鳩よけスプレーはタイミングが重要！鳩よけになる時期の見極め方

鳩はとても執念深い性格をしており、鳩よけをベランダに施しても、なかなか効果がないというお声が多く寄せられます。

なぜ、鳩が寄ってくるのかというと、巣作りできる安全な場所をさがしているからといわれています。
鳩が安全な場所だと判断してしまうと、次第にベランダは糞まみれの羽だらけになり、昼も夜もずっと鳩の鳴き声を聞き続ける羽目になってしまうでしょう。

もし、鳩が私たちの住む家にやってきたら、鳩スプレーを使い、鳩を早めに対策をすることが大切です。
しかし、鳩スプレーは「虫よけスプレー」のようなもの。
一時的な効果は確かに見込めるのですが、追い払うには力が及ばないことが多いのです。

鳩除けスプレーを使う前に、鳩についての知識を身に着けて正しく対策していきましょう。

鳩よけスプレーは「虫よけスプレー」みたいなもの

鳩よけスプレーとは、鳩の嫌いな臭いを使って、近づかせないようにする目的で販売されているものです。
しかし、多くの鳩よけスプレーの主成分は、食品添加物としても使用されているハーブ系の植物エキスです。
この臭いは確かに鳩が嫌うものなのですが「ここは嫌な場所だ」と学習させるには今ひとつ効果が弱いといえます。

なぜなら、鳩除けスプレーは「虫よけスプレー」と似たようなものだからです。
蚊に刺されないために身体に吹き付ける虫よけスプレーに効果があるのと同じようなものですから、一時的にはもちろん効果があります。

鳩よけスプレーの有効時間の目安

鳩よけスプレーの効果は、だいたい3~４時間で臭いの効果はなくなると考えていただいていいでしょう。

鳩よけとしてベランダに撒くのには、適していません。
「なら臭いがなくならないようにスプレーし続ければいつかは……」とお考えになるかと思いますが、鳩はとても執念深い性格をしているのが問題です。

3時間ごとにスプレーし続けるのはさすがにしんどいといえます。
鳩はちょっとやそっとではお気に入りの場所を嫌いになってくれません。
手を焼いているうちに鳩の数はどんどん増えていってしまうことがあり得ます。

もし、鳩がベランダに来て困っているなら、鳩よけスプレーでは力不足です。
効果のある方法を実践する必要があります。

できるなら、鳩駆除のプロに依頼を検討してみてください。

「鳩の巣をみつけた！」鳩よけスプレーはもう効きません。

残念ながら鳩除けスプレーは、すでに巣を作り始めた鳩を追い出す効果は全くありません。
巣を見つけてしまったのに、自己流の鳩の退治をベランダで行うと、被害を拡大させてしまうおそれがあります。

また、巣を作られていなかったとしても、しょっちゅう鳩が出入りしいて糞で汚れているようだと「ここは安全だ」とすでに判断されている可能性が高いといえます。

早い段階で鳩駆除のプロを頼っていただきたいものですが、「できるなら費用を抑えるためにも自分で」と考えられている方も多いことでしょう。
そこで、効果のある鳩よけ対策の手順をご紹介していきます。

鳩よけしたいならグッズを使うより、まず掃除を。

まずは、鳩に汚された場所をきれいに掃除することが必要です。
糞や羽で汚れたところにスプレーを撒いてしまうと、鳩が臭いに気付かないことがあります。そのため鳩の退治は、ベランダだと難しいことがあります。

鳩の糞には病原菌やカビがたくさん含まれているので、お掃除は慎重に行ってください。

直接吸い込んだり、触れることがないように注意して掃除を進めるようにしなくてはいけません。
さらに、鳩の糞掃除に使った道具の処分も行ってください。
糞掃除のときに着ていた服は安全のために処分することをおすすめします。

なるべくなら、鳩駆除のプロにお掃除も任せていただくのが安心だといえます。
さらに、野外で使う場合もあまり効果がありません。

雨や風で匂いが散ってしまい、効果が激減してしまう点には注意が必要です。

鳩よけできるタイミングを逃さないでください。

鳩よけスプレーを使うベストなタイミングは、鳩が最初に寄ってきたときです。

初めて飛来してきた時、鳩は本当にその場所が安全なのかを確認しています。
鳩にとって嫌な臭いが充満していれば巣をかけようとはしませんから、早い段階なら鳩スプレーで撃退できることがあります。

