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遺品整理業者「株式会社Rグループ」玉井氏に訊く、「整理中に見つけて思わず驚いた!」故人が残した、ちょっと変わった遺品とは?

大切な家族が亡くなり、遺された生前の品々。思い出はたくさんあるけれど、いつまでも残しておくわけにもいきません。

遺品整理には、故人の思い出の残る物を処分する気持ちの問題だけではなく、人によっては膨大な数の物を整理しなければならないため、時間や労力の問題も付きまといます。そして、遺品の中には、意外な物が発見されることも多いでしょう。

そこで「遺品整理サービス」を提供されている株式会社Rグループの玉井氏に、故人の物品整理の中で見つけた「ちょっと変わった遺品」、遺品整理という仕事が遺族の気持ちにどう作用するのか、についてお話しを聞かせていただきました。

遺品整理をプロに頼むということ

ーはじめに、株式会社Rグループでは、引っ越しの手伝いや、変わったところでは花火大会の場所取りまで、様々なサービスを手掛けていらっしゃいますが、一番依頼が多いのはどんな仕事でしょうか?

玉井:季節によって変わるのですが、年間を通して多いのはお掃除のお手伝いや水道トラブルの解決、害獣の駆除など、首都圏を中心に生活の困りごとに対処する「便利屋」の仕事ですね。引っ越しや大掃除に伴う、廃品回収の仕事も多く依頼されます。

ー生活全般の困りごとに対処してもらえるんですね。その中の業務のひとつ、遺品整理についてお訊きしたいのですが、遺品整理を依頼されるお客様にはどんな方が多いですか?

玉井:やはり、忙しい方が多いですね。人が亡くなると、ただでさえ様々な手続きが必要になるため、遺品整理まで手の回らない方が多いようです。

遺品整理には大きく分けて3種類ありまして、形見分けのための遺品整理、リサイクルのための遺品整理、処分のための遺品整理が、主な目的です。

遺品整理には免許があって、普通の不用品回収とは違うんです。遺品整理の免許取得の講習では、心を痛めている遺族のケアなども教えられます。

ー遺品整理を業者に頼む上で、遺族がやるよりも、良いことはどんなことですか?

遺品整理が必要な状況は様々でして、自殺があった部屋を遺品整理することもあります。亡くなってしまってから時間が経っていると、においがすごいため、一般の方では立ち寄れない状況になってしまいます。そういった所の遺品整理には、遺族の手ではなく、プロの手が必要ですね。

そういった部屋の遺品整理の時には、きちんと見えないように養生をしますし、特殊清掃でにおいも除去して、遺族の方にも見ていただける状態にします。

「遺品」はどう扱われる?

ー様々な状況があるのですね。もし、自分が亡くなった時に、遺族には迷惑を掛けたくない、遺族には遺品を整理されたくない、という人が生前に株式会社Rグループさんに遺品整理を頼んでおくことというのはできるのですか?

玉井:遺品整理というよりは、生きているうちにいらないものを処分しておきたい、というお年寄りの要望は増えています。そういった場合は、部屋の整理としてお手伝いをいたします。

最近では孤独死が問題になっていますし、生前に身の回りを整理しておくという考え方は増えていくかもしれません。また、老人ホームに入る前に自分にとって大切なものだけ残して、あとは処分してほしいという要望もあります。

ー遺品整理をしている時に、遺族も知らなかった高価なものが出てきたことはありますか?また、変わったものが出てきたことがあれば教えてください。

玉井:高価なものでいえば、やはり骨董などは遺族の方が知らなかっただけで、実は高価だったというものが出てくることは多いです。壺や掛け軸など、わかりやすい骨董の他にも、昔のおもちゃなど遺族が思いもよらないものに高値がつくこともあります。それらを目利きして、依頼者に価値を教えてあげることも遺品整理の仕事のひとつです。

変わったものでいうと、古い物件の整理では火縄銃が出てきたこともあります。歴史あるお家だと蔵があることも多いので、そういった古いものが出てくるんですね。また、部屋の普段は見えないところにお札が貼ってあったこともあります。

それに、金の延べ棒が出てきたという話を聞いたこともありますね。遺族の方がそれをどうしたのかまでは分からないのですが…

ー生前は秘密にしていた、もしくは家族に価値が理解されなかったものが見つかることも多いのですね。遺品整理をしていく上で、故人のプライベートな、遺族には知られたくないだろうというものが見つかった時にはどうするんですか?

玉井:処分するにあたって、遺族の判断が必要なものは遺族に確認をします。でも、故人が隠していたであろうものでも、実は家族には認知されているものも多いですね。

遺族の判断が必要ではなく、これを見せるのはあまりにも下世話だと判断したものは、気遣いをいたします。

人の縁に触れる仕事

ーそういうことに気を遣ってもらえると思うと、安心できます。これまで遺品整理をしてきたなかで、印象に残ったことなどはありますか?

玉井:やはり、遺品整理を依頼する上でも「気持ち」のある人、ない人がいるんですね。

以前、ひとりの女性にお父様の遺品整理を依頼されました。その女性はずいぶんと昔にお父様と縁を切っているようでした。しかし、遺品をそのままにするわけにもいかないため、私たちに依頼をしてきたというわけです。

遺品整理当日に、その女性に立ち会ってもらうために一緒にお父様の家に行きました。でも、その女性は「やはり、今も父のことは許せないし、そんな父の遺品整理にお金や手間をかけるのはいやだ」と言い出したんです。

でも、家の中を一緒に見ていくうちに、その女性の写真を見つけました。それを見て、私は親子の事情はわからないけれど、「人の気持ちは常に接し方に合致するものではないだろう」と思い、その女性にお話しました。女性は渋りながらも、遺品整理を承諾してくれました。

そして後日、その女性に「あの時に貴方がああいう風に言ってくれなかったら、亡くなった父のことを今も後悔していたと思います。本当にありがとう」と感謝してもらえたんです。

その時に、遺品整理とは人と人との縁をつなぐ仕事だな、と実感しました。印象深い出来事です。

ー家族との縁をつなぐ役割もあるお仕事なんですね。最後に、遺品整理のお仕事をする上で、心がけていることや大事にしていることはありますか?

玉井:一年に何回もすることではないですから、適正な価格が分からない方が大多数だと思うんです。だからこそ、遺品整理をする上では明瞭会計を心がけています。それがお客様の信頼や安心に繋がると思うので。

そして、何よりも遺族のお気持ちへの配慮、真心からのサービスですね。不用品回収ではなく、遺品整理としてやる以上は、大事にしなければいけない部分だと思います。

ーありがとうございました。

株式会社Rグループ
住所:埼玉県蕨市北町1-16-13 本田マンション2211
電話番号:048-256-3499
HP:http://www.rakudabenri.com/

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