ニホンオオカミ、ニホンカワウソ、ドードー、ティラノサウルス……地球には多くの生物が誕生し、そして絶滅してきました。しかし中には、気が遠くなるほどの長い間連綿と命をつないできた生物も存在します。
それこそがゴキブリです。その歴史は古く、恐竜よりもはるか昔に存在していたと言われています。
私たちもよく知るように、そんなゴキブリは絶滅せずに今でも我が物顔で地球上に存在します。他の生物が絶滅していく中で、なぜ生き残ることができたのでしょうか。そして、そんなゴキブリはどのように駆除すればいいのでしょうか。その方法を見ていきましょう。
目次
恐竜が絶滅してもゴキブリは絶滅しなかったって本当?
地球上に人間が誕生するよりはるか昔、地上を支配していたのは恐竜だったとされています。そんな恐竜が絶滅した理由は諸説ありますが、およそ6500万年前の隕石の衝突が原因という説が有力です。実際に、その年代の地層には隕石に含まれる物質(イリジウム)が多く含まれているようです。
恐竜絶滅の流れは以下のように考えられています。
①隕石が地球に衝突する。
②その衝撃で大量の塵が巻き上がる。
③塵が日光を遮り、植物が光合成できずに枯れてしまう。
④植物が枯れたことで、草食恐竜が絶滅する。
⑤草食恐竜が絶滅したことで、肉食恐竜も絶滅する。
一方のゴキブリは、少なくとも3億4000万年前にはすでに地球上に生息していたと言われています。つまり、ゴキブリは6500万年前の隕石衝突という危機を乗り越え、現代まで生き残っているということになります。
ゴキブリがしぶとい害虫ということは周知の事実ですが、なぜゴキブリは絶滅せずに今日まで生き残ることができたのでしょうか。
ゴキブリが絶滅しない理由――その生命力はどこからくるの?
しぶとい人のことを「ゴキブリ並みの生命力」とたとえることがあるように、ゴキブリは生命力にあふれた昆虫です。その逸話の中には、本当なのか疑いたくなるような内容も含まれています。
ここでは、ゴキブリのたぐいまれな生命力の礎となっている生態についてご紹介していきます。ここでご紹介する生態が、ゴキブリが絶滅を免れた理由なのかもしれません。
繁殖力が強い
ゴキブリは繁殖力の強い昆虫です。ゴキブリの中でも繁殖力が強いと言われる『チャバネゴキブリ』の場合、一度の産卵で40個ほどの卵を産むと言われています。それを一生のうちに5回ほど繰り返すので、200匹分の卵を産むということになります。
耐性を持つ個体が現れている
繁殖力が強いということは、薬剤に強い個体が産まれやすいということです。そのような個体が交配していくことで、さらに薬剤に強い耐性を持つ個体が産まれます。そんなゴキブリを『耐性ゴキブリ』と呼ぶこともあります。
実際に、繁殖力が強いチャバネゴキブリは耐性を持つ個体が多く現れているようです。
卵を守る卵鞘(らんしょう)
ゴキブリの卵は卵鞘というカプセル状の殻に守られています。この殻は卵を乾燥や殺虫剤などから守るため、成虫を駆除できても卵は無傷ということもあるのです。
また、親のゴキブリは産卵後しばらく卵鞘を持ち歩いて守っています。卵鞘と親の加護がゴキブリの幼虫の生命力の源と言えます。
このようにゴキブリ嫌いの人間にとって厄介な生態を持っていますが、そんなゴキブリを絶滅させることはできるのでしょうか。
自然界のゴキブリは絶滅させられない?
「ゴキブリは絶滅すればいい!」とお考えの方も多いと思います。実際に、自然界のゴキブリを絶滅させることはできるのでしょうか。
結論から言えば、かなり難しいようです。自然界には1兆匹を超えるゴキブリが生息していると言われており、日本だけでも200億匹を超えるようです。
また、ゴキブリは屋内だけでなく屋外にも生息しています。それらすべてを駆除するには大量の殺虫剤を撒くことになると思いますが、それは現実的ではありません。別の昆虫や動物、さらに人間にも悪影響が出ることは想像に難くありません。
自然界のゴキブリを絶滅させることは不可能と考えたほうがいいでしょう。それよりも、まずは自分の家に現れるゴキブリを何とかするべきです。
家の中にいるゴキブリを絶滅させるには
たとえ家の中だけでもゴキブリを絶滅させるのは簡単なことではありません。なぜなら「ゴキブリは1匹見かけたら、近くに何匹も隠れている」と言われるように、見えないところに潜んでいるからです。
しかし、方法がないわけではありません。以下の方法をお試しいただければ、効率的に数を減らすことができるでしょう。
・ゴキブリを駆除する
ゴキブリの数を減らす方法です。代表的なのは殺虫剤をスプレーする方法で、即効性の高さが自慢です。ほかには燻煙剤で部屋全体を殺虫したり、毒餌や粘着トラップといった罠を仕掛けたりする方法もあります。駆除の効果や死骸の処分方法も異なるので、目的に応じて使い分けましょう。
・隙間をふさぐ
いくら駆除しても、新たなゴキブリに侵入されては意味がありません。ゴキブリは数ミリの隙間からも侵入できるので、細かい網やパテで隙間をふさぐのが有効です。特に要注意なのは換気扇などの通風孔・エアコンのドレンホース・ドアポストの3か所です。
・ゴキブリが来ない環境にする
ゴキブリは暗く、暖かく、湿った狭い場所を好みます。さらに餌があると一層居心地がよくなってしまいます。徹底した換気で湿気を追い出し、古いダンボールや新聞紙などの隠れ蓑は排除し、こまめな掃除で餌を減らしましょう。ゴキブリを減らすだけでなく、新たな侵入を防ぐ効果も期待できます。
・ゴキブリ駆除業者に依頼する
何事も素人が行うよりもプロが行うほうが確実です。ゴキブリ駆除もそれは同様で、本気で絶滅させるのなら依頼するのが一番です。
素人よりも知識が豊富で装備も充実しているので、より効率的な駆除が可能です。また、ゴキブリ駆除に関するアドバイスをしてくれたり、駆除後の保証を設けたりする業者もあります。
戸建住宅の場合、ゴキブリ駆除の相場は約5万円です。高く感じるかもしれませんが、その効果を考えればコストパフォーマンスは高いのです。
以上の4つが代表的な対策です。自分に合った方法を試してみるといいのですが、最初はゴキブリ駆除業者と相談して方針を考えることをおすすめします。
まとめ
何億年も前から地球上を闊歩し、隕石の衝突にも耐え抜いたゴキブリが絶滅する日は来ないのかもしれません。しかし、ゴキブリも不死身ではありません。家の中だけならば絶滅させることは十分に可能です。
そのためには、まずは情報が必要です。ゴキブリはどのような生態で、どのような駆除方法が効果的か調べなければいけません。そうしなければ、駆除と侵入を繰り返す、いたちごっこになりかねません。
一番手っ取り早い方法はゴキブリ駆除業者と相談することです。プロの目で見て判断してくれるので、あなたの家の心強い味方になることでしょう。
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