できれば、「鳩がうろうろしているな」と思い始めた段階でプロにご相談いただけると、被害が出ないうちに鳩を撃退できるでしょう。

鳩の被害には段階があり、どの段階にあるのかをプロは的確に判断して「鳩よけ」をベランダに施すので高い効果があるのです。

この段階が上がっていけばいくほど、忌避剤で鳩を撃退するのがプロでも難しくなっていきます。

(1) 休憩鳩
鳩が羽休めに使える場所ていどに思っている段階です。
この段階であれば、スプレータイプの忌避剤をかけたり固形タイプの忌避剤を設置したりして対応することがあります。
鳩駆除のプロへ依頼された場合は、より効果の高いジェルタイプの忌避剤をはじめから使うケースもあります。

(2)待機鳩
鳩に比較的安全な場所だとみなされている段階です。
ほかの鳩との合流地点に使うようになるので、被害がだんだんと大きくなっていきます。
スプレータイプや固形タイプの合わせ技、あるいはジェルタイプの忌避剤を使って、早急に鳩を撃退できるようにしていきます。

個人では「鳩よけ」をベランダに施しても効果が実感しにくい段階ですが、プロならまだ比較的すぐに効果を発揮できる段階です。
そのため、プロに依頼をするならよいタイミングといえます。
無料の見積もりを数社取って比較すれば、信頼できる鳩駆除業者を選べるでしょう。

(3)ねぐら鳩
ここは安全な場所だと鳩に認識されてしまった段階です。
この段階は鳴き声による騒音や大量のフンによる被害が大きくなっていきます。

この段階になると、スプレータイプや固形タイプの忌避剤で撃退するのは難しく、ジェルタイプの忌避剤でも対処ができなくなってしまうでしょう。
鳩駆除のプロに依頼される方の多くが、この段階であることが多いです。

この段階を見逃してしまうと、鳩の駆除に苦労することになってしまいます。

できれば、自己流の判断を避け、確実に鳩よけを成功させるプロへ相談することをおすすめします。

(4)巣作り鳩
巣を作って子育てをしても問題ないと鳩にみなされた段階です。
この段階になってしまうと、帰巣本能や縄張り意識がとても強くなってしまっています。

鳩を追い出すプロでも、なかなか苦労する段階です。

忌避剤だけで追い払うのは不可能な状態ですので、できるならプロへ依頼された方がいい段階といえます。
プロへ依頼するか迷われているのであれば、早めに無料の見積もりを取り、どうするのかを決めることが大切です。

鳩よけに効果のある忌避剤を紹介します

ピーコン忌避剤 スプレー

さまざまな鳩よけスプレーのなかからおすすめしたいのが、「ピーコン忌避剤」となります。
こちらの鳩よけスプレーは高い鳩よけ効果が期待できるだけでなく、毒物や劇物を使っていないので体にも安心というメリットがあります。

ただし、ピーコン忌避剤にはリモネンという香料が含まれており、この香料はPET樹脂以外の樹脂にひび割れや浸食などの被害をもたらす場合があります。
使用する際には、PET樹脂以外の樹脂に直接スプレーしないようにしましょう。

鳩を追い払ういろいろな忌避剤

薬剤の力で鳩を追い払う忌避剤には、鳩よけスプレー以外にもいくつか種類があります。

ご家庭の環境や鳩が出没する場所によって、使用する忌避剤を選ぶようにしましょう。
この項目では、各種類の説明をおすすめの商品と一緒に紹介していきます。

　

【固形タイプのおすすめ商品】

固形タイプは、ベランダの上などに設置することで効果を発揮する忌避剤です。
物干しに吊るすものや、テープで被害箇所に直接貼り付けるものがあります。

水に濡れると溶けてしまうものが多いので、雨風に晒されない場所で使うようにしましょう。

防ハトグッズはとにげ~る忌避剤10ヶ入り

固形タイプの忌避剤のなかでもおすすめしたいのが、この「はとにげ~る」となります。

ハトが留まりやすい場所に15cm間隔で貼り付けるだけで、鳩が寄り付かないようになるのです。
植物エキスを使用しているので、人体への悪影響を心配する必要もありません。

　

【ジェルタイプのおすすめ商品】

ジェルタイプは、鳩が留まる場所に塗布することで効果を発揮する忌避剤です。
べたつくうえに嫌な臭いを発するジェム脚に付着するのを嫌がる鳩が、近寄らなくなるようになります。

