防草シートの耐用年数は10年になるものも!長持ちさせるコツも紹介

2021.4.30

防草シートの耐用年数は10年になるものも!長持ちさせるコツも紹介

どこにでも生えてくる雑草を防除するのにおすすめなのが防草シートです。防草シートを効果的に使うことで、雑草対策の手間を減らすことができるでしょう。

今回のコラムでは、防草シートの種類や選び方を紹介していきます。防草シートの耐用年数や、長持ちさせる方法についても解説するので、これから防草シートを取り入れてみたいと考えている人や、すでに利用している人はぜひ参考にしてみてください。

防草シートの耐用年数はシートの種類によって違う

防草シートの素材には大きく分けて織布タイプと、不織布タイプの2種類があります。種類によっても防草シートの耐用年数やコストがかわるので、選ぶときには参考にしてみてください。

織布タイプ

織布とは名前の通り、繊維が織りこまれた布のことです。織布タイプの防草シートはホームセンターや通販でも手に入りやすいでしょう。

織布のメリットは引っ張る力に強いという点です。また、不織布に比べるとリーズナブルなものが多いので、防草シートを広範囲に使用したいときや、コストをおさえたいという人にもおすすめだといえます。

しかし、織布はほつれやすいため、穴が広がりやすいというデメリットもあります。防草シートがやぶれていなくても、力強く芽を出す雑草だとシートの織り目から生えてくるということもあるようです。

不織布タイプ

不織布とは、和紙のように繊維を絡ませたシートです。全体的に強度が均一であるため、引っ張る力の負荷に強いのがポイントです。また、シートの厚みを調整できるというメリットもあります。

不織布タイプの防草シートは織り目のすきまから雑草が芽を出しにくいという利点もありますが、購入のコストは高くなってしまいます。求める効果と費用のバランスを検討して取り入れてみるとよさそうです。

防草シートの耐用年数はシートの種類によって違う

防草シートを選ぶポイント

防草シートの効果をより発揮するには、性能に優れた防草シートを選ぶ必要があります。防草シートを選ぶときは、大きくわけて2つのポイントが大切です。

ひとつ目のポイントとしては、耐久性の高さが挙げられます。せっかく機能的な防草シートを使っていても、劣化すると小さなすきまからでも雑草が生えてくることがあります。防草シートの耐用年数は数年から10年ほどとされているので、なるべく長持ちするものを選ぶようにしましょう。

またふたつ目の選ぶポイントとして、遮光性の高さが挙げられます。防草シートは、太陽の光をシートが遮光することによって、雑草の成長を妨げることができます。そのため遮光性の高い防草シートを選ぶと、より高い効果が期待できるのです。

雑草のなかには、地中深くにある根から発芽するものもあります。雑草の繁殖力はとても強いので、日光をしっかり遮ることが大切です。

ほかにも、防草シートの水はけはよいか、耐久性と費用からランニングコストがどれくらいかかるかなど、さまざまなポイントから選ぶことができます。防草シートの選び方に迷ったときは、業者に相談してみてもよいかもしれません。

防草シートを選ぶポイント

防草シートを耐用年数まで使うには

先述でも紹介したように、防草シートは耐久性や遮光性などに優れたものを選ぶと、高い効果が期待できます。しかし、さらに防草シートを耐用年数まで長持ちさせるためには、敷き方や使い方にまで気を配る必要があるのです。

紫外線を避ける

太陽の光は、雑草の成長を育むだけでなく、防草シートの寿命を縮める要因にもなりかねます。太陽の光には紫外線が含まれているため、防草シートの劣化を促進させてしまうのです。

そのため、防草シートの耐用年数を上げるには、紫外線の対策をおこなうことが効果的だといえます。そこで、防草シートの上に砂利や木のチップを敷くという方法がおすすめです。

砂利やバークチップを敷くことで紫外線対策になるだけでなく、防草シートの無機質な見た目をおしゃれな印象にすることもできます。また、砂利の上を歩くと音がするので、防犯にもつながるかもしれません。

スギナやチガヤのように地中から力強く発芽する雑草は、防草シートを押し上げてしまうこともあります。しかし、防草シートの上に砂利などが敷いてあると、雑草の発生をさらに効果的に防ぐことができるでしょう。

準備をしっかりする

防草シートの劣化の原因になりやすいのが、地面の凸凹です。雑草や小石があるところに直接防草シートを敷いてしまうと、シートが擦れて劣化しやすくなってしまいます。

そのため、まずは防草シートを敷く場所の雑草をきれいに取り除きましょう。雑草の根が残っていると芽が出てきて防草シートを押し上げてくるおそれがあるので、できる限り根も取り除くことが大切です。

地面がきれいになったら、平らにならしてください。最初に整地をおこなうことで、地面とシートにすきまができにくくなり、擦れによる劣化を防ぐことにもつながります。

防草シートを固定する

防草シートを地面にかぶせたら、しっかりとピンで固定していきましょう。防草シートの固定が足らないと、強風でシートがめくれたり、やぶれたりしてしまうリスクが高くなります。固定をしっかりとするだけでも、防草シートを長持ちさせることにつながるでしょう。

防草シートが耐用年数を全うしたら

防草シートの耐用年数は数年~10年程度とされています。なるべく長持ちさせるためには、最初に敷くときにしっかり準備をしたり、小さなほつれをこまめに補修したりするようにしましょう。

防草シートが耐用年数を迎えたら不要な場合は防草シートを廃棄してもよいですが、ピンを抜いたり、廃棄物として処分したりする手間がかかります。

今後も雑草対策を続けるのであれば、既存の防草シートの上から新たな防草シートを敷くという方法もあります。防草シートを重ねるときは、たるまないようにしっかり固定しておきましょう。防草シートを二重にすることで、より雑草の生えにくい環境を作ることができるでしょう。

防草シートが耐用年数を全うしたら

まとめ

防草シートにはコストの安い織布と、より機能的で耐久性のある不織布があります。防草シートを選ぶときには、強雑草の繁殖をおさえられる機能性や、光合成を妨げる遮光性のほかにも、耐久性や水はけのよいものを選ぶとよいでしょう。

防草シートの耐久性数は一般的には数年~10年程度とされています。長持ちさせるには、紫外線を避けること、こまめにメンテナンスすることなどがポイントです。

なかには、上手に防草シートを敷くことができるか不安な方もいるでしょう。そのようなときは、経験の豊富な業者に依頼をするとよいかもしれません。


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