人形にも門出のタイミングを。雛人形の処分についてご紹介します

2021.4.30

人形にも門出のタイミングを。雛人形の処分についてご紹介します

女性ならば祝った経験のある方も多いひな祭り。そのひな祭りの主役といえば、雛人形でしょう。お人形遊びをしようとして、怒られた経験のある方もいらっしゃると思います。

雛人形には「ひな祭りが終わったら速やかに片づけないとお嫁に行けなくなる」という迷信もあります。しかし年を重なるにつれて、そもそも飾らなくなった、という家庭も多いでしょう。すると押入れの奥でスペースを取るだけの存在になってしまっているのではないでしょうか。

今回は、飾らなくなった雛人形の処分方法について紹介します。

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毎年飾らなくなったら雛人形を処分するとき

そもそも雛人形を飾らなくなったとき、手放そうと考えるとき、というのはどのようなタイミングでしょうか。例えば、

・結婚した
・厄年を迎えたあと(数え19歳。ひな人形に魔除けの意味合いがあるため)
・成人後
・飾るスペースや保管スペースがなくなった

などの状況が考えられます。

雛人形は女の子の健やかな成長を願う意味で飾られるものです。そのため「成人になった」「結婚した」など、実際に成長して「飾る理由がなくなってしまったとき」が処分を考えるタイミングにつながってきます。

毎年飾らなくなったら雛人形を処分するとき

供養をして雛人形を処分する方法

では、雛人形の処分を考える場合、どのような方法を取ることができるのでしょうか。

「人形」はその名の通り、「ひとがた」と読むこともできます。そのため「魂や払った穢(けが)れが宿る」とされ、粗末に扱うと祟(たた)りがあるといわれることも多い品のひとつです。また、大切にしてきた雛人形をゴミとして扱うことに抵抗を感じる方も多いと思います。

すると人形供養に出すことが基本の方法になるでしょう。人形供養はお寺や神社、葬儀社が行っています。ただし人形供養については期間を区切っておこなっていることも多いため、事前に受付期間を確認しておくことが大切です。

なお人形供養へは自分で持ち込むのが一般的ですが、配送での持ち込みも受け付けてくれる施設が多いです。供養料は施設により異なるため、こちらも事前に確認する必要があるでしょう。人形の大きさや雛飾りの規模などにもよりますが、3,000~1万円ほどが供養料の相場となっています。

また、近くに人形供養を執り行ってくれる施設がないという方には、一般社団法人日本人形協会の供養代行サービスを利用する方法をおすすめします。

供養をして雛人形を処分する方法

リサイクルショップや友人知人に譲る方法

人形供養に出すくらいなら、毎年飾ってくれる誰かの手元に送り出したい!と考える方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、知り合いに譲る、またはリサイクルショップに売るという方法です。

「幼い女の子がいて、雛人形をまだ持っていない」という知り合いに心当たりがある場合は、その方に譲ってしまうのも1つの方法です。幼い女の子のいる家庭なら、これからまだまだひな祭りを祝う可能性は高いといえます。雛人形も処分されるよりは、自身の存在を喜んでもらえる環境に行くほうが幸せでしょうから。

とはいえ、「古い雛人形には、前の持ち主が移した穢(けが)れが詰まっているから縁起が悪い」と考える方もいます。そのような考えを持っている方に無理矢理雛人形を譲り渡そうとするのは、トラブルのもととなるのでやめましょう。

雛人形の譲り先が見つからない場合は、リサイクルショップへ売ってしまうのも選択肢の1つに挙げられます。ただし、雛人形は年中行事の道具で需要のある時期が限られるため、一般のリサイクルショップでは、ほとんど買い取ってもらえないといわれています。

ちなみに、「代々受け継がれてきた」というような古い雛人形は、高額で買い取られる場合があるようです。しかし古い雛人形の場合は、人形を専門に買い取る業者さんに確認してもらうのが安心につながるでしょう。

また、これ以外にもネットオークションに出す、寄付をするなどの選択肢もあります。

リサイクルショップや友人知人に譲る方法

早めに雛人形を処分したいときは

実家の片付けをしていたらボロボロになった雛人形が出てきたので、ひと思いに処分したい、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は、その他の不用品と共に不用品回収業者に引き取ってもらうのも選択肢の1つです。

では、雛人形を不用品回収業者に引き取ってもらいたいと思った場合、何を判断基準とすればいいのでしょうか。

不用品を回収するには、「一般廃棄物収集運搬業許可」という資格が必要です。業者について調べれば、この資格を持っているかが分かります。「一般廃棄物収集運搬業許可の許可番号」が業者のホームページに明記されていれば、その業者は「信頼できる」といえるでしょう。もし、ホームページを持っていない業者に依頼する場合は、回収時などに許可証などを提示してもらえるかを問い合わせてみてください。

それ以外にも、一般廃棄物収集運搬許可に加えて「古物商許可」や「遺品整理士」などの資格を持っている業者も「信頼しやすい」といえます。古物商許可は中古品の品物を売り買いするための資格、遺品整理士は遺品の整理を専門的に行うプロであることを示す資格になります。どちらの資格を持つ業者にも共通していえるのは、「古いものを扱うプロである」ということです。

また、見積もりを取ってくれるかや、料金設定が分かりやすいかという観点も、信頼できる業者を探す上では大事なポイントになります。

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まとめ

飾らなくなったとはいえ、何かしらの思い入れがあるというのが、女性にとっての雛人形。処分を考える際は、自身が納得できる方法を選択したいものです。「第二の人生」を考えるならば、喜んでくれる環境へと送り出してあげることこそが、その雛人形にとって最高の「供養」なのではないでしょうか。

また実家の片付けなどで不用品回収業者に回収を依頼する場合は、「信頼できる」業者さんに依頼することを心がけましょう。

不用品回収を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「不用品回収」をご覧ください。

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