ブラウン管を処分したい。廃棄?リサイクル?詳しく教えます!

2021.4.30

ブラウン管を処分したい。廃棄?リサイクル?詳しく教えます!

「昔使用していたブラウン管をどう処分するべきか。処分する際には廃棄か?それともリサイクルを活用するのか?また廃棄する場合などは無料でできるのか?」
このように不要となったブラウン管の処分方法がわからずに困っているという方もいるのではないでしょうか。

ブラウン管は家電リサイクル法という法律によって回収方法が定められています。
そのためここではブラウン管の処分方法について紹介していきますので参考にしてください。

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ブラウン管の処分は無料でできるのか?

ブラウン管には「ブラウン管テレビ」と「ブラウン管モニター」の二つがあります。
そのどちらかによってブラウン管を処分する方法がそれぞれ異なってきますので、ここでは「ブラウン管テレビ」と「ブラウン管モニター」についての処分方法を紹介していきます。

ブラウン管テレビ

ブラウン管テレビはテレビ番組を見るために使用する装置のことを指します。
そしてそんなブラウン管テレビの処分方法には主に3つあります。

1つ目
廃棄するブラウン管テレビを「購入したお店」や「買替えを考えているお店」に引き取り依頼をしてもらうことです。

これは家電リサイクル法に基づきお店で購入したが、不要になった場合に回収してもらうことができます。
お店によっては値段が異なってきますが、どのお店でもブラウン管の値段プラス別途回収費用が掛かってきます。

2つ目
地域の自治体に相談することです。
自治体ではブラウン管テレビを処分してくる家電回収店を紹介してもらえますので、購入した販売店が分からない場合などは利用するのがおすすめです。

3つ目
郵便局振込方式でリサイクル券を購入して指定された取引場所に直接持つ込む方法です。
これは郵便局に備え付けの家電リサイクル券「料金郵便局振込方式」を利用してATM・窓口で料金を支払います。
その後、家電リサイクル券を持って市内・近郊の指定引取場所へ直接搬入すると処分できます。

ブラウン管モニター

ブラウン管モニターはCRTディスプレイとも呼ばれており、これはパソコンに繋いでパソコンの結果表示を出力するものです。ブラウン管モニターの処分方法は主に2つです。

1つ目
製造業者に処分を依頼する方法です。
手順としてはまずは「ブラウン管モニターの製造業者を調べることから始まり、製造業者のリサイクルページから回収を申し込みます。
その後にコンビニ振込・クレジットカード決済・郵便振替などを使用して料金を払います。

2つ目
方法はブラウン管モニターのリサイクルに対応している自治体や購入したお店に依頼することです。
一部の自治体やお店はブラウン管モニターの回収を行っており、指定場所に持ち込むことで回収をしてもらえます。
しかし回収料金は自治体やお店によっては異なりますし、全ての自治体やお店が回収サービスを行っているというわけではありませんので、あらかじめホームページなどで確認をしておくのが大切です。

このようにブラウン管テレビやブラウン管モニターを処分する場合、リサイクル料金が発生してしまうために無料で回収や処分をすることはできません。
      ブラウン管の処分は無料でできるのか?
      

家電リサイクル法ってどんなもの?

一般家庭などで使用されている家電製品から有用な部分や材料をリサイクルして廃棄物を減らすとともに資源の有効活用をするための法律です。ブラウン管を処分するときにも気を付けたいものです。

一般的な家電製品とは、ここでいうところの「エアコン」「ブラウン管テレビ」「液晶テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」などの処理が困難と思われるものを指します。

この家電リサイクル法は1998年(平成10年)5月に国会で成立し、同年6月に公布されて2001年(平成13年)4月1日より本格施行されました。
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ブラウン管を処分するときの注意点

ブラウン管を処分する際に注意しておきたい点がありますのでここではそんな注意点について紹介していきます。

無料回収という言葉には注意

回収業者の中には、「家電を無料で回収します」といったはずなのに、いざその業者を利用したら「料金が発生した」といったことがあります。

そのからくりは、無料で回収できる家電は一部の家電のみであったり「リサイクル料金」は無料でも「運搬費や人件費」は発生するといったケースがほとんどです。

そのため無料回収業者を利用する際は、「なぜ無料なのか」その理由を説明できる業者を選びましょう。

ブラウン管は電気代が高くなる?

アナログ放送が終了し使用すること自体がなくなりつつあるブラウン管ですが、中にはブラウン管を使用している人もいます。
ここではブラウン管や液晶についての違いについて紹介していきます。

ブラウン管の場合

ブラウン管テレビはおおよそ50年前からあるもので、内部は真空、画面裏に塗られ蛍光塗料に電子ビームをあてることにより発光させることができ、光源自体から画面いっぱいの映像を作ります。

利点
「輝度が高く明るい」「発色が良い」「低価格」と言った点が挙げられます。

欠点
「場所を取る」「表示するまでに時間がかかる」「素材がガラスで画面が大きくなると重くなる」「画面が大きくなるとブラウン管の長さが長くなり場所をとる」「物理的問題から中央が明るく周辺部が暗くなりやすいため補正回路などが必要」などいろいろと挙げられます。
ブラウン管テレビの耐用年数は約10年で、36インチで25万円前後掛かります。

液晶の場合

液晶テレビは近年でシェアを広げたもので、画像は縦横に並んだ細かい点が発色元となり、影絵のように映像の後ろから光源を得ます。

利点
「画面サイズに関わらず省スペース」「消費電力が他方式に比べ最も低い」などが挙げられます。

欠点
「ブラウン管より価格がやや高い」「液晶の反応が遅く残像が残りやすい」「画像を作る点は発光しないので輝度が低く暗い」「光源が時間と共に段々と暗くなる」が挙げられます。
液晶テレビの耐用年数は約20年で、30インチで30万円前後します。
              ブラウン管は電気代が高くなる?

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まとめ

ブラウン管を処分する際にはリサイクル料金が発生してしまうために無料での処分はできません。
また、無料で回収してくれるといった業者を見つけてもしっかりと確認は怠らないように注意する必要があります。

ブラウン管処分・回収で利用できる業者

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「不用品回収・リサイクル」をご覧ください。

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