カラスの寿命は意外と長い!カラスにも長生きの秘訣はあるのか?

2021.4.30

カラスの寿命は意外と長い!カラスにも長生きの秘訣はあるのか?

街でよく見かける生き物のひとつであるカラス。
生ごみを漁り散らかすため、私たち人間にとっては非常に迷惑な生き物です。天敵が少ないこともあり、その数は年々増加傾向にあると言われています。

しかしながら、そのカラスの生態についてあまり詳しく知らない方も多いのでないでしょうか。
カラスの寿命は一体どれほどなのでしょうか?今回は、カラスの寿命の長さ、カラスの死骸はなぜ見かけることが少ないのかについてご紹介します。

カラスの寿命は何年?

カラスの寿命は、野生環境の場合と飼育されている環境では多少異なります。それぞれの環境下でのカラスの平均寿命を見比べてみましょう。

・野生環境の場合

野生環境下におけるカラスの平均寿命は10年~15年と言われています。では、ほかの鳥類の平均寿命はどれくらいなのでしょうか。

ほかの鳥類の平均寿命

・ハト 約10年
・スズメ 約1年~3年
・ツバメ 約1年半

スズメやツバメはカラスやハトに比べると、寿命がかなり短いようです。小型の鳥は天敵に捕食されてしまう可能性が高く、生き残っていくのは厳しくなってしまうのでしょう。

・飼育されている環境の場合

個体差はありますが、飼育されている場合大体20年~30年がカラスの平均寿命となっているようです。また鳥類には長生きする種が多く、フクロウやオウムは60年以上生きることが知られています。

なんと60年生きたという記録も!

飼育されているカラスの寿命はおよそ20~30年だと前述しましたが、世界には60年生きたカラスがいたという記録があります。
コクマルガラスという比較的小さなカラスで、日本では越冬のために九州に飛んでくることが多いそうです。もしかしたら私たちの知らないところでは、もっと長生きしているカラスがいるのかもしれませんね。

カラスの寿命が長い理由

カラスの寿命が長い理由

カラスは非常に賢く危険をすばやく仲間に伝えることができるため、一斉に命を落とすことはほとんどありません。また記憶能力も非常に優れており、危ない目にあったところには二度と近寄らないと言われています。隠したエサの場所を正確に把握することができるので、餓死する確率も低いでしょう。

カラスの寿命が長い理由は上記の通り知能が高いことに加え、体の丈夫さも関係しています。病気にかかりづらく多少の怪我ならば治療する必要がない、というほど丈夫と言われています。

カラスの寿命が長い理由

街にカラスが増えている理由は住みやすさ

前述の通り、カラスは寿命が長い生き物です。しかし、寿命が長いというだけでカラスが増加している訳ではありません。
カラスにとって人間の街は住みやすい場所であり、山や森から次々と移り住んでいるのが原因と言われています。では、なぜカラスにとって人間の街は住みやすいのでしょうか?以下がおもな理由になります。

エサの調達が容易

街にいるカラスは人間の出す生ごみを漁り、食べています。
山奥に暮らすよりもエサの調達が容易であり栄養豊富なものが多いため、人間の街はカラスにとっても住みやすいのでしょう。また、栄養豊富なエサが手に入るため平均寿命が延びるほか、雛が成鳥になる確率も上がるのでしょう。

とくに、1990年ころから、カラスの数が急激に増加しています。その理由として、経済が豊かになり、食べ物が余り、生ごみが大量に捨てられる時代になったため、カラスも恩恵を受けるようになったと考えられているようです。

天敵が少ない

人間はある意味カラスの天敵ではありますが、命を奪うことは少なく危害を加えることもほとんどありません。
一方山や森などの自然の中にいる猛禽類は、カラスを襲い捕食しようとします。
命の危険がある自然界に比べれば人間の住む街は安全であるため、街に移り住むカラスも多いのでしょう。

街にカラスが増えている理由は住みやすさ

カラスが及ぼす人間への被害

カラスはゴミを荒らすことが多くありますが、生ごみが散らかってしまうと見た目も悪く、臭いも広がります。栄養豊富な食べ物でカラスの寿命を延ばすことにもつながってしまうでしょう。ごみを集める場所は、倉庫のようなものにして鍵をかけたり、扉が閉められたりできると安心ですね。

生ごみを荒らしているイメージが強いカラスですが、カラスによる被害はほかにもありますので、見ていきましょう。

・野菜や果物だけでなく、鶏の卵やヒナを食べてしまう
・家畜をくちばしでつっついて傷を負わせる
・家畜のエサを横取りして食べてしまう
・カラスの雑菌がヒトの傷口から体内に入り、感染症を引き起こすこともある

ただし、カラスの個人での駆除は鳥獣保護管理法による厳しいルールが存在します。鳥獣保護管理法とは、日本に生息している哺乳類や鳥獣の保護や狩猟、管理について定めた法律です。個人的に駆除をおこなってしまうと、法律に違反してしまうことがあるため注意しなければなりません。

さらに、カラスは頭のよい動物としても有名な鳥です。個人でできることをしても慣れて被害がまた出てしまうことも考えられます。

カラス被害にお困りの場合や対策を考えている場合は、業者に相談してしっかりした対策を取っていきましょう。

カラスが及ぼす人間への被害
      

カラスの死骸を見かけないのはなぜか

街でカラスをよく見かける割には死骸を見かけることはほとんどありませんよね?
そのようなことから「カラスは100年以上生きる」といった都市伝説も噂されているほどです。

実はカラスの死骸をほとんど見かけない理由は、巣作りの場所が関係しています。街中でよく見かけるカラスですが、その巣は森林の中に作ることが多いのです。カラスは体調がよくなかったり、寿命が近づいたりすると自分の巣で余生を過ごします。そのため、不慮の事故でもない限り街で死骸を見ることはほとんどありません。

また死んでしまったカラスの死骸は、ほかの動物のエサになっていることが多く、そのような点もカラスが死骸として見つかることが少ないのかもしれません。しかしながら、畑や空き地が多くある地域ではカラスの死骸をよく見かけるようです。

万が一、街の中でカラスが死んでいたら、市に依頼すれば動物の死骸を処理してくれます。近所の人や通りかかった人が連絡すれば来て回収処理をしてくれるので、知らず知らずのうちに回収されているのもカラスの死骸を見ない要因のひとつなのかもしれません。

カラスの死骸を見かけないのはなぜか

まとめ

カラスの平均寿命は10~15年ほどと言われており、鳥類の中でも比較的長生きです。それに加え、天敵である猛禽類がいる山や森から安全でエサも豊富な街に移り住むことで爆発的に数を増やしつつあります。そのため、生ごみを荒らされるなどときに被害を受けることもあるでしょう。

また、街で暮らすカラスは不慮の事故がない限り命を落とすことは少なく、寿命を迎えるときは自分の巣でひっそりと息を引き取るため死骸を見ることもほとんどありません。

もしカラスに関してなにかお困りごとやご相談があれば、カラスの駆除ができる業者へ依頼をしましょう。生命力が強く、頭も良いカラスも追い払ってくれることでしょう。

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