「夏になると庭に雑草がどんどん伸びてくる。景観も損なうし、暑い中草むしりをするのは大変……」などと気が重くなっている方は多いのではないでしょうか。放置していると、通行の妨げにもなりますし、もともと植えてある植物の生育にも悪影響が出てきます。
でも雑草対策はしたいけれど、いかにも対策していますというあか抜けない感じにはしたくないですよね。そこで今回は、オシャレに見せる雑草対策をご紹介していきます!
目次
庭の雑草を防ぐ方法
まずは自然に見せる庭の雑草対策にはどのような方法があるのか、種類別にご紹介していきましょう。それぞれのメリット・デメリットを知り、比較してみてくださいね。
砂利を敷く
よく知られているのは、雑草が生えて困る場所に砂利を敷く方法です。砂利なら人工的に見えずお庭によく馴染みますし、砂利を踏む音が防犯対策にもなるので、これをおこなっているご家庭は多いかもしれません。さまざまな色、質感の砂利があり、好みのものでお庭を自分好みに仕上げられます。
しかし、砂利を敷いたからといって、雑草を完全に防ぐことができるわけではないのです。なぜなら生命力の強い雑草は砂利のすき間からも芽を出してしまうからです。このような心配をなくすためには、砂利を敷く前に「防草シート」を敷くことが必要です。
防草シートとは、水は通すけれど日光は遮断するシートで、地面の上に敷いて植物が成長するのを妨げるものです。これを使えば、砂利のすき間から雑草が出てくる心配もなくなるでしょう。
人工芝を敷く
雑草対策として人工芝を敷くという方法もあります。人工芝を敷いてしまえば、雑草は抑えられ、かつ緑の景観を保ちつつも水やりなどのお手入れが不要です。
しかし、人工の芝が密集したマットでも残念ながら完璧ではありません。こちらもマットとマットのつなぎ目や水はけ用の穴などから雑草が顔を出すことがあるので、防草シートとの併用が推奨されています。デメリットとしては、天然芝より初期費用がかかることや、熱に弱くバーベキューなどをする際に注意が必要であることがあげられます。
固まる土で埋める
あまりまだ知られていない雑草対策として、「固まる土」を使用する方法があります。「固まる土」とは、セメントに使われる成分が入った特殊な土で、上から水をかけることによってその地面をある程度固めるというものです。土が固まることにより雑草が成長できなくなります。
固まる土のメリットは、土そのものの色や質感を残したまま手軽に雑草対策ができるということでしょう。反対にデメリットとしては、ひび割れを起こしやすいということがあげられます。そのため人がよく通る場所や、駐車スペースなどに使用することはおすすめできません。
グランドカバープランツで覆う
雑草が生えてくる前に別の植物(プランツ)を植えてしまおうという対策がグランドカバーです。グランドカバーに適しているのは、緑の絨毯のように地面近くを横に這いながら成長するタイプの植物です。
芝生もグランドカバーの一種なのですが、芝生と違って花の咲くものが多くあり、雑草対策をしながら庭に彩りも加えることができるのがメリットです。ハーブ系の植物を植えれば、料理にも使えますし、蚊やゴキブリなどの害虫除け効果が期待できるものもあります。
また、雑草に負けない繁殖力や丈夫さを持ったものが多いので、お手入れにあまり手間がかかりません。その反面、必要以上に繁殖してしまうというデメリットもあり、生えてほしくない場所にまで広がらないように注意が必要です。
庭の雑草対策をよりオシャレに見せるコツ
これまでに、殺風景・人工的に見えない庭の雑草対策をご紹介してきました。次に、雑草対策をしながらさらにお庭をセンスよく見せるためのテクニックをご紹介します。
二つ以上の対策方法を組み合わせる
庭を雑草対策するときに、1章にあげたような方法を組み合わせておこなうことがおすすめです。たとえば、砂利のスペースと人工芝や固まる土のスペースを、デザイン性を持たせてレンガや敷石などで区切ると、オシャレな空間を演出することができるでしょう。
