗剤を使わずに汚れが落とせる便利アイテムをリストアップします。先に目を通しておくだけでスタートダッシュに差がつきますよ。
基本の掃除道具リスト
- ほうき・ちりとり
- 使い古しの歯ブラシ・ブラシ・ハケ
- ヘラ(不要なカードでも代用できる)
- バケツ
- 雑巾、スポンジ
- 古新聞
- キッチンペーパー
- 水・お酢・重層
- 段ボールなどにセットしたゴミ袋
- 掃除機、ハンディークリーナー
大掃除をする場所によって必要な道具は変わってきますが、最低限これくらいは準備しておくと、スムーズに掃除をすることができるでしょう。基本セットとしてリスト化しておき、道具の有無を確認しておくと無駄な時間を省くことができますよ。
洗剤を使わず汚れを落とす便利な掃除道具リスト
- マイクロファイバー製の手袋やクロス
- メラミンスポンジ(研磨剤の一種であるため使用場所に注意)
- スチームクリーナー
この3つに共通するメリットは、汚れ落ちのよさと時短効果ですが、なくてもほかのもので代用できるため、持っていない方も多いかもしれません。
ですが、この代用で大きく消費されるものは雑巾や水だけでなく、体力と時間だったりします。より効率アップを求める方は、導入してみるのがおすすめですよ。
ここからは、掃除する場所ごとに必要な掃除道具、あると便利な掃除道具をご紹介していきます。場所によって汚れのタイプや必要となる道具が違ってきますので、順に確認していきましょう。
ベランダ掃除に便利な掃除道具
ベランダは雨風による外からのゴミや砂埃、鳥のフンなどでガッツリ汚れてしまうことが多く、広さもあるのがネックです。
また、水を入れたバケツを持って往復しなければならないとなると大変です。そんなベランダ掃除では、先述したマスクなどの装備と基本の掃除道具に加えて、以下の道具もリストに加えておくとよいでしょう。
道具 | チェック欄 |
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ペットボトルにつけるブラシ (お湯や重曹水などを入れて) |
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洗車ブラシやデッキブラシ | |
ベランダ用のほうき | |
不要なストッキングやTシャツ | |
軍手や火ばさみ | |
排水溝ブラシ・ワイヤーブラシ |
100均で売っているものもあるので上手に活用したいですね。
新聞や古布などは、雑巾と違って洗わずに使い捨てできますので、手すりをひと拭きしただけで真っ黒になりがちなベランダには必須アイテムです。
また、ベランダ用のほうきは溝の幅に合わせたサイズになっており、水抜き穴が空いているため、溝のゴミと水を分けて掃除することができます。
リビング・玄関掃除に便利な掃除道具
リビングは照明の上や天井の隅、カーテンレールなど、高いところのほこり落としに便利なグッズがあると助かります。そこでリビング・玄関掃除には、以下のような道具を準備しておくと便利です。
道具 | チェック欄 |
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はたき | |
フロアワイパーやモップ | |
脚立など |
フロアモップは床だけでなく、天井や照明のような高い場所にも使えますよ。基本の掃除道具に加えて、床拭きには蒸気の力で洗剤いらずのスチームクリーナーもおすすめです。
バスルーム掃除に便利な掃除道具
バスルームは壁や天井、ドア、鏡、浴槽といった広い面と、小物や棚、イス、排水溝などの細かな場所の汚れを落とす作業があるため、長引いてしまう可能性が高い場所です。
真冬に裸で挑む予定の方はとくに、基本の道具と下記にあげるものをしっかり準備し、ウッカリ延長戦にならないよう気をつけてください。
道具 | チェック欄 |
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バスルーム用ブラシ・スポンジ | |
持ち手の長いワイパー | |
酸性洗剤、カビ取り剤、パイプクリーナー | |
排水口用ブラシ、風呂蓋の専用ブラシ (歯ブラシより効率的) |
上記に加えて、浴室全体を素早くピカピカにするには”電動式の掃除ブラシ”もおすすめです。
長く掃除をサボってしまい「汚れ具合がハンパない!」という場合はとくに、電気の力でも借りないことには目標時間に間に合わないかもしれません。
