バッテリー上がり?鍵が開かない4つの原因とそれぞれの対処法まとめ

2021.4.30

バッテリー上がり?鍵が開かない4つの原因とそれぞれの対処法まとめ

すぐにでも車移動しなければならないのに、車の鍵が開かないという事態は困ります。車の鍵が開かないときは、キーの電池切れやバッテリー上がりを含む、4つの原因が考えられます。

本記事では、車の鍵が開かない4つの原因と、その原因の1つであるバッテリー上がりで鍵が開かない場合の対処法について詳しくご紹介します。

また、今後バッテリー上がりで鍵が開かないという事態を起こさないために、バッテリー上がりが起こる原因についても解説します。もしもバッテリーが寿命を迎えていた場合は、バッテリーの交換が必要です。自分で交換をおこなう際の手順も解説しますので、もしものときの参考にしてください。

バッテリー上がり?車の鍵が開かないときの原因は4つ!

車の鍵が開かなくなる原因は4つあります。簡単に解決するものもあれば、すぐに解決できないようなものもあるので、自分の車の状況を確認してみましょう。

【原因1】半ドア

鍵穴に直接鍵を挿すタイプの鍵(シリンダーキー)を使用している場合は、半ドアの状態でも鍵がロックされてしまう場合があります。そのときは、一度ドアを閉まりきるまで押し込んでから開けると、鍵が開くことがあるので、試してみましょう。

【原因2】キーの電池が切れている


スマートキーなど鍵を差し込まずにドアを開けるタイプの車の場合は、キーの電池が切れている可能性があります。

電池があるかどうかは、基本的にはスマートキーなどについているランプで確認することができます。電池があればランプが点灯し、電池切れだとランプが点きません。

スマートキーには、鍵の一部をスライドさせると出てくるメカニカルキーというものが内蔵されています。すぐに鍵を開けなければならない場合は、メカニカルキーを運転席の鍵穴に差し込んで鍵を開けましょう。

【原因3】バッテリー上がり

バッテリー上がりで鍵が開かないこともあります。半ドアでもなく、スマートキーなどの電池切れでもない場合は、車の電気が尽きているかもしれません。シリンダーキーの場合は普段使っている鍵で、スマートキーの場合はメカニカルキーでドア開けて、エンジンをかけてみましょう。

エンジンがかかれば、一時的な不具合ということになりますが、エンジンがかからない場合はバッテリー上がりの状態です。すぐにバッテリー上がりの対処をおこないましょう。

【原因4】車の故障や不具合

ここまででご紹介した3つの原因に当てはまらない場合は、車や鍵が故障しているか不具合が起こっているおそれがあります。

故障や不具合が原因であった場合は、自分で修理しようとあれこれ触ってしまうと、かえって状態が悪化してしまうかもしれません。車のことに詳しいディーラーや修理業者などのプロに修理を依頼しましょう。

バッテリー上がりで鍵が開かないときの対処法


4つの原因を確かめて、バッテリー上がりで鍵が開かないという状態だった場合は、以下の4つの対処法を試してみましょう。

【1】ブースターケーブルをつなげてジャンプスタートをする

バッテリー上がりを解消するためには、ブースターケーブルを使用する方法があります。ブースターケーブルは、赤と黒の2色のケーブルで、両端にはクリップがついています。

このクリップを、バッテリー上がりを起こした故障車と正常に機能している救援車につなぎ、救援車から故障車へ電気を送ると、バッテリー上がりを解消することができるのです。

まずは赤のケーブルをつなぎます。故障車のプラス端子、救援車のプラス端子の順でつなぎましょう。次は黒のケーブルです。救援車のマイナス端子、故障車のエンジンの金属部分という順でつなぎましょう。

2本のケーブルをつなぎ終えたら、救援車のエンジンをかけて数分待ち、故障車のエンジンをかけます。エンジンがかかったら、取り付けたときと逆の順番でケーブルを外してから、30分以上連続走行し、電力不足のバッテリーに十分な電気を充電しましょう。