植生スペースを作る
雑草対策をするスペースと庭木や観賞用の植物を植えるスペースを区切ることでも、洗練された庭を演出できるでしょう。区切ることで、メリハリができますし、境目にレンガや置石・木材などを配置するとニュアンスが出て素敵になります。
庭の雑草対策の失敗例
雑草対策をしたばかりに残念な庭になってしまったというケースも、世の中には少なくありません。この章では、そんな失敗例をみていきましょう。
殺風景になってしまう
雑草対策の最強の策といえば、コンクリートでしょう。雑草の煩わしさから逃れるため、庭全面をコンクリートで覆ってしまった人もいるかもしれません。しかし、全面コンクリートでは殺風景でオシャレな庭とは言い難くなってしまいます。コンクリート以外でも、防草シートをむき出しで使用すると、ナチュラルに見えずとても殺風景な庭になってしまうので避けたほうがいいでしょう。
雑草が生えてきてしまう
庭の雑草対策をしたにもかかわらず、しばらくしたら雑草が生えてきてしまったという失敗を経験した人もいることでしょう。考えられるのは、雑草を抜いたと思っていても根っこが残っていて、またすぐに再生してしまったなどのケースです。防草シートで雑草が二度と生えてこないように対策するにも、シートを敷く前に下処理をしっかりおこなわないと雑草が再生してしまう原因になります。雑草対策の際には、手順や方法を守って適切におこなうことが大切です。
なぜ雑草は防草シートを貫いて生えてくるのか
防草シートを敷いたにもかかわらず、シートを貫いて雑草が生えてきてしまうのはなぜでしょうか。たとえば防草シートの耐久性が低いと、シートの細かいすき間を突き破って雑草が生えてきてしまいます。あまり安すぎる商品は品質に問題がある場合があるので、よく確かめて購入しましょう。
また防草シートは経年劣化により品質が低下します。劣化によりシートに穴があけばそこから雑草が生えてきてしまうでしょう。商品に記載されている耐用年数を確かめて、耐用年数が過ぎていれば新しいものと取り換えることを検討しなくてはなりません。耐用年数は防草シートのタイプによって異なりますが、だいたい数年から15年くらいの間になります。
防草シートをむき出しで使用する場合には、砂利や人工芝で覆うのにくらべて常に紫外線にさらされるので、劣化が速くなります。そのため紫外線に強いタイプを選ぶことが大切です。
ほかに考えられる原因として、防草シートを敷くときの作業を雑におこなったため、正しく機能していないことがあげられます。シートとシートの継ぎ目や、止めピンの周囲にすき間があいていると、雑草はそれらのすき間から顔を出してしまうでしょう。また、塀などと接する際(きわ)の部分にはすき間ができやすいので、そこから雑草が生えてしまうことがあります。
庭の雑草対策として防草シートは費用が比較的安く手軽にできる方法ですが、シート選びや作業方法を適切におこなわないと雑草が生えてきてしまうので注意が必要です。
まとめ
庭の雑草対策として、砂利・人工芝・固まる土・グランドカバープランツといった4つの方法をご紹介しました。どの方法を採用するか、ご自身の庭の条件に照らし合わせて選ぶことができます。しかしセンスのよいお庭づくりには、どれかひとつではなく2種類以上の方法を組み合わせるのがおすすめです。
防草シートにはいろいろな種類があり、タイプによって耐久性・耐用年数が違ってくるので、ご自身の希望に合ったものを選ぶ必要があります。また、防草シートを敷く際に適切に下処理や固定する作業をおこなわないと、雑草だけでなく水はけの問題なども出てきてしまいます。
庭が広く体力的に心配な方や、作業を適切にする自信がない場合は、業者におまかせすることも考えてみましょう。業者なら専門的な知識を持っているので、防草シート選びから施工まで安心しておこなってもらえるでしょう。
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