景観は少々悪くなりますが、ものによっては1年以上効果が続く場合もあります。

ハートジェル

ジジェルタイプでおすすめなのが「ハートジェル」です。
塗布するのにほかの道具を利用する必要がないので、手軽に使用することができます。

雨風に晒されても流れにくいので、かなり長い期間鳩よけ効果に期待ができるでしょう。

鳩の忌避剤で効果を実感するためのひと手間とは

鳩の忌避剤で効果を実感するため大切なことがあります。
固形タイプもジェルタイプも、鳩のフンを掃除してから使用するようにしてください。

鳩よけスプレー以外にも、鳩が寄り付かなくなるアイテムはたくさん販売されていますが、これまで紹介した商品で効果が実感できなければ、あまり差はないと考えられます。

固形タイプとジェルタイプの忌避剤を試しても、鳩がベランダからいなくなってくれない場合は、素人の方では対策が難しくなってくる段階といえます。

それは都市伝説級。全くハトよけに効果がない方法はしないこと

効果のあるベランダの鳩の対策は、「忌避剤の使用」と「物理的対策（ネットなど）」となります。

「どんなに胡散臭そうな鳩よけ方法でも、ベランダから消えてくれる可能性があるならためしたい……！」と藁にすがりたくなったとしても、下の方法は鳩よけに効果がないものです。

もし鳩よけで「ベランダに何をすればいいかわからない」という方がいらっしゃいましたら、お電話をお待ちしております。

CDは効果なし

昔から、CDを釣り下げておくと鳥よけになるという噂があります。
実はこの鳩よけ方法、最初の方は効果を発揮してくれるものの、光の反射が無害なことがすぐに学習されてしまうという欠点があります。

CDを無視して、すぐにハトのたまり場へ元通りになってしまう方法なのです。
長期的な鳩よけ対策としては適しているとはいえません。

磁石も効果なし

鳩は地球の磁場を頼りに飛んでいるので、強力な磁石で磁場を狂わせれば鳩は飛べなくなる、という噂もあります。
磁場が乱れると鳩の方向感覚は悪くなるのは事実だそうですが、飛べなくなるわけではありません。

そもそも、磁場が乱れるほど強力な磁石をそこら中に置くのは、私たちの生活にも悪影響が出てしまうでしょう。

鳩の磁場を狂わせられるほど強力な磁石はなかなか手に入らないので、ほぼ試す価値はないといえます。

プロが行う「鳩よけ」。ベランダに巣を作っている場合の対処方法

本当に効果がある「鳩よけ」は、地道な作業が必要不可欠です。
効果のある「鳩よけ」をベランダに施こすには、鳩の習性について学び、実際に観察する努力がいるでしょう。

ご自分でベランダの鳩対策をされる場合は、下の２つのポイントを整理してみましょう。

鳩は、縄張り意識と、場所への執着心が強い鳥です。
例えば、すでに巣を作ってしまっていたり、何度も鳩が飛来したりしている場合は、鳩がその場所を「自分の縄張り」と判断してしまっていると考えられます。
この状態の鳩に、鳩よけスプレーをかけても効果がありません。

鳩よけスプレーを直接かけて撃退したとしても、すぐに戻ってきてしまします。
こうなった鳩には、下の対策を施して撃退してきます。

防鳥ネットで鳩対策

ねぐら鳩や巣作り鳩の段階で有効な鳩対策が、防鳥ネットとなります。
主にベランダの開口部などに設置することで、鳩が入ってくれないようにするのです。
縄張りに入れなくなった鳩は、防鳥ネットをクチバシで何度も引っ張ったりするので、なるべく丈夫なものを選ぶことが大切です。

防鳥ネットを張るうえで注意したいのが、思わぬ箇所からの鳩の侵入です。
鳩は羽をたたむと想像以上にサイズが小さくなるので、わずかな隙間からでも侵入できます。
防鳥ネットは隙間ができないように張り、上下をしっかりと留め付けることを意識してみてください。

停止防止器具

防鳥ネットのほかにも、停止防止器具が鳩対策に有効です。
こちらは、スパイクや剣山を設置して鳩が留まれないようにすることで鳩よけをする器具となります。
防鳥ネットと比べ、景観をあまり損なわないメリットがあります。

ただし、器具を隙間なく埋めておかないと、器具の隙間に鳩が巣を作るおそれがあります。
設置する間隔や、場所を慎重に選び、妥協しないことが大切なポイントです。

鳩が群がるような場所は、鳩にとっては安全な場所だからこそ、人間には作業しにくい危険な場所であることが多いものです。

無理のない鳩よけから実践するようにしてくださいね。

まとめ

手軽に使える鳩よけスプレーですが、鳩対策になるのは初期被害の段階だけです。
もし鳩が頻繁に飛んでくる場合には、鳩よけスプレーではなくジェルタイプの忌避剤や防鳥ネットで対策をする必要があるでしょう。

自分で頑張ってみてもなかなか鳩がいなくならないと思ったら、一度専門の業者に駆除の依頼や相談をしてみてください。
鳩駆除のプロだからこそ、被害段階に応じた適切な対策を行うことができます。

鳩対策はスピードが命です。
なんだか最近家の付近でやたらと鳩を見かけるなと感じ始めたら、早めに対策を行うのが大切なのです。
効果のある「鳩よけ」をベランダに施して快適な生活を守っていきたいですね。