ヒメクグは丸い花をつける雑草!その駆除や予防の方法を紹介します

2021.4.30

ヒメクグは丸い花をつける雑草!その駆除や予防の方法を紹介します

庭の芝生に雑草があると、手入れが行き届いていないように見えるでしょう。しかし、雑草の種類がわからなくては、適切な処置をすることはできないのです。もし、丸く小さな花が咲く雑草であれば、ヒメクグかもしれません。ヒメクグは種や茎で生育領域を広げていく雑草であるため、早めの駆除が必要です。

本記事ではヒメクグの特徴と駆除方法について紹介します。手ごわいヒメクグも適切な駆除方法がわかれば、除草できるでしょう。

ヒメクグはどんな草か。見た目と生態について

ヒメクグは全国各地で見られる植物で、日当たりがよく水が豊富な場所を好むため、芝生やあぜ道などで見かけることが多いようです。ヒメクグは4~5月の春先に発生し、7月から10月になると、丸い小さなぼんぼりのような花をつける植物です。

葉の形状は、芝生と似た細い葉をしています。また、大きくなると10~30㎝ほどになり、地をはうように横に茎をのばし拡大していくのが特徴です。

ヒメクグの種は人間などを通じて、さまざまな場所に運ばれます。地面に落ちた種はあっという間に芽を出し、成長していきます。そのため、あちこちで芽を出しどんどん増えていってしまうのです。

この繁殖力の強さは、周りの植物に多大な影響を与えるため、駆除しなければならない雑草といえるでしょう。ヒメクグの雑草の特徴を把握したうえで、適切な駆除をおこなわなければ、駆除するのが難しい雑草かもしれません。

ヒメクグの駆除方法について

ヒメクグの駆除には、芝刈りと同時に刈りこむ方法、草むしり、除草剤を使う方法があります。順に見ていきましょう。
ヒメクグの駆除方法について
芝生のうえなどに生えているヒメクグなどは、芝刈りのタイミングで刈り込むこともできます。しかし、肝心の根や地をはって伸びた茎は刈ることができないため、根本的な駆除にはつながらないのです。

茎を張り巡らせたヒメクグの草むしりも、時間や労力が必要になってきます。草をむしったとしても、根が残ってしまえば再生してきてしまうかもしれません。そのため、草むしりもヒメクグを根本的に駆除できる方法とはいえないでしょう。

ヒメクグを駆除するために最も効果的な方法は、除草剤を使う方法です。すでに伸びてしまったヒメクグを駆除するには、茎葉処理剤と呼ばれる葉や茎などに直接かけて枯らすタイプのものを選ぶようにしましょう。

1回の散布で枯らすことができない場合は、何回か繰り返しまくことをオススメします。しかし、除草剤を繰り返しまいてもヒメクグを駆除することができない場合があるのです。

ヒメクグは除草剤の耐性がついていることも

いくら除草剤をかけても駆除できないヒメクグは、除草剤の耐性がついているかもしれません。ヒメクグの中には、一般的な除草剤の成分であるスルホニルウレアと呼ばれる成分に対して、抵抗力がついた個体が見られるようになったのです。

このように、除草剤に耐性をもった雑草は、抵抗性雑草と呼ばれています。このヒメクグのような抵抗性雑草は、適切な時期と除草剤を選ばなくては駆除することができません。耐性のついたヒメクグを駆除するには、ヒメクグが発生する4~5月に耐性のある雑草にも効果が高い除草剤をまくようにしましょう。
ヒメクグは除草剤の耐性がついていることも
しかし、ヒメクグによってはもっと早い時期から芽吹き、育つものも見られるようになってきています。本来の発生時期より早くヒメクグが見られる場合は、4月より前でも発生時期に合わせて除草剤を使用しましょう。もし、除草剤をスルホニルウレア系以外のものに変えても駆除しきれない場合は、素人の力で駆除するのは難しいといえます。

そんなときは業者に依頼して、駆除してもらいましょう。業者に依頼すれば、ヒメクグなどの雑草の駆除にも知識が豊富であったり、業者にしか扱うことができない強力な薬剤を使用したりして駆除することができるかもしれません。

ヒメクグを駆除したら予防もしよう

ヒメクグを駆除したら、再び発生しないように予防しておかなければなりません。ヒメクグの予防策には、2つの方法があります。まずは、水はけのよい環境をつくるということです。ヒメクグは、水が豊富な環境を好むため、水が地面に残っていると発生しやすくなります。

庭の水はけをよくするには、庭の地面に傾斜をつけたり砂利を敷いたりすると効果的です。2つ目の方法は、除草剤を使用することです。このときまくのは、土壌処理剤と呼ばれる土の中の根や発生前の雑草に効くものを選んでまくようにしてください。土壌処理剤は雑草の予防にも役立つのです。
ヒメクグを駆除したら予防もしよう
土壌処理剤をまくことで、地面の表面に除草剤の層ができ土の中にあるヒメクグが育ってしまう前に駆除してくれます。半年ほど効果は持続するので、年に2回ほどまくようにしましょう。

もし庭が芝生の場合は、選択性除草剤を選んで使用してください。選択性除草剤を選ぶことで、芝を枯らすことなく、ヒメクグのような雑草だけ枯らすことができるのです。また、定期的な刈り込みや日々のお手入れをしっかりおこなうことで、よりヒメクグが育ちづらい環境をつくることができるでしょう。

まとめ

ヒメクグは、小さな丸い花をつける植物です。成長するにつれて、茎が地をはうように左右にのばし、人や動物によって種を遠くに運ぶことで生息区域を拡大する雑草なのです。その繁殖力の強さから、庭に生えると面倒な雑草になるため、早めに駆除をしましょう。ヒメクグの駆除には、除草剤の散布が効果的といわれています。

しかし、ヒメクグによっては除草剤に対して耐性をもっているものもいます。この場合、耐性があるヒメクグにも効果のある除草剤を選ばなくてはなりません。さまざまな除草剤を試しても駆除しきれない場合は、業者依頼するとよいでしょう。業者は耐性をもったヒメクグの駆除にも知識があるため、しっかりと駆除してくれるはずです。

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