【2】ジャンプスターターを使用して充電する

自分だけで解決したい場合は、ジャンプスターターを使用しましょう。ジャンプスターターには、ブースターケーブルと似た赤と黒のケーブルがついていて、その先端はクリップのようになっています。

ケーブルをつなぐ順番が決まっていて、まずは赤のケーブルをプラス端子につなぎます。それから黒のケーブルをマイナス端子につなぎ、ジャンプスターターの電源をいれましょう。

数分経ったら故障車のエンジンをかけます。無事エンジンがかかったら、ジャンプスターターの電源を切って、黒のケーブルから順に外しましょう。

エンジンがかかっても、油断は禁物です。すぐに30分以上連続走行し、バッテリーの充電をおこないましょう。

【3】JAFや自動車保険のロードサービスを利用する

自分で対処するのは不安という方は、JAFや自動車保険のロードサービスを利用する方法もあります。

JAFやロードサービスの会社に電話して、バッテリー上がりで鍵が開かないということを伝え、適切に対処してもらいましょう。ただし、JAFはサービスが無料で受けられるのは会員だけです。自分がJAFに加入していない場合は、自動車保険のロードサービスを利用しましょう。

また、自動車保険のロードサービスを利用する際も確認しておくことがあります。ロードサービスの利用回数制限です。複数回利用できないサービスもあるので、自分のサービスの利用状況をよく覚えておきましょう。

【4】カーバッテリー業者に依頼する

JAFに加入していない方や、ロードサービスの利用回数などを考えるのも面倒という方は、カーバッテリー業者に依頼しましょう。カーバッテリーに関する詳しい知識もあり、より適切な処置が期待できます。

バッテリー上がりは何が原因だった?


バッテリー上がりで鍵が開かないという事態は、そもそもバッテリー上がりを起こさなければ発生しません。バッテリー上がりが起こる原因を知り、できることから対処していきましょう。

【原因1】しばらく車を運転していなかった

バッテリーの電気は、エンジン始動・ライト類・カーナビ・オーディオ・時計など、車のさまざまな設備に使われています。そして、カーナビや時計などは、車を動かしていないときでもデータを記憶するために電力を消費するのです。つまり、何もしなくてもバッテリーの電気は減り続けるということになります。

しかし、バッテリーの充電は、エンジンを始動させて発電装置を動かすことでおこなわれるので、こまめに運転していないとバッテリーの電気は減る一方になってしまうのです。週に1度は運転することを心がけ、バッテリーの充電不足を防ぎましょう。

【原因2】エアコンを使い過ぎた

エアコンの使い過ぎも、バッテリー上がりの原因になります。走行中にエアコンを使用することは問題ありませんが、駐車しているだけのときや渋滞中などは、モーターの回転数が落ちてしまいます。

車の発電装置は、モーターの回転数が多いほど発電量が多くなるため、モーターの回転数が落ちると、それにともなって発電量も落ちるのです。

そうなると、電気の消費量が供給量を上回って、バッテリー上がりが起こります。車が動かない状態ではエアコンの使用を控えるか、強度や使用時間を調整して、消費電力を抑えましょう。

【原因3】ライトを消し忘れた

車を降りる際にライトを消し忘れることも、バッテリー上がりの原因になります。この場合も、発電装置が作動しないので、エアコンの使い過ぎと同様に、電気の消費量が供給量を上回って、バッテリーが充電切れになってしまいます。車を降りる際は、ライトが消えていることをしっかりと確認しましょう。

夏や冬は特にバッテリー上がりに注意しよう!