お風呂用の電動掃除ブラシは、持ち手が伸縮できて替えブラシも数種類あり、2,000円~
5,000円前後で手に入るものもあります。気になった方はぜひチェックしてみてください。
キッチン・コンロ・換気扇掃除に便利な掃除道具
キッチン掃除では油汚れとカビの除去がメインになります。基本の道具にある重曹、メラミンスポンジなどに加え、以下のような道具もあると作業がはかどるでしょう。
道具 | チェック欄 |
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キッチン各所の形状にあったブラシ (大・小、持ち手ありなし、排水溝用など) |
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漂白剤やクレンザー、カビ取り剤 (天板などの材質に対応しているか注意) |
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ハンディータイプのスチームクリーナー |
水垢にも油汚れにも強いスチームクリーナーは、とくにおすすめです。
先述した 電動式の掃除ブラシはキッチンでも便利で、シンクの掃除に活用している方もいます。長時間の作業で腰がつらい方にも助かるアイテムですね。
拭き掃除に便利な掃除道具
フローリングの拭き掃除には、掃除機とスチームクリーナーがあれば最強ですが、ない場合は基本の道具にプラスして下記のアイテムを用意しましょう。
道具 | チェック欄 |
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お湯+曹水、もしくは市販のフロア用洗剤 (床材に対応しているもの) |
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フロアモップ | |
フローリング拭き掃除用のシート | |
雑巾、マイクロファイバークロス (水拭き用と乾拭き用が必要) |
このほか、スプレーでお湯を出しながら床の拭き掃除ができるモップなども登場しています。上記の道具をお持ちでない方は、ネットやホームセンターをチェックして、便利な道具を探してみるのもおすすめです。
トイレ掃除に便利な掃除道具
トイレはとくに汚れやすく、強力な洗剤が必要なケースもあるため、手や目をガードする装備も大切です。ゴム手袋は必ず準備し、下記のものを揃えておくとよいでしょう。
道具 | チェック欄 |
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使い捨てのトイレ用お掃除シート | |
スポンジブラシ (コーティングを保護したい場合) |
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細かい場所まで届く形状のトイレブラシ | |
トイレ用洗剤、ノズル専用スプレーなど | |
尿石除去剤、除去用スティックなど |
トイレの便器や便座は、材質によって摩擦に弱いものがあります。なかなか取れないシミなどは汚れではなく、陶器の釉薬(ゆうやく)やコーティングの剥がれによる変色かもしれません。こすり過ぎないよう注意して掃除しましょう。
窓掃除に便利な掃除道具
窓ガラスの掃除はやはり新聞紙が一番手軽できれいにできるアイテムですが、窓周辺にはサッシや網戸があり、ゴミやカビがつきやすい場所でもあります。すべて掃除するには、便利グッズがないと大変です。
たとえば100均にもある網戸ワイパーを用意すれば、真冬に外で網戸を外してホースで水をかけるといった作業をせずにすみます。
道具 | チェック欄 |
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網戸用ワイパーと専用シート | |
スクイージー | |
ハケ、ブラシ | |
ウェットティッシュ | |
ヘラ、爪楊枝、マイナスドライバー |
ちなみに窓ガラスにも、スチームクリーナーはハンディー・フロア用どちらも活用できます。リビングの大きな掃き出し窓でも、ほんの数分でピカピカにできちゃいますよ。
各アイテムの使い方などは、大掃除の仕方の中でご紹介します。リストを参考に掃除グッズを揃えたら、いよいよ大掃除に取り掛かりましょう!
次章からは、1日で大掃除を終えるためのスケジュール例の流れにそって、各場所のお掃除ポイントを紹介していきますよ!
