腐葉土の作り方を知って庭木やガーデニングに活用させてみよう!

2023.11.20

腐葉土の作り方を知って庭木やガーデニングに活用させてみよう!

季節は秋になり、落ち葉が多くなってきたこの季節ですがその落ち葉が腐葉土という便利なものに変わることをご存知でしたか。腐葉土は市販されているものありますが、自分で作ることもできます。
しかしどのような種類の葉でも腐葉土は作れるというわけではないのです。腐葉土作りにも向いている葉と向いていない葉があります。

今回は腐葉土の作り方を堆肥との違いもあわせてご紹介します。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

腐葉土とはなにか

腐葉土の作り方をご紹介する前に、そもそもどのようなものか知識を整理してみましょう。腐葉土は森のなかや木がたくさんあるところでは自然にできるものです。が、近年市販されている腐葉土は人工的につくられたものが多いようです。

腐葉土とは落ち葉がおいて積もり、それが発酵したものです。保水性があり、また通気性や排水性、養分を含むことができます。

また植物を育てるときの土を改良するための補助用の土で、葉が枯れて虫や微生物の力で分解された土を指します。
      腐葉土とはなにか

腐葉土の効果とは

腐葉土の作り方は簡単で、腐葉土には本当に効果があるのかと疑問をもつかたもいらっしゃるかもしれません。しかし腐葉土には以下のような効果があります。

水はけがよくなる

腐葉土はもともと葉を原料としており、腐葉土どうしに隙間があります。それを土に混ぜることで土の間にも隙間ができ、空気や水の通りがよくなります。

栄養が増える

土のなかに腐葉土を混ぜることで、やせた土にボリュームがでるほかいなくなっていた微生物が増えます。そのため土の中の微生物の活動が活発になり作物にとっての栄養が増えます。

マルチングになる

マルチングとは地表面をビニールなどで覆うことで雑草を生えにくくするほか、水分の蒸発や害虫の侵入を防ぐために施すものです。腐葉土を作物の地表面に敷き詰めることで、マルチングと同等の効果をもたらすことができます。

腐葉土と堆肥はなにが違うの?

腐葉土にも作り方があり腐葉土は一般家庭でも多くの場面で用いられますが、堆肥とはどのような違いがあるのでしょうか。

共通点
腐葉土と堆肥はどちらも土壌改良の役割をもっています。堆肥は有機肥料と区別されることもあり、自然に発酵したものとされています。「肥」という字が入っているということもあって肥料と思われがちですが、肥料としての成分は含まれていません。

異なる点
腐葉土は落ち葉からできるものですが、堆肥はワラや落ち葉やそのほかの動植物由来の有機物が堆積して発酵した土のことです。腐葉土は葉のみを材料としていますが、堆肥はほかの有機物も材料とすることもあるので異なる点としては材料に違いがあるといえます。

腐葉土の作り方

ここからは腐葉土の作り方についてご紹介したいと思います。腐葉土は落ち葉が乾燥している場合よりも少々湿っているほうが効果はあります。雨上がりのときに作るか、落ち葉が乾燥している場合は落ち葉に少し水をかけて湿らせるとよいでしょう。

基本的な方法

・お庭の隅などに穴を掘る
・そのなかに落ち葉を積み重ねて入れる
・お庭の土をかける
・ビニールシートやブルーシートで覆う(雨除けのため)
・2~3か月放置する
・混ぜ合わせる
・再び2~3か月放置する
・葉の形がなくなるまで繰り返す

早く仕上げたい場合

・葉を積み重ねる際に庭土と米ぬかを薄くばらまく(落ち葉→庭土・米ぬか→落ち葉という感じで繰り返す)
・月に1度混ぜ合わせる
・約3か月で完成

お庭が無い場合

・厚手のビニール袋を用意する
・ビニール袋に水抜きのための穴と空気穴を数か所開ける
・同様の手順で作る

良質な腐葉土は大地の香りがするといわれており、作ったあとに成功したかの判断のひとつにしてもよいかもしれません。不快なにおいがあった場合は発酵が不十分ということですので、もう少し発酵させましょう。

また乾燥が気になる場合は発酵が進みにくくなるので、途中で水を加えてもいいかもしれません。
      腐葉土の作り方

腐葉土に向く葉と向かない葉

腐葉土の作り方として、腐葉土作りに向いている葉と向いていない葉があります。

腐葉土に向いている葉

・ケヤキ
・クヌギ
・コナラ
・ナラ
・ポプラ
などの広葉樹の葉が向いています。

腐葉土に向いていない葉

・柿
・イチョウ
・スギ
・ヒノキ
・マツ
・竹
・笹
・クスの広葉樹
などの繊維の多い葉や針葉樹は向いていません。

まとめ

腐葉土の作り方はお庭で作ることのできる場合や賃貸住宅の場合でも作り方に大差はありません。土壌改良となる土でも手作りできるのは腐葉土の魅力のひとつかもしれません。

また腐葉土を使用したら通常の肥料よりもにおいが気にならないため、賃貸住宅でのガーデニングにも向いているでしょう。

これからの季節、葉が枯れ始めてたくさんの落ち葉がでてきます。腐葉土を作りはじめるよい季節なのではないでしょうか。早ければ今度の春には使用できるかもしれません。

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