地面いっぱいに緑が広がり、庭をさわやかに彩る芝生に憧れる方は非常に多いのではないでしょうか。青々とした元気な芝生を育てるには、まずは土の下準備が重要になります。
ご家庭によって土の性質が異なるため、生育を良くするためにも芝生に合う土壌改良というものが必要になります。この土壌改良とは具体的にどういったものなのか、そもそも芝生に最適な土とはどういうものなのか、知識を深めていきましょう。
目次
芝生の土壌改良とは具体的に何をするの?
芝生を庭に植えるとき、どのような土でもよいわけではありません。庭の土質が、芝生に不向きの場合には、土壌改良というものが必要になります。この土壌改良というものは、土に水や空気の通りをよくするための材料を混ぜ込んで、芝生に快適な環境を作ってあげることをいいます。
一般的に、家庭の土質は固いことが多いため、水や空気がうまく浸透せず芝生が育たない場合があります。また、水やりや雨によってできた水たまりによって、雑菌発生や病気にかかりやすくなるおそれがあります。
また、家庭によっては、土が砂のような状態の場合があります。この場合は、水や栄養を蓄えることができず芝生の成長が悪くなることがあります。
このような被害を防ぐためにも、土壌の水はけや空気の通りを改善しなければなりません。そのため、芝生の土壌改良をおこない、最適な土を作ることが大切なのです。
土質が芝生に合っていることで、成長を促進させることもできるので、色鮮やかな密度の高いものにすることができます。健康的な見栄えのいい芝生にするためにも、植えるまえに土質を確認して、状況に合った改良をするようにしましょう。
そもそも芝生に合った土壌ってどういうもの?
芝生を元気に育てるためにも、最適な土に土壌改良することが大切です。しかし、芝生はどのような土質の土壌が最適なのか、種類や特徴についてみていきましょう。
芝生に合った土壌は「砂壌土」
芝生を植えるには、土に適度に砂粒を感じることができる砂壌土が最適とされています。この砂壌土は、土に含まれる粘土成分が少なく、砂の成分の割合が高いため、空気や水の通りがよいといった特徴をもっています。
そのため、水と酸素を好む芝生との相性がよいです。砂状の性質のため、やや乾きやすいですが、水や湿気がたまることが少ないので病害虫の被害を防ぐ効果を得られることも期待できます。また、砂壌土よりもわずかに粘土成分の高い壌土という性質も、水や空気の通りがよいため、芝生を植えるのに向いているとされています。
庭の土が、芝生に最適なのか、土壌改良が必要なのかを確かめるためにも、水と土を練り合わせて状態をチェックしてみましょう。芝生向きの土壌は、水と合わせて練ったときに細く固められるような粘土質の土は不向きとされています。また、砂壌土や壌土は、練り合わせても泥状、もしくは太く固めることしかできません。
適度な砂質をもつ土壌であることが、芝生を育てるうえで大切です。そして、土質を確かめたうえで、きちんと正しい芝生の土壌改良をおこなうことが大切です。
【状況別】土壌改良の方法
芝生の土壌改良をおこなうには、土の性質や状態によって方法が異なってきます。芝生に最適な土を作るためにも、状況別に土壌改良の方法をみていきましょう。
土壌が粘土質、もしくは砂土の場合
土壌が粘土質の場合、水や空気の通りを向上させる土壌改良が必要になります。土を30cmほど掘り返して、そのなかに粒の大きな川砂やパーライトなどの石を混ぜ合わせていきます。そうすることで、土に適度な隙間ができるため、水や空気の通りがよくなります。
また、砂土の状態の場合は、水や肥料を与えてもとどめておく力が弱いです。そういった状態を土壌改良で改善するためには、バーミキュライトや腐葉土、ピートモスなどといった種類の土を混ぜ合わせるのが最適とされています。
土の状態に合わせて、どのように改善をするのかが大切です。そのため、正しい効果を得るためにも、それぞれ最適な種類の石や土を選ぶように注意しましょう。
土壌の水はけが悪い場合
土壌に水がたまるような環境の場合には、暗渠排水という方法での土壌改良が適しています。これは、外側から見えないように土のなかに、砂利やパイクなどを埋めて、水の排出をよくするというものです。
水はけが悪い土壌の場合、水やりや雨が降った際に、うまく水が排出できず水たまりができてしまうことがあります。そうなると、芝生が正しく育たなくなるほか、枯れてしまうおそれがあります。そのようなことを防ぐためにも、暗渠排水での土壌改良が必要になります。
改良方法は、土を30cmほど掘り返して、なかに砂利石または排水用のパイプを埋め込みます。砂利石のみでも、水の排出効果を期待できますが、効き目を重視する場合には、排水用のパイプを使用することをおすすめします。パイプを使う際には、土が詰まるのを防ぐためにも、石で囲うように埋めておくと安心です。
また、この方法をおこなう場合は、使用する石やパイプが排水に適したものを活用することが大切です。確認せず購入し、排水効果が得られないなんてことがないように、きちんと注意するようにしましょう。
雑草が生えている・石がころがっている場合
土に生える雑草も、芝生の成長を邪魔するおそれがあるため、きちんと取り除くようにしましょう。雑草の量が多いと取り除くのにも労力や手間がかかってしまいます。そういった場合には、手軽に雑草を取り除くためにも、除草剤などの使用がおすすめです。
また、石やゴミなどの障害物も、芝生を植えた際に生育を邪魔するだけでなく、見栄えが悪くなるおそれがあります。そのため、できるだけきれいに取り除くことが大切です。
手作業に加えて、土ふるいやザルを使っておこなうと、より徹底的に除去することができます。きちんと手を抜かずにおこなっておくと、管理しやすい芝生にすることができます。
土壌改良は元気な芝生を育てるための第一歩
芝生の土壌改良は、土の状態に合わせておこなうことで、より元気に育てることにつながります。このほかにも土壌を改良することで、芝生を管理しやすくするほか根付きをよくする効果も期待できます。
また、土の状態を調べないで、あいまいな知識や適切でない土壌改良をおこなってしまうと、芝生がうまく育たない場合があります。また、キノコや病害虫が発生しやすくなり、芝生が枯れてしまうおそれもあります。そういった状況にならないようにするためにも、きちんと芝生に適した土づくりをすることが元気に育てるためにも大切です。
しかし、土の状態の判別や正しい土壌改良をおこなうにも素人には難しい場合があります。そんな場合は、1度業者に依頼をして、適切な土壌改良をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
庭に芝生を植えるためには、まずは土を最適な環境になるように整えてあげることが大切です。そのためにも、ご家庭の土がどういった性質の状態で、最適な芝生の土壌改良の方法がどういったものなのかを確認しなければいけません。
土壌の性質によっては土壌改良が必要になるため、最適な方法で施すように気を付けなければいけません。しかし、お庭の土が芝生に合った土壌かを適切に判断するには、あまり知識がない方には困難です。誤った方法で土壌改良をして芝生に悪影響を与えないためにも、一度、知識や技術に優れた業者へ依頼して、最善な土づくりをしてもらうようにしましょう。
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