お昼までにキレイにする場所と掃除の仕方
いよいよここからは、大掃除を1日で終わらせるためのスケジュール例をご紹介します。自分はどこを優先してやるのかは決めましたか?ご紹介するスケジュールをアレンジして大掃除をしていきましょう。
大掃除のスケジュールの中で、お昼までに済ませたい場所はベランダ、リビングと玄関、バスルームです。詳しく解説していきます。
ベランダ【所要時間:約30分】
まず、洗車ブラシを使用して一気にほこりを落としていきます。網戸の外側、物干しまわり、エアコンの室外機まわりという順番でやっていきましょう。
落としたほこりは”ほうき”と”ちりとり”を使って集めていきます。ベランダの手すりにあるほこりは、使えなくなったストッキングやTシャツなどの布で拭き取ってください。
汚れ落としには、歯ブラシや新聞紙、重曹や酢を溶かした水などを使うときれいになります。また、ベランダ掃除の手順と注意点も参考にすることで、集合住宅にお住まいの方はより効率的に掃除することが可能です。
リビングと玄関は同時に!【所要時間:約60分~】
次に、リビングと玄関の掃除を同時に進めて効率アップしていきましょう!手順と方法は以下のようになります。
まずは、リビングの上部から順にほこりを落としていきます。ソファーやテーブルにはカバーをかけて、ほこりが落ちないようにしましょう。
天井から壁は、床用の持ち手の長いワイパーなどを使用し、照明や家具・家電はハンディモップを使い、高いところから順番にリビングと玄関にかけてほこりを落としていきます。
ほこりが落ち着くまで少し時間がかかるので、その間に素早く玄関掃除をします。玄関の表札、ドアの外と内のほこりを払い、水拭きをしていきます。その後は掃除機を使い、玄関のたたき(靴を脱ぐ場所)の周り、靴箱の汚れを吸い取り、そのままリビングまで掃除機をかけていきます。
その際、玄関の砂ぼこりやニオイ取りもやりたい!という方は、掃除を楽にするコツやニオイ取りの方法を知ったうえで、ぜひお掃除してみてください。コツを抑えればピカピカな玄関を保つことが出来ますよ。
窓【所要時間:約30分】
掃除機をかけ終わったら、レジャーシートや新聞を窓周りに敷いて窓の掃除をします。
窓が結露していたらその水分を利用して、丸めた新聞紙でジャンジャン拭いていきましょう。結露がまったくなければ新聞紙をさっと濡らして、逆に結露が多すぎる場合は、スクイージーなどでざっと拭いてから始めてください。
仕上げに乾いた新聞紙を丸めて水分を取れば、インクの艶出し効果も働いて、窓がピカピカになります。窓サッシのゴムについたほこりやカビは、歯ブラシと重曹ペースト・クレンザーなどで磨くことができます。
網戸は、網戸用ワイパーを使えばサッシから外すことなく汚れを落とせるので便利です。
最後に窓サッシに溜まった汚れを、ハケやブラシを使ってかき出します。掃除機で吸いあげながら作業するとよいでしょう。細かな部分に詰まった汚れは、マイナスドライバーや爪楊枝、ヘラなどをウェットティッシュでくるむと取りやすくなります。
大掃除といえば真っ先に浮かぶ人も多い窓の掃除。きれいな窓で新年を迎えられたら、なんだか運気も上がりそうですよね!時間がある方は、「窓サッシの掃除方法」や「窓拭きのコツ」を取り入れて効率よくお掃除することをおすすめします。
バスルーム【所要時間:約30分】
最後にバスルームの掃除をします。手際よく進めるには、まず最初に浴室内に置いてある石鹸やシャンプーなどを、浴室の外にすべて出します。次に壁面からバスタブ、小物、床の順番で洗っていきます。
洗い終わったら、壁面、床、バス小物、バスタブの順で流していきましょう。バス小物はバスタブの中で洗い流すとやりやすいですよ。最後に壁面の水滴を取って終わりです。
水滴や汚れを気にせず思い切り大掃除したいなら、1日の最後、お風呂で温まったあとに湯舟のお湯を使って掃除するのもおすすめです。
また、バスルームの詳しい掃除方法として、浴室のカビや水垢を徹底的にキレイにする方法、浴室の排水トラップの悪臭やつまりを防止する方法も大掃除の際にご活用ください。
3時のおやつまでに終わらせる場所と掃除の仕方
次は、午後から3時のおやつの時間までの大掃除のスケジュールです。キッチンのコンロと換気扇掃除の準備をしたら、フローリングなど全体の拭き掃除をしていきます。手順は以下の通りです。
コンロと換気扇掃除の準備【所要時間:約60分】
まず安全のため、必ず換気扇のコンセントを抜いておいてください。シンクに45Lサイズのごみ袋をピタッと敷いて固定したら、60度ほどのお湯をためていきます。
お湯には食器用洗剤を強めにワンプッシュし、重曹100g(大き目のスプーンで10杯ほど)、漂白剤(量はパッケージを確認)を溶かします。その中に換気扇やコンロのパーツを外して入れてください。
ねじなど小さい部品をなくさないように注意して、3時間ほど漬け込みしましょう。
また、頑固な汚れになりやすい換気扇掃除をより詳しく解説した、キッチンの換気扇汚れを簡単に落とす方法・お風呂場の換気扇をピカピカにする方法、こちらの2種は徹底して掃除したいという方におすすめです。
フローリング全体の拭き掃除【所要時間:約30分】
部屋の奥から外に向かって拭き掃除をしていきます。最初に汚れのひどいところをスチームクリーナーや、お湯に浸したマイクロファイバー雑巾などで拭いていきます。洗剤を使った場合は、その後全体を水拭きしてください。乾拭きは畳の上など必要に応じてしましょう。
もしも、床の汚れがしつこくて困っているという方は、掃除に適したタイミングやべたつき汚れを落とす方法を知ることで効率のよいお掃除が可能になります。ぜひ、しつこい汚れに特化した効果的な掃除方法を取り入れてみてください。
夜ご飯までに終わらせる!最後の仕上げ
最後に、夕飯までの大掃除のスケジュールです。キッチン、トイレ、洗面所の順番で掃除をしていきます。ゴム手袋など基本の装備を忘れずに!手順は以下の通りです。
キッチン・コンロ・換気扇の掃除【所要時間:約30~60分】
浸しておいたコンロと換気扇の部品を歯ブラシやスポンジでこすって洗っていきます。仕上げはきれいなお湯を流しながらおこなうとよいでしょう。
換気扇カバーの油汚れをヘラや不要なカードなどでけずり落 とします。キッチンペーパーに薄めた重曹や洗剤をスプレーしたものを貼り付けておいたあと、スポンジで汚れを拭いていきます。
重曹は、コップ1杯のぬるま湯に重曹を小さじ2程度溶かすとよいでしょう。頑固な汚れには、水1:重曹2~3の量をペースト状に練ったものを塗るのがおすすめです。
コンロの天板も上記と同じ要領で、お湯や重曹、薄めた洗剤などを使い、クロスやスポンジで拭いていきます。天板はガラス・フッ素コート・ホーロータイプなどありますので、研磨剤の入ったものの使用には注意してください。
調理台やシンクをクリームクレンザーで拭いていきます。こちらも素材によってはクレンザーが適さない場合があります。なるべくお湯や重曹を使い、こすり過ぎないよう気をつけながら進めましょう。コンロの部品は乾いてから取り付けてくださいね。
さらに、キッチン掃除をより細かく、より徹底して掃除したいという方は、汚れの箇所に合わせた掃除方法が効果的でおすすめです。また、シンク掃除には注意点やコツもあります。掃除してみたものの、あとで「失敗だった……」ということにならないようにしましょう。
トイレ【所要時間:約30分】
トイレの手洗いボウルにひどい汚れがあれば、クリームクレンザーをつけたスポンジで洗います。次に便座と便器の中を洗います。便座の蝶番の周りなど狭いところは、割りばしにキッチンペーパーや布などを撒いたもので汚れを取ります。
便器の中は軽い汚れならクリームクレンザーをつけたスポンジで、ひどい汚れはスチールウールで洗ってください。
トイレの大掃除となると、気になる場所は多いと思います。手洗いボウルや便器だけでなく、臭いのもとにもなる排水管です。
こういった場所については、掃除方法がそもそもわからないという方も多く、排水管の掃除方法をあらかじめ知っておくことも大変重要です。また、見落としがちなトイレの床掃除も忘れてはいけない箇所のひとつです。床は想像以上に汚れており、便器だけを掃除してもニオイの元は消えないでしょう。
洗面所【所要時間:約30分】
洗面台に収納してあるもの は大掃除前にすべて出し、不用品も整理しておきましょう。洗面台の手洗いボウルは前述のトイレの手洗いボウルと同じように洗います。
洗面台のほこりやカビ汚れは、キッチンと同じく重曹や洗剤、漂白剤と歯ブラシやクロスなどを使って落とします。蛇口の落ちない汚れは水垢対応の洗剤が有効ですよ。
鏡はお湯や重曹水をスプレーしたあと、乾拭きすればきれいになります。しかし、ウロコのようなものが付着していた場合、汚れが落ちないおそれもありますので、その場合はウロコ取り専用の掃除グッズの使用をおすすめします。
大掃除にはハウスクリーニングの利用もおすすめ
「 どうしてもこの日までに大掃除を終わらせたいのに、時間がない」「自分では取り切れない汚れに困っている……」そんな方は、全国にたくさんいる掃除の専門家たちに助けを求めるという手段もあります。
スピード、掃除にまつわる知識や洗浄の技術、どれを取っても安心して任せられるのがハウスクリーニング業者です。
最近は家事のサポートに、家事代行業者やハウスクリーニング業者といったプロを利用する方が増えました。ひと昔前だと特別な家庭だけの特権のようなイメージだったかもしれません。
しかし、今では誰もが利用しやすいサービス項目が増え、価格帯もさまざまです。なかでもエアコン掃除などは、気兼ねなくプロに依頼できるもののひとつではないでしょうか。
ハウスクリーニングの利用がおすすめな人
今はそんなエアコン掃除と同じように、ハウスクリーニング業者に住まいの大掃除を依頼する方がたくさんいます。
年末は忙しくて時間が作れない方、病気や体力の問題で大掃除が難しい方、一度はプロの技でピカピカにしてほしいという方などは、プロへの依頼がおすすめです。
掃除の専門家に任せることで、予定の多くなる年末でも自由に使える時間が増えます。自分では絶対に無理だった場所・どうしても取れなかった汚れを、きれいにしてもらうこともできます。
今年は大切なお客様がくるなんていう方も、掃除はプロにお願いできれば、ほかの準備に手をかけられて大助かりではないでしょうか。
家事代行業者とハウスクリーニング業者の違い
たとえば掃除なら、家事代行業者は依頼主の家庭にある洗剤と道具を使っておこないますが、ハウスクリーニング業者は業務用の高性能な洗剤や機器を持参して作業をおこないます。熟練の主婦VS掃除業界のプロ、と表現すると分かりやすいでしょうか。
そのため、値段にも差があり、家事代行業者の方が安い傾向のようです。日頃から家をきれいにしている方なら、家事代行業者にお任せしてもよいかもしれません。逆に、下記のような汚れが溜まりがちであればハウスクリーニング業者が適しています。
掃除が大変な汚れ
- 分解が必要な換気扇の奥やコンロにこびりついた強力な油汚れ
- 冷蔵庫やタンスなど重い家具の裏・上下にたまった汚れ
- 家庭用洗剤では落ちない油汚れやカビ汚れ
- 高所や狭所、範囲が広いなど、専門道具なしでは難しい場所の汚れ
気になった方は、気軽に問い合わせや見積りをお願いしてみましょう 。生活110番にご相談いただければ、希望にあったサービスを提供している業者のご紹介をすることができますよ。
ハウスクリーニング業者の選び方と料金相場
問い合わせしてみたいけれど、業者が多すぎてどこに連絡すればよいか迷ったときは、以下のチェックリストに沿って選べば安心です。
チェックリスト
- ホームページの内容、とくに料金がわかりやすい
- 交通費や追加料金についても明記されている
- 実績があり、熟練スタッフの層が厚い(アルバイトを派遣されない)
- 見積り後のキャンセルが無料(予算が合わなくても断りやすく良心的)
- 補償がしっかりしている(作業時の物品破損などに対応してくれる)
このようなポイントをクリアしている業者を見つけたら、見積りを取ってみましょう。
ハウスクリーニングの料金は依頼する範囲によりますが、たとえばトイレなら数千円、お風呂全体なら1万円台からとなることが多く、さらに業者によって値段が変わってきます。
ご参考までに、家全体の大掃除を依頼した場合は、ワンルームなら3万円、ファミリー世帯なら8万円ほどといったところが相場の目安といえます。
1日で大掃除を終わらせるのに、大変なところだけプロに依頼するのもおすすめです。詳しい料金が気になる方は、一度無料見積りを取ってもらうとよいでしょう。
相場以上の費用を払わなくてすむよう、ほかの業者との相見積りもお忘れなく!生活110番の無料見積りもどうぞご参考にしてください。受付は365日、24時間可能です!
まとめ
大掃除は事前にスケジュールを立てることによって、効率が大きく上がります。掃除する際は、基本的に「上から下」「 奥から手前」という順番でやっていくと無駄がありません。
掃除道具は大掃除スケジュールと道具のリストをもとに、必要なものを事前に準備しておきましょう。洗剤を使わずにすむグッズや電動ブラシなど時短アイテムの活用がおすすめです。
今回ご紹介した所要時間は目安ですが、はじめにどれぐらい時間を割り当てるのか考えてメモしておくことはとても大切です。
また、大掃除を始める前に、不用品やゴミを処分しておくのも効率を上げるポイントになります。いらないものは買い取ってもらえる場合もあるので、捨ててしまう前に買い取り業者に査定してもらうのもよいでしょう。
時間がない場合や、自分できれいにできない場所がある場合は、ハウスクリーニング業者などプロの手を借りるのも、効率よく大掃除を終わらせるコツのひとつです。