廃品回収車ってなんだろう？知っておいて欲しい注意点をご紹介

みなさんは廃品回収車ってなにか知っていますか？スピーカーから「壊れた電化製品無料で回収します。お気軽にお声がけください。」と声が流れ、ゆっくり走る車に遭遇したことはないでしょうか。最近街中遭遇する機会も少なくなってきましたが、あれが廃品回収車です。

しかし、なんとなく怪しいから声をかけづらいのでやめるかたも少なくありません。利用するなら廃品回収車についてよく知っておくことも重要です。そこでここでは廃品回収車について、知っておいてほしい注意点などをお伝えします。注意点を理解することで、廃品回収車を利用することができるかもしれません。

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廃品回収車とは

不用品の処分にお金がかかる時代に、なぜ廃品回収車は無料で不要品を引き取るのでしょうか。壊れた電化製品を回収することで別になにか利益があるのではと疑うことも多いかと思います。また、本当にすべての不用品を無料で回収してくれるのでしょうか？

廃品回収車はもちろんボランティアではなく、利益をえるための商売として走る車です。利益のだし方としてはおもに下記の方法があるようです。

・業者に売る
回収した電化製品修理したりして業者に売ることがあります。廃品回収車から不用品を買い取った業者がリサイクルショップや海外などに売ったりしています。

・金属として再利用
廃品回収車の業者が回収した電化製品には金属が使われていることも多いです。この希少な金属などを取りだして資源として利益をだしたりしています。

・回収費用を請求する
廃品回収車は商売ですので、無料回収するとうたっていても回収することで利益がない場合は料金が発生します。はじめから料金について提示があればいいのですが、すべて作業が終わったあとに高額な費用が請求されたといったこともあるようです。

しかし廃品回収車にも問題点がいくつかあります。一番の問題点は、廃品回収車が回収した電化製品から資源のみをとりだしてしまうということです。希少な部分がとりだされたエアコンや冷蔵庫は、廃品回収車の業者は適切に処分しているのでしょうか？なかには不法投棄されたり、不法に焼却をされたりといったことが問題となっているのです。

すべての廃品回収車の業者が危険というわけではないので、見積りもだしてもらったり、事前に情報を調べたりしましょう。

注意してほしい！廃品回収車のトラブル

廃品回収車はこちらから依頼する業者と違って、相手からコンタクトをとってきている特殊なかたちです。そのため、廃品回収車の利用するとトラブルも起こります。事前に信用できる会社かどうか調べることは難しいかもしれません。しかし、どんなトラブルが多いのか知っておくことは重要です。

・高額請求された
廃品回収車は商売です。たとえ無料をうたっていたとしても、費用を請求される場合があると考えておきましょう。たとえばエアコンを外して、トラックに積んだ後に高額な費用が請求される場合などがあります。廃品回収車を利用する場合は、本当に無料かの確認と、費用が発生する場合には見積もり書を受け取りましょう。

・不要品以外も要求された
炊飯器など小さな電化製品でしたら、家の外でのやりとりができますが、大型の商品の場合は業者が家の中まではいって作業をします。不用品として回収を依頼した以外にもなにかないかと要求される場合もあります。

・床や壁に傷がついた
冷蔵庫や洗濯機などの大型の電化製品を撤去する時に、床や壁に傷がつく場合があります。傷にあとから気付いて、回収した廃品回収車の業者の連絡先がつかないなどということもあるかもしれません。

廃品回収車に依頼するときには

できるだけ安く不用品を処分したいと考えている場合、廃品回収車を利用することが候補にあがるかもしれません。しかし廃品回収車が無料回収をうたっていても、実際は料金が発生する場合があるのです。もし廃品回収車に不用品の回収を依頼する場合には、必ず事前に処分したい不用品をしっかり伝えてから見積りをとりましょう。

そして、その価格を参考に他の業者との「相見積もり」もとることを強くおすすめします。「相見積もり」とは見積もりを複数の業者からとることをいいます。インターネットで数社の不用品回収業者を調べて、見積もりを依頼しましょう。

比較をした結果、もし「廃品回収業者」の見積りが高額であった場合は断る勇気も必要です。廃品回収車の利用は無料でないばかりか、場合によっては相場より高額になってしまう可能性もありえるのです。

いらなくなったものが出たときは不用品回収業者へ依頼しよう

すべての業者ではないものの、廃品回収車については、前述したようなトラブルが多いことも事実です。もし不安があるのであれば、安心できる業者を探すほうが気持ちよく不用品を処分することができると思います。

不要家電が壊れて不要になった時は、不用品回収業者の利用を検討してみてはいかがでしょうか？一般家庭の不用品を回収するためには「一般廃棄物収集運搬業の許可」が必要となりますので、インターネットなどでしっかり確認をしましょう。

不用品回収業者には得意分野があります。例えば家電リサイクル法の対象機器となっているエアコンやテレビ、洗濯機、冷蔵庫の事務処理まで代行してくれる業者もあります。また家電だけではなく、同時に家具や不用品がたくさん出た場合にも分別までしてくれる業者もあるので、家電だけでなく家庭にある不用品をいっきに片付けることもできるのです。

不要品回収業者によって費用も異なるため、無料見積もりでしっかり費用を比較して選ぶといいでしょう。万が一運搬時に床や傷がついた場合でも、きちんと補償される場合が多いのでその点も安心してまかせることができます。

引越しなどで不要品が多数でる場合は、トラックに詰め放題のプランなど設定している業者もありますので、あわせて比較してみてくださいね。

まとめ

壊れた家電でも無料で回収してくれるというのが廃品回収車です。たまたま通りがかったときに処分したいものがあれば利用したいと思うかもしれません。しかし、実際利用した場合は必ずしも無料ではないということを知っておく必要があります。

もし家庭に使わない家電があり、廃品回収車を利用したいと思った場合には、「不用品買取業者」の見積りも合わせてとりましょう。他の業者と比較することで、安全に家電を処分してください。

不用品回収を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「不用品回収」をご覧ください。