庭を整地する費用相場をご紹介!砂利やコンクリート目的で変わる価格

2021.4.30

庭を整地する費用相場をご紹介!砂利やコンクリート目的で変わる価格

建物を解体した後の敷地は「整地」と呼ばれる作業を行って土地を整えることがあります。
私たちが普段聞くことのある言葉に「更地」というものがありますが、「整地と更地って何が違うの?」と思うことでしょう。
しかし整地と更地にはちゃんとした違いがあるのです。

そこで今回は整地の作業内容をご紹介します。
また、整地の費用相場の目安についてもご紹介するので、「これから整地をしたい」というときの参考にしてください。

「整地」と「更地」の違いとは?

整地について説明する前に、よく「更地」と呼ばれる土地のことを聞くことがあるのではないでしょうか。
更地と整地は建物がない土地という点は同じですが、以下のような違いがあります。

「更地」は建物が存在しない土地のことで、雑草や不要物がある場所のことをいいます。
「整地」は建物を取り壊したあとなどで、土地を再び活用するため平らに整えた土地のことです。そのため整地した土地は雑草や不要物がありません。

整地を行うときは「次の活用目的が決まっている」「解体工事が終わったあと」のような場合が多いため、整地は解体工事のあとに解体業者や、新しく家を建てたり駐車場にするために整地ができる土木専門の業者が行います。

ここからは整地の仕上げ方法と整地の費用の目安について見ていきましょう。

      土地の整地とは?

整地費用にも関わる仕上げ方法

整地をするときは、次の活用目的に最適な土地にする必要があります。そのため、整地をするときは仕上げ方法が大切になるのです。

整地の仕上げ方法には以下のような方法があります。

粗仕上げ

「コンクリートガラ」「石」「木くず」「ガラス」といった解体工事のあとに残るゴミを撤去して、重機で土地をある程度固める方法です。
次の活用先が決まってなくて、土地を売る予定もないような場合はこの方法がよく使われています。

砕石舗装

粗仕上げよりもゴミを丁寧に撤去して土地の高さを整えたあと、砕石を敷いて重機で固める方法です。
この方法は使う砕石の種類で費用が変わるため、どの程度土地を整えるかを事前に決めておくといいでしょう。

真砂土舗装

基本的に砕石舗装と作業は同じですが、仕上げに使う材料が砕石ではなく真砂土となっています。
土地を売る予定があり、見た目をきれいにしておきたい場合によく使われる方法です。

コンクリート舗装、アスファルト舗装

10~15㎝ほどの厚みの砕石舗装をした土地に、型枠を設置してコンクリートやアスファルトを流し込んで土地を整える方法です。
特に次の土地を駐車場にする場合は何台もの車の重量に耐える必要があるため、この方法で整地して土地を補強します。

仕上げ方法が適切でないと、整地の費用が余計にかかってしまう可能性もあるので、整地をするときは、活用目的をあらかじめ整地を行う業者と相談しておくことが大切です。

      土地の整地をする前に仕上げ方法の確認を

リフォーム?駐車場?使い道で変わる金額

整地は土地の活用目的によって仕上げ方法が変わるため、整地費用が変わってくることがあります。
ここでは土地活用の使い道や目的について見ていきましょう。

住宅にする場合

建物を取り壊して新しい家を建てる場合は、地面の中の基礎部分や解体したときのゴミを撤去するだけのことが多いとされています。
費用は「地域」「土地の面積」といった要素によって変わるため、解体業者や建設業者と相談して仕上げに必要な条件を確認することが大切です。

駐車場にする場合

駐車場にする場合は、車の重量に耐えられる土地にする必要があるのでコンクリート舗装やアスファルト舗装がメインとなります。
そのため整地だけでなく、舗装のための掘削やコンクリート材など通常の整地より必要な道具や作業が増え、費用も高額になることが多いそうです。

他にも山や広大な敷地を持っていて、そのような場所を整地したいときは伐採費用や土地の改良費用がかかります。
ですが「土地の活用目的は決まっていないけど、とりあえず整地しておこう」というような場合は粗仕上げだけ行うことが多いので、費用をおさえることができます。

      整地の費用は使いみちによっても変わります

整地を業者に依頼するときの費用相場

整地の費用の目安はいったいどのくらいなのかを見ていきましょう。

一般的に整地にするためにかかる費用は解体工事の総費用のうち3~5%ほどだといわれています。しかし整地の費用は工事の規模によって大きく変化するため、紹介する費用は相場の目安と考えておくようにしましょう。
ここではおよそ1平方メートル、もしくは1立方メートルあたりでの費用の相場を紹介していきます。

特別な作業を行わない場合

通常の整地を行う場合は400~600円ほど、庭木の伐採や雑草の処理を行う場合は2千円ほど、地盤の改良をする場合は5千円ほどが相場といわれています。

山林など広大な土地の場合

山林を整地して活用する場合、土地がとても広いだけでなく木の伐採や地盤の改良も必要となります。
およそ2万~3万円ほどが相場とされていますが、山の面積によっては数百万円規模の費用が必要になることもあるため、注意しましょう。

真砂土や砕石を敷く場合

真砂土や砕石を敷いて土地を整える方法の場合は2,500~5,000円ほどが相場といわれています。

ほかにも道路よりも低い位置の土地には土を搬入して高さを上げたり、土砂崩れを防ぐ作業をするときは、それぞれの費用が追加で必要になります。

一般的に整地にするためにかかる費用は解体工事の総費用のうち3~5%ほどだといわれていますが、工事の規模によって大きく変化するため明確な費用を設定しにくいのです。
ここで紹介する費用は相場の目安と考えておくようにしましょう。

整地
項目 料金(1平方mあたり)
通常整地 5,000円~
地盤改良 12,000円~
山林整地(伐採込) 16,000円~
丘陵地整地 50,000~60,000円
砕石敷き 2,500~5,000円

まとめ

整地は仕上げ方法の選び方によって整地費用が大きく変わります。
「土地を整地したら何に活用するか」を決めて仕上げ方法を選べば、整地にかかる費用をおさえることができるかもしれません。

また、解体工事をするときに活用目的が決まっていなくても、整地をしておくことで「いつか土地を活用したい」というときに計画を立てやすくなります。
更地として放置してしまうよりも土地を活用できる幅が広がるので、解体工事の時は解体業者に土地の整地ができるか相談してみるといいでしょう。

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