バッテリー上がりを起こす原因であるエアコンの使い過ぎは、夏や冬のように気温が高い日や低い日の続く時期によく起こります。

また、長期休暇などで渋滞が起こる可能性が増えるのもこの時期です。エアコンの使い方に注意して、お出かけの際にトラブルのないようにしましょう。

バッテリーが上がる前の前兆

バッテリー上がりは、前兆として車の機能に変化が生じる場合があります。それが、以下の3点です。

・パワーウィンドウの開閉が遅くなる
・エンジンがかかりにくくなる
・ヘッドライトが暗くなる

バッテリー上がりは、バッテリーの電気がなくなってしまうことで起こります。電力を必要とする設備の機能に変化が出たら、バッテリーの異常を疑いましょう。

バッテリーは定期的に点検をしましょう。


バッテリー上がりで鍵が開かないという事態を起こさないためには、バッテリーの状態が悪くならないよう点検をおこなうことが大切です。

しかし、点検をおこなっていても、バッテリーの寿命で新しいものへの交換が必要な場合もあるでしょう。ここでは、バッテリーの寿命と点検方法、不具合があった場合の交換方法について解説します。

バッテリーの寿命

バッテリーの寿命は、車の使用頻度や運転の仕方などで異なります。しかし、一般的には約2~3年が寿命といわれているため、3年を目安に新しいバッテリーに交換するというのが、トラブルを防ぐ方法として最善でしょう。

ただし、あまり頻繁にバッテリーの交換をしたくないという方は、点検方法を覚えて、ギリギリまでバッテリーを使ってもよいかもしれません。

バッテリーの点検方法

バッテリーは、点検することが2つあります。電圧とバッテリー液の量です。まずは電圧について解説します。

バッテリーの電圧は、テスターという電圧を測る専用の機械を使います。エンジンが始動していない状態のバッテリーの電圧を測り、12.5~13Vであれば正常です。電圧が下がっていると、バッテリーの寿命が近づいてるサインなので、早めに交換しましょう。

次にバッテリー液の量について解説します。バッテリー液とは、バッテリーのなかに入っている希硫酸という液体です。このバッテリー液は、バッテリー側面に引かれている2本のラインの間が適量とされています。

この線を上回ると、多すぎてこぼれてしまい、ボンネット内の別の部品が濡れるおそれがあり、下回ると内部の金属が露出して劣化するおそれがあります。

金属部分は、劣化が進むと火花が散って、バッテリー充電時に発生する水素ガスに引火する危険性があるので、バッテリー液の量は月に1度確認しましょう。

バッテリーの交換手順

バッテリーが寿命を迎えてしまったら、新しいものに交換するしかありません。バッテリーの交換は、ボンネットを開けて自分でおこなうことができます。

汚れたり感電したりしないように、ゴム手袋や保護メガネを着用しておこないましょう。また、バッテリーにつながっている端子を外すため、スパナの準備が必要です。新しいバッテリーは、古いバッテリーの上部を見て、大きさや性能を確認し、大きさは同じもの、性能は同じか少し大きいものを用意しましょう。

手順は簡単で、まずスパナで端子をゆるめて外します。このとき、端子はマイナス、プラスの順に外しましょう。次にバッテリーを固定している金具を外して、古いバッテリーを台座から外して取り出します。

取り外したら、新しいバッテリーを台座に置き、金具でしっかりと固定して、プラス、マイナスの順に端子をつないで交換完了です。

まとめ

バッテリー上がりで鍵が開かないと焦る前に、まずは鍵が開かない原因をしっかりと確かめる必要があります。そのうえで、バッテリー上がりが原因だった場合は、ご紹介した4つの方法のなかから実践しやすい方法で対処しましょう。

また、バッテリー上がりが起こるのには原因があり、自分で注意することで防げる場合もあります。バッテリー上がりの原因になるような行動をしていないか確認してみましょう。もしもバッテリーの寿命が原因だったときは、速やかにバッテリーを交換することをおすすめします。

バッテリー上がりやバッテリーの交換など、カーバッテリーに詳しい業者については、弊社にご相談ください。業者の手配だけでなく、サービス内容や料金についてのご相談もできますのでお気軽にお問合せください。

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