芝生を張っているといつのまにか雑草が生えてくることがあります。ひとつひとつ手で抜くのは大変なので除草剤を使おうか迷っている人も少なくありません。しかし、除草剤の使い方を間違えてしまうと効き目が薄いほか、芝生を傷つけてしまうおそれがあるので注意が必要です。
この記事では、芝生に除草剤を撒く時期と注意点について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
芝生に除草剤を使う前に!除草剤の種類を選ぼう
除草剤といっても種類が豊富でどれを選んでよいか判断が難しいでしょう。除草剤は大きくわけて、茎葉処理剤と土壌処理剤があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、雑草の生え方によって使い分ける必要があるのです。
雑草を枯らす:茎葉処理剤
茎葉処理剤は、すでに生えている雑草を枯らすのが特徴の除草剤です。そのため、まだ雑草が生えてないときに散布しても効果はほとんどありません。なぜなら、茎や葉に直接薬剤を散布することで枯らす効果があるからです。
雑草を生やさない:土壌処理剤
土壌処理剤はこれから生えてくる雑草を予防するために使います。このタイプの薬剤は、芝を張る前などに使うことで雑草を生えにくくする効果があるのです。使用方法は土に直接散布します。そうすることで、雑草が発芽するまえに枯らすことができるでしょう。
芝生を枯らさないものと芝生も枯らすもの
茎葉処理剤と土壌処理剤では、さらに芝も雑草も枯らす効果のある「非選択性除草剤」と、雑草だけを枯らすことが可能な「選択性除草剤」の2タイプがあります。選択性除草剤は、イネ科など、雑草の種類によって選ぶことができるので、間違わないように購入の際は注意しましょう。
芝生に除草剤を撒く時期が来たら、使用しても目立たない箇所で試してみることをおすすめします。
芝生に除草剤を撒く時期
除草剤は雑草の生育時期におこなうのが適しています。使い方を間違えてしまうと雑草に効果が薄いほか、芝の成長を妨げてしまうおそれがあるので注意が必要です。より効果を高めるためにも正しい時期を知っておくことが大切です。
茎葉処理剤を撒く時期
すでに生えている雑草に対して効果があるため、生育時期となる春~秋に撒くのがよいでしょう。また、成長した雑草に対しては効果があまり得られないことが多いそうです。
茎葉処理剤の効果は雑草や除草剤の種類にもよりますが、早くて数時間で効果が出始めます。遅くても1週間ほどとなりますので、効果がみられない場合は再度撒くようにしましょう。
土壌処理剤を撒く時期
持続性が高い土壌処理剤は、暖かくなる前の3月頃から初夏と9月頃から撒き始めましょう。土壌処理剤は雑草の成長を妨げる効果があるので、あらかじめ撒いておくことで春先の成長を抑制することが可能です。9月頃は秋の雑草対策と、翌年の春に生えにくくなるという効果があります。
土壌処理剤の効果が表れるのは茎葉処理剤よりも遅く、約14~20日前後となります。そのため、効果が見えない場合でもさらに撒くことは控えましょう。雑草だけでなく、芝の成長を妨げてしまうおそれがあります。芝生に除草剤を撒くには時期に気をつけるほか、使用する量も説明書をよく読んで正しく散布しましょう。
芝生の植え付け前後の除草剤
除草剤は、さまざまな種類があるため、正しく使用することで雑草を枯らすだけではなく、生えにくくすることもできます。そのため、芝生を植え付ける前と後で適切な除草剤を使いわけることで雑草の予防をおこなえるようになるでしょう。
芝生を植え付ける前には、まずは非選択性の除草剤を使用しておきましょう。そうすることで、新たに生えてくる雑草を抑制することができるのです。しかし、雑草以外の植物も枯らしてしまうおそれがあるので使うときはご注意ください。
芝生を植え付けた後は、土壌処理除草剤を使うと雑草が生えにくくなります。また、雑草が生えてしまっても茎葉処理剤の選択性除草剤を使うことで、特定の雑草のみを枯らすことで対策が可能です。
芝生をきれいに保つためには日ごろのお手入れがかかせません。しかし、除草剤を使うことで雑草を生えにくくすることも可能です。そのため、芝生に除草剤を使う時期以外にも、雑草の生え方によって使い分けていきましょう。
除草剤の撒き方と注意点
厄介な雑草を処理するには除草剤が効果的です。しかし、使い方を間違えてしまうと雑草を枯らすだけでなく、芝生の成長を妨げてしまうおそれがあるので正しい方法で撒く必要があります。芝生に除草剤を撒く時期も大事ですが、撒き方にも注意しましょう。
除草剤の撒き方
土壌処理剤の除草剤を撒くときは、雑草が伸びすぎている場合はある程度刈り取ってから散布しましょう。雑草が伸びすぎていると土にまで除草剤が届きにくくなり、効果があまり期待できなくなります。
茎葉処理剤の効果を高めるには、雑草の茎や葉に薬剤がかかるよう撒いてください。なぜなら、茎葉処理剤は土についても効果が薄いのです。そのため、茎や葉に成分がしっかり付着するよう散布しましょう。
除草剤を撒くときの注意点
除草剤を撒くときにはそれぞれ注意することがあります。効果をより発揮するためには大事なことです。
土壌処理剤を撒くときは、天気が重要です。撒いた後に水分が必要なので雨の日の前日などに撒くとよいでしょう。雨が降らない場合は、撒いた後にしっかり水分を与えてください。しかし、豪雨などの水分が多すぎると、雨で成分が流れてしまい、あまり効果が得られないことがあります。
茎葉処理剤は、風のない晴れた日に撒くのがおすすめです。その理由は、茎や葉に成分を持続させるためです。また、風が強い日は薬剤が飛んでしまい、ほかの植物にかかってしまうおそれがあるので避けたほうがよいでしょう。
まとめ
芝生に除草剤を撒く時期は、雑草の生え方を確認してからおこないましょう。除草剤は雑草の生え方によって適した種類を選ぶ必要があるからです。効果をより発揮するためにも正しい方法で使っていきましょう。
また、芝生の生育がよいと密度が高くなるため、雑草が生えにくくなります。そのため、芝生のお手入れをしっかりしてあげて、育てていきましょう。密度が高い芝生は、青々としているのでより庭の空間を楽しめるでしょう。
しかし、雑草が一向が減らないなど、改善が見られない場